FireLens(Fluent Bit)で利用するaws-for-fluent-bitイメージ内のFlunet Bitのバージョン確認方法

FireLens(Fluent Bit)で利用するaws-for-fluent-bitイメージ内のFlunet Bitのバージョン確認方法

aws-for-fluent-bitイメージのバージョンと、Fluent Bitのバージョンは関連性がありません。Fluent Bitのバージョンを確認したいときの簡単なチェック方法を紹介します。
Clock Icon2021.10.01

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FireLensでカスタムログルーティングする用途にaws-for-fluent-bitイメージをよく利用しています。伝えたいことはaws-for-fluent-bitのバージョンと、イメージ内に収まってるFluent Bitのバージョンは一致していません。このイメージのFluent Bitのバージョンは...とよく思うので簡単な調べ方を紹介します。

結論

aws-for-fluent-bitのCHANGELOG.mdを確認する。

aws-for-fluent-bitとFlunet Bitのバージョンと、各種プラグインのバージョンもひと目でチェックできます。

aws-for-fluent-bitとは

Amazon Linux2をベースイメージにFluent Bitと、各種プラグイン込みのコンテナイメージです。各種プラグインはCloudWatch Logs、Kinesis Data Firehoseなど、AWSでFlunet Bitを使うのであればログを送りたくなる先へ必要なプラグインが同梱されています。伊達にAWSから提供されていません、便利です。ありがとうございます。

イメージの入手先

ECR Public Galleryか、Docker Hubから入手できます。

ECR Public Gallery

Docker Hub

私はECR Public Galleryをよく利用しています。Dockerfileは以下のようにベースイメージを指定し、あとはカスタムログルーティング用の設定ファイルをコピーして利用しています。

FROM public.ecr.aws/aws-observability/aws-for-fluent-bit:2.19.2
COPY ./extra.conf /fluent-bit/etc/extra.conf

aws-for-fluent-bitと、Fluent Bitのバージョン

現時点のaws-for-fluent-bitの最新バージョンは2.19.2でした。

Docker Hubも同じです。経験上、ECR Public GalleryもDocker Hubも同時に更新されているので見比べたりは普段しません。

現時点のFluent Bitの最新バージョンは1.8.7でした。

Fluent Bitのバージョンとaws-for-fluent-bitのバージョンは関連がなさそうなことはわかります。 それならaws-for-fluent-bit v2.19.2の中に入っているFluent Bitのバージョンは何なの?となります。

調べ方

よく使う2パターンをご紹介します。

CHANGELOGの確認

aws-for-fluent-bitのCHANGELOG.mdにFluent Bitのバージョンが載っています。以下のリンクを確認するのが手っ取り早いです。ついでにプラグインのバージョンも確認できて便利です。

とりあえず今使うイメージのバージョンだけ確認したいとき

「どっかのリンク見ればいいんだよな」「ブックマークに登録したような気がする」とだけ記憶に残るかもしません。そんなときは思い出したり、検索したりする時間も惜しいです。手元でaws-for-fluent-bitを起動するのが結局手っ取り早いです。イメージをPullするためインターネット環境によりますが、2-3分もあればバージョン確認できると思います。

# 最新イメージの場合
docker run --rm -it public.ecr.aws/aws-observability/aws-for-fluent-bit:latest

起動時のメッセージにFlunet Bitのバージョンが表示されます。

AWS for Fluent Bit Container Image Version 2.19.2Fluent Bit v1.8.6
* Copyright (C) 2019-2021 The Fluent Bit Authors
* Copyright (C) 2015-2018 Treasure Data
* Fluent Bit is a CNCF sub-project under the umbrella of Fluentd
* https://fluentbit.io

バージョンについて補足

aws-for-fluent-bitのイメージのバージョンと、Fluent Bitのバージョンはリンクしていませんと、README.mdに冒頭で触れられています。

Versioning FAQ The version of the AWS for Fluent Bit image is not linked to the version of Fluent Bit which it contains.

aws/aws-for-fluent-bit: The source of the amazon/aws-for-fluent-bit container imageより引用

おわりに

無性にFluent Bitのバージョンを確認したいときは、Fluent Bitのドキュメントを読むときか、トラブルシュート時くらいかもしれません。検索して当記事が引っかかりすぐにバージョン確認できてどなたかの時間短縮につながれば幸いです。

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