2度目のクラスメソッド 〜何故辞め、そして戻ったか〜

クラスメソッドよ、私は帰ってきた!
2020.12.20

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はじめに

どーも、入社3ヶ月(+4年1ヶ月)になります、田中孝明です。

本エントリは クラメソビギナーズの圧倒的成長 Advent Calendar 2020 の 20日目 の記事です。

広義では私もクラメソビギナーという扱いなので、この速さなら言えることを書いていきたいと思います。他に書く機会無さそうなので。

一度目偶然、二度奇跡

最初の入社は 2015年10月 です。

この時は福岡オフィス無かったんですよね。

前々前職(ややこしい)が福岡の会社でしたので、結構タイトな日程で東京への引っ越しをした記憶があります。

この時は福岡にオフィス作る予定は無いって聞いてたのですが...人生何があるか分からないものですね。

立派なオフィスに移転し、今では20名近いメンバーが在籍しています。

しゃれとんしゃ~

COVID-19 の影響で出社する方はほとんどおられませんが、賑やかになってくれることを祈ってます。

勢いで飛び出したあの日

2019年の春ごろに、とある金融系のスタートアップの方々と話す機会がありました。

そこには前々前職(ややこしい)でお世話になったエンジニアの方々がすでに関わっており、 「価値の移動を減衰させることなく、等価値で交換できるようにする」 という技術を実現するために、設計段階から一緒にやってほしいと相談を受けました。

世の中の根底に関わる技術に携わりたいと自分が漠然と思っていたこともあり、またそれを0から作るというキーワードに惹かれことで、後ろ髪を引っ張られる思いを断ち切って飛び込みました。

...おかげで髪はちょっと薄くなったかもしれません。

出会った頃とはまるで違う C++

そのプロジェクトではリファレンス実装が C++ だったということもあり、必死こいて勉強していました。参画されていた方々が lowlayer に詳しかったこともあるのですが。

unique_ptrshared_ptr の効率を考えた最適な使い方(実際にコンパイルされた結果を元に Copy / Move が少ない書き方)をレビューでもらったり、 xvalue について夜遅くまで議論していたりしました。

Socketプログラミング と Kademlia

分散ネットワークの構築に伴い、リファレンス実装をベースに Socket プログラミング、分散ハッシュテーブルの作成をしていました。

依存を減らすために Boost を始めとしたライブラリをなるべく使わないようにと、なかなかストイックな環境でした。

自分たちが把握しきれない動作をするものを減らすという思想の元にプログラミングできたのはいい経験だったなぁと思っています。

分散ハッシュテーブルは色々試行錯誤してましたが普段関わることの無い領域のプログラミングができたのも良かったです。

可視化基盤の作成 〜サーバーレスの知識を活かすぞ〜

ただのP2Pネットワークのプログラミングだと各々のノードがどのように繋がっているのか確認するのが煩雑になるため、それらを可視化する基盤の作成にも取り組みました。

複数のリージョンへ AWS Fargate を展開し、それぞれのデータ収集には、Amazon Elasticsearch Service と Amazon CloudWatchを利用、 データの結合や可視化を行う処理で、AWS Lambda と Graphviz を利用しました。

1000 ノードくらい同時に立ち上げ、それらが数秒で接続されていく姿を見た時は感動しました。(課金額がすごいことになるため、回数限定の検証でしたので...)

さよならはとつぜんに

肝心のプロトコル開発に着手の矢先に ** 禁則事項のため削除 ** が発生し、開発チームが解散となってしまいました。

この時は頭真っ白で「何も考えれん」って状態だったのですが、方々からのお声に救われました。

本当に皆様ありがとうございました...

何故戻ったのか

一度出てから再確認したことでもあるのですが、以下の点が私がこれから伸ばしていきたいことに合っていたので再入社しました。

  • 技術領域が広い
  • 社内転職がやりやすい
  • ダイバーシティ推進
  • 圧倒的なスピード感
  • まだ一緒に働いていない人たちと働きたい

再入社までわずか11ヶ月だったのですがこんなに変化するのか...っと驚いています。

とりあえず今はフロントエンド頑張っています。 React なんもわからん。

色々周りが見てくるようになってきたら他チーム、他の部署も視野に入れて動けたらなぁと考えています。

まるで成長していない...?

こういうドヤ記事書いて辞めた手前、何かしらパワーアップしていないと「まるで成長していない」と言われそうでしたので AWS 認定 データベース – 専門知識 を取得し、 AWS認定資格12冠 を達成してから入社しました。

入社前だと資格取得補助が出ないので、やらなきゃよかったと後悔しています。

さいごに

色々乱雑に書いてきましたがこれで 20日目 は終わりです。

明日クラメソビギナーズの圧倒的成長 Advent Calendar 2020の21日目は Haeunさんです。

そしてクラメソ卒業生のみんな、 いつでも帰ってきてええんやで。