[アップデート] わずか15分!Redshift クラスターのノードタイプ変更が Elastic resize で可能になりました!

ノードタイプの変更が捗りますね!
2020.04.07

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

本日のアップデートで Redshift クラスターのタイプ変更が Elastic resize で可能になりました。

来るのかなー、と思って待ってましたが遂にきましたね!

何が嬉しいのか

従来、Elasitic resize ではノード数変更に対応しておりましたが、ノードタイプの変更には対応しておりませんでした。そのためノードタイプの変更には Classic resize で対応する必要があり、どうしても数時間から数日のダウンタイムが必要でした。(リサイズ中は Elastic/Classic ともに読み取り専用になります)

今回、Elasitc resize でのノードタイプ変更がサポートされたことによって、短いダウンタイムでノードタイプの変更が可能となりました!

制限

  • 対応するクラスターバージョンは 1.0.10013 以上
  • (一部ノードタイプでは利用できないようですが、ドキュメント更新待ちです)

やってみる

今回、ds2.xlarge 2ノード のクラスターを準備しましたので、こちらを Elastic resize したいと思います。

対象のクラスターを選択し、[ Actions ] - [ Resize ] を開きます。Resize cluster のメニューが開きますので、Elastic resize を選択します。


するとノードタイプが選択できるようになっていますね! ds2.xlarge から変更できるノードタイプは dc2.xlargera3.4xlarge となっており、よりサイズの大きい ds2.8xlarge, dc2.8xlarge, ra3.16xlarge は選択できないようですね。今回は ra3.4xlarge に resize したいと思います。


ra3.4xlarge を選択した場合、指定可能なノード数は現状と同じ 2 のみでした。dc2.xlarge であれば、2 か 4 が選択できるようですが、このあたりの制限はドキュメントが更新されたら確認しましょう。今回は Resize the cluster now を指定して即時 resize を指定して Resize now で実行します。


データが空の状態ですが、わずか 15 分でノードタイプの変更が完了しました!はやい!!(実行してる時刻が am 3:00 とかは気にしないでください・・)


ちなみに Classic resize だと同じ条件で 30 分以上掛かりました。データが詰まっているともっと差が顕著に出てくるかと思います。

簡単ではありましたが、検証は以上です!

さいごに

これまでノードタイプの変更には長時間のダウンタイム(読み取り専用)が伴うこともあり、調整に苦労する場面も多かったかと思いますが、今回のアップデートでかなり柔軟なスケジュールで実施が可能になったかと思います!

停止調整が難しく RA3 タイプへの変更に二の足を踏んでいるユーザー様がおられましたら、これを機に検討してみてはいかがでしょうか!

以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!

あわせて読みたい