
Claude の学習スタイルを使って理解が定着する学習をする方法
人材育成室 育成メンバーチームで 研修中の はすと です。
今回は、最近私がよくやっている学習方法について紹介します。
Claude code の 学習モードについての記事はよく見るのですが、Claude モバイル版とブラウザ版にある学習モードについてはあまり知られていない気がしたので紹介します。
学習スタイルとは
元々は、2025年4月に 「Claude for Education」 の機能として登場し、2025年8月に全ユーザーに解放された機能で、答えを直接教えるのではなく、ユーザーの思考プロセスをガイドしてくれるモードです。
学習スタイルに切り替える
今回説明には、ブラウザ版を使用しますが、モバイル版もほぼ同じUIになるので問題なく操作可能だと思います。
まずは、見慣れたチャット入力欄の左下にある プラスマークを押す→ スタイルを使用 → 学習 を選択します。

すると、入力欄左下のプラスマークの右に Learning マークがつきます。

これで準備はOKです。
活用方法
まずは、Claude に 何について学びたいかを伝えます。
今回は、DOMについて学んでみることにします。

質問した内容への概要を解説しつつ、現状の私の理解度も確認してくれます。
Hasutoさんは普段フロントエンド開発でDOMに触れていると思いますが、まず今の理解度を確認させてください。
DOMについて、現時点でどのあたりまで理解していて、どの部分を深掘りしたいですか?
通常のチャットだと、一気に回答が返ってくるため、情報量が多く読むのが辛かったり、そもそも理解できない単語が返ってきて、別で調べたり追加質問していくことになると思うのですが、こちらの理解度を事前に確認してくれるので、私の理解度に沿って教えてくれます。

私の理解度を把握した上で、解説をスタートしてくれます。解説をしてくれた後に、Claude が私に理解度を確かめる質問を投げかけてくれます。
ここで質問です
TypeScriptコンパイラの文脈で「トークナイズ」がどういう処理か、Hasutoさんは理解していると思います。じゃあ、HTMLのトークナイズはTypeScriptのそれと比べて、何が同じで、何が違うと思いますか?
質問に対して、自分の言葉で答えようとすることで、アウトプットに繋がり自分の頭で整理することに繋がっていると感じます。

自分の理解がズレていてた場合は、それを踏まえて丁寧に解説をしてくれるので、まるで研修の講師に教わっている感覚になります。
そして、また最後に質問を投げかけてくれるので、その質問に答えてを繰り返すことで学習していきます。
+α の活用方法
- 音声入力を活用する
Claude からの質問に対する回答を、音声入力することで、自分の言葉で言語化しようとするので、自分の言語化能力に悩んでいる方にはお勧めです。
- メモリ機能をONにする
Claude にはメモリ機能というものもあって、これをONにすることで過去に話した内容を踏まえた上で会話をしてくれます。
そのため、過去に学習した内容をもとに解説や質問を投げかけてくれるのでとても便利です。
設定>機能>メモリー>チャット履歴からメモリーを生成 をオンにすれば有効にすることができます。

なぜ効果があるのか
通常モードでは、AIからの回答から全体像を一気にインプットして 「流れはわかった」 という気になります。しかし、実は各ステップごとの理解は曖昧なまま通過してしまうことがあります。
それを学習モードでは、ステップごとにアウトプットを求められるので、自分の知識から引き出そう(アウトプット)とした時に、「あれ?わからない」 となり、理解の穴が明確になり、埋めた上で進めることができます。
通常モードで起こっている、理解した気になる現象には、実は名前がついていて、流暢性の錯覚(illusion of fluency)といいます。
これは誰かの説明を聞いてすぐ思い出せる状態から、今後も覚えているだろうと錯覚してしまうことや、簡単に説明されたことを深く理解したと勘違いしてしまうこと。
まとめ
理解した気になってしまう現象は、AIに教えてもらう以外にも、読書や研修などでも同様のことが起こると思います。
知識をインプットした瞬間はすぐ思い出せるので、めっちゃ成長した!という気になりがちなのですが、実は全然定着していなくて、とっさに聞かれた時や思考するときに、学んだはずの知識が全然出てこないなんてことが私はよくあります。
その解決策としてよく挙げられるのが、アウトプットです。記事の執筆や、登壇をしたりすることで自分の引き出しから知識を出す必要が出てくるので理解の穴に気づくことができます。しかし、記事の執筆や登壇は時間もかかるため腰が重いこともあります。
そんな時こそ、Claude の学習スタイルを活用して、理解が定着する学習をしてみてはいかがでしょうか。
参考








