
エグレス料金ゼロ!Cloudflare R2 でカスタムドメインを使ったファイル公開ガイド
こんにちは、アノテーション カスタマーサクセス部 運用支援チームの kaz です!
はじめに
個人的な用途ではじめて Cloudflare R2 を公開バケットとして使う機会があり、せっかくなので設定方法を備忘録として残しておこうと思います。
今回は以下の流れで Cloudflare R2 を設定します。
- Cloudflare R2 の作成
- カスタムドメインのセットアップ
- ファイルのアップロードして公開
前提条件
- Cloudflare のアカウントを持っている
- Cloudflare R2 をサブスクリプションしている
- ドメインを持っている(今回は Cloudflare で取得した個人ドメインを利用します)
やってみた
1. Cloudflare R2 の作成
まずは、Cloudflare R2 のダッシュボードから[バケットを作成]をクリックして R2 を作成します。
作成時のオプションはこれだけです。
基本的にはデフォルトで問題ないはずなので、このまま[バケットを作成]をクリックします。
はい。作成できました。
(え、これだけ・・・!?って思ってしまうくらい簡単でした)
2. カスタムドメインのセットアップ
では、カスタムドメインをセットアップします。
今回は Cloudflare で取得した個人ドメインを利用して設定します。
ダッシュボードで[設定]をクリックして、カスタムドメイン欄の[追加]をクリックします。
ドメインを入力して[続行]をクリックします。
また、最小 TLS バージョンは TLS 1.2
を選択しましょう。
Cloudflare でドメインを取得していると DNS レコードの設定を自動で行ってくれるようです。
とくにこれで問題ないので、下部にある[ドメインに接続]をクリックします。
少し待つと、ドメインが接続されてアクティブになりました!
3. ファイルのアップロードして公開
公開されていることを確認するために、ダッシュボードから適当なファイルをアップロードしました。
今回は適当に文字を入れた index.html
をアップロードしました。
オブジェクトの詳細を見ると、カスタムドメインが付加された URL が表示されます。
そして、その URL にアクセスするとアップロードした HTML ファイルが表示されます。
このように、カスタムドメインを設定することで簡単にファイルを公開できました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まず、Amazon S3 並みに簡単に使えることにめちゃくちゃ驚きました!(むしろ、Amazon S3 よりも簡単に使えると思います)
また Amazon S3 と比較して Cloudflare R2 はエグレス料金ゼロや、ストレージあたりの料金も安いため、コスト面でも優位性があると思います。
料金の詳細は以下のページをご覧ください。
カスタムドメインは本番環境では必須になると思うので、この設定方法が参考になれば幸いです。
参考
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