[GitHub Actions]Workflowに指定しているubuntu-latestが18.04から20.04に!あなたのWorkflowは大丈夫?[年末年始休暇前に要チェック]

ActionsのWorkflowに使っていた環境環境へubuntu-latestを指定している場合に、11月30日から数週間にかけてメジャーバージョンアップが行われることをIssue通して知りました。気が付かなかったら年末年始休暇を返上してのトラブルに繋がりかねないと感じ、書いてみました。
2020.11.30

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はじめに

影響の大きいissueについて、実行後のログに警告としてのみあっさりと出してくれるのは気が付かない人多いのではないかなと思うこの頃です。

Workflowで利用する仮想環境イメージをubuntuにしている場合に、ubuntu_latestとされている方はそれなりにいるかと思われます。Actionsのサンプルがubuntu_latestとなっているケースも多いですから。

そんなubuntu_latestが11月30日から数週間にかけて、18.04から20.04にメジャーアップデートされます。大体のケースで依存ライブラリ周りでのトラブルが予期されるやつです。AWS関連だと主にCLIが該当してきます。

Issue作成日から結構日程たっていて、且つ今日からメジャーアップデート開始期間という若干手遅れ感が否めませんが、まとめてみました。

今回のアップデートで影響が出る範囲

以下のIssueで上がっています。

  • AWS CLI
  • .NET Core
  • Java
  • Android
  • Ruby
  • Ruby toolcache
  • Python3
  • PHP
  • Azure PowerShell
  • Boost
  • MySQL
  • SVN
  • Swig
  • libcurl apt package
  • Clang

AWSを利用している場合、即影響が出てきそうなのはAWS CLIとPython3あたりでしょうか。Python3については3.8.2以降になる点も注意が必要です。

20.04への対応が難しい場合

runs-onの指定をubuntu-latestからubuntu-18.04に変更しておきましょう。

before after
jobs:
deploy:
name: Deploy
runs-on: ubuntu-latest
jobs:
deploy:
name: Deploy
runs-on: ubuntu-18.04

あとがき

警告に気がつくのが遅れてしまい、トラブルが発生してからの後手対処になるところでした。一応以下のマークがつくのですが、色々なissueがひとまとめのポップアップとなってしまうところが難点です。

年末年始に大慌てしないように、今のうちから対処しておきましょう。

参考リンク