Cloud Functions for Firebase[BETA] を使ってみる (プッシュ通知編)

Cloud Functions for Firebase[BETA] を使ってみる (プッシュ通知編)

Clock Icon2017.04.07

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こんにちは、橋本です。

前回につづいて Cloud Functions for Firebase を使っていろいろやってみたいと思います。

今回は、実際アプリでよくありそうな、"何かのイベントが起こったときにプッシュ通知を送る" を実装してみようと思います。

必要なもの

  • Firebase tools
  • プッシュ通知が受け取れるアプリ(今回はAndroidアプリを作成しました)

概要

今回は、 Realtime Database Triggers を使って、Databaseの変更イベントを受け取って、プッシュ通知を送ってみたいと思います。

初期設定や、前回作成したAPIなどを利用していますので、詳細は下記の投稿をご確認ください。

実装

通知を受け取るアプリの実装(Android)

※ 通知の際に必要なデバイストークンの取得処理は省略しています。

FCMを受け取れるようにFirebaseMessagingServiceを継承したクラスで、以下のように実装しました。 ペイロードの titlemessage を受け取るようにします。

@Override
public void onMessageReceived(RemoteMessage remoteMessage) {
    super.onMessageReceived(remoteMessage);
    String title = remoteMessage.getData().get("title");
    String message = remoteMessage.getData().get("message");
    
    if (title != null && message != null) {
        NotificationCompat.Builder builder = new NotificationCompat.Builder(getApplicationContext());
        builder.setSmallIcon(R.mipmap.ic_launcher);
        builder.setContentTitle(title);
        builder.setContentText(message);
        NotificationManagerCompat.from(getApplicationContext()).notify(1, builder.build());
    }
}

Functions の実装

前回 のAPIを作成した際に利用したDatabaseをそのまま使います。

前回の index.js に、以下のFunctionsを追加しました。

const token = "<端末で取得したデバイストークン>";

exports.push = functions.database.ref("/product/{itemId}").onWrite(event => {

    const item = event.data;
    const payload = {
        data: {
            title: "test",
            message: item.child("name").val() + "を追加しました",
        }
    };

    admin.messaging().sendToDevice(token, payload)
        .then(pushResponse => {
            console.log("Successfully sent message:", pushResponse);
        })
        .catch(error => {
            console.log("Error sending message:", error);
        });

});

上記のサンプルでは、デバイストークンを直書きしていますが、実際はDatabaseなどに保持しているものを利用することになると思います。

Realtime Database Triggersを利用することで、  "/product/{itemId}" の変更を検知してプッシュ通知を送れるようになります。 前回も使用しましたが、Firebase Admin SDKではプッシュ通知を送ることも可能です。

これでdeployしたら準備完了です。

スクリーンショット_2017-04-07_16_01_51

動作確認

Databaseの追加には、前回作成した登録APIを使用します。 以下のPOSTリクエストを送信してみます。

{
  "name" : "hogeアイテム",
  "price" : 1234
}

Databaseにアイテムが追加されました。

スクリーンショット_2017-04-07_16_31_34

Functionsのログも成功しました。

スクリーンショット_2017-04-07_16_32_20

そして、プッシュ通知も届きました!

スクリーンショット_2017-04-07_16_30_36

以上です。

参考

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