AWS CloudFormation のテンプレートリファレンスが「AWS CloudFormation Template Reference Guide」として新しくなりました
2025.06.09いわさです。
AWS には日々新しい機能が追加されていますが、CloudFormation で新機能が使えるようになるまでに少しタイムラグがある場合があります。
AWS CloudFormation のリソース追加は AWS What's New でアナウンスされないことも多く、別のアップデートを知るためには別の方法を取る必要があります。
これまでは CloudFormation ドキュメント上にテンプレートリファレンスの項目があり、こちらの更新履歴を確認することで CloudFormation の新リソース追加やプロパティ変更を知ることが出来ました。
以下は本日時点の日本語ドキュメントです。こちらはまだ旧テンプレートリファレンスを使うことが出来ます。
私もしばらくこちらの RSS をウォッチしていたのですが、先日ついに使えなくなりました。
そしてこちらの日本語ドキュメントの各リソースへのリンクも妙なリダイレクトがされ正常に使えない状態になっていると思います。
新しいテンプレートリファレンスが登場
従来のテンプレートリファレンスから得られる情報は非常に多かったので困っていたのですが、調べてみると無くなったわけではなく新しいドキュメントが登場していました。
それがこちらの「AWS CloudFormation Template Reference Guide」です。
英語版の場合、AWS CloudFormation のドキュメント群にも追加されています。日本語版が更新されるまではしばらくは英語版を使うようにしましょう。
AWS CloudFormation Documentation より引用
内容は従来と全く同じで、リソースタイプごとの詳細なリファレンスとなっています。
また、こちらのドキュメント更新履歴ページからは RSS も公開されていますので CloudFormation リソースの追加や更新をウォッチしたい場合はこちらの RSS フィードに切り替えましょう。
Document history for the AWS CloudFormation Template Reference - AWS CloudFormation より引用
旧リンクはそのまま使える
ちなみにユーザーガイド上の旧リンクですが、英語版は新しいテンプレートリファレンスガイドの対象リソースにリダイレクトされるようになっています。
% curl -I https://docs.aws.amazon.com/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/aws-resource-cognito-userpoolclient.html#cfn-cognito-userpoolclient-refreshtokenrotation
HTTP/1.1 301 Moved Permanently
Content-Type: text/html; charset=iso-8859-1
Connection: keep-alive
Date: Sun, 08 Jun 2025 21:52:36 GMT
Server: Server
Cache-Control: max-age=600
X-Frame-Options: SAMEORIGIN
Strict-Transport-Security: max-age=47304000; includeSubDomains
X-XSS-Protection: 1; mode=block
X-Content-Type-Options: nosniff
Content-Security-Policy: upgrade-insecure-requests; script-src 'self' 'unsafe-inline' *.awsstatic.com *.cdn.uis.awsstatic.com *.cdn.console.awsstatic.com d2c.aws.amazon.com a0.awsstatic.com *.feedback.console.aws.dev; object-src 'none';
Location: https://docs.aws.amazon.com/AWSCloudFormation/latest/TemplateReference/aws-resource-cognito-userpoolclient.html
X-Cache: Miss from cloudfront
Via: 1.1 1fa94c2c9b19b579f27a8a2af29f489c.cloudfront.net (CloudFront)
X-Amz-Cf-Pop: NRT12-P5
X-Amz-Cf-Id: LmjO1sUIcIkSLVMUZPn_C3m2eEa-tLnpkvxWn0nnJnoM06usf_SRvA==
私もよくブログでリソースタイプごとのドキュメントを埋め込むので心配だったのですが、この新しいは旧リンクからそのままリダイレクトで新ページにアクセスさせれそうです。
さいごに
本日は AWS CloudFormation のテンプレートリファレンスが「AWS CloudFormation Template Reference Guide」として新しくなったので紹介しました。
従来の CloudFormation ドキュメントとの使い分けですが、リソースタイプ・組み込み関数・ヘルパースクリプトなどの細かいリファレンスに関してはテンプレートリファレンスガイドを、CloudFormation コンソールや API の機能や使い方に関するものは従来のドキュメント、として今後は使い分けることになります。
RSS のエラーでウォッチをやめてしまった方や、日本語ドキュメントから新しいテンプレートリファレンスガイドに辿り着けなかった方は参考にしてください。
