
【イベント開催レポート】 『【ジュニチャン大盛】みんなのAWS CDK事情大公開スペシャル#3』を開催しました #cm_cdk_special
リテールアプリ共創部マッハチームのるおんです。
先日2025年09月16日(火)、クラスメソッド日比谷オフィスで【ジュニチャン大盛】みんなのAWS CDK事情大公開スペシャル#3
という勉強会イベントを開催しました。
イベントページはこちら:
今回、本イベントに企画運営としてとして関わらせていただきましたので、イベントの様子と皆さんの登壇内容への感想をダイジェスト形式でお届けさせていただきます。
イベント概要
イベント名 | 【ジュニチャン大盛】みんなのAWS CDK事情大公開スペシャル#3 |
日時 | 2025年9月16日(火) 19:00~ |
現地開催場所 | クラスメソッド 日比谷オフィス |
オンライン開催場所 | Youtube Live |
本勉強会は弊社がこれまで実施してきたAWS CDK
の知見を共有するイベント勉強会の第3回として実施しました。
今回はAWS CDKだけでなく、IaC全般をテーマに、クラスメソッドから1名、また、「2025 Japan AWS Jr. Champions」の4名の方から登壇していただき、参加者は現場の会場で25名ほど、オンラインで60名ほどが参加していただきました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
アーカイブ
登壇内容
登壇内容を紹介していきます。
AWS CDKでリソースを作成する際の 判断フロー
製造ビジネステクノロジー部の 小林翔馬 さんにご登壇いただきました。
AWS CDKを使う際、要件に合わせてどのレベルのコンストラクトを使用すべきかを詳しく紹介してくださりました。
実際に業務で必要になった要件に対して実装例を交えて解説してくださり大変参考になりました。
自分も基本L2コンストラクトでサクッと作ることが多く、あまりL1やカスタムリソースを作成したことがなかったのでそのような機会があれば再度参考にさせていただこうと感じました!
0から作らない、CDKのはじめかた
2025 Japan AWS Jr. Championsの穴田竜大さんに登壇いただきました。
Baseline Environment on AWS (BLEA) を活用した実践的CDKコードの書き方について紹介していただきました。
CDKで実践的なプロダクトのリソースを定義する際、複数リソースを組み合わせる必要がありますが、そんな時1つ1つプロパティやクラスを調べて作っていくのではなく、「Baseline Environment on AWS (BLEA)」というAWS公式のテンプレートリポジトリが大変参考になるという内容でした。確かに、実践的アプリケーションでは多くの要件が求められますが、そのベストプラクティスとしてBLEAを参考にしてAIと組み合わせて開発するのはとても良さそうだと感じました。また、cdk-nagを使用することで生成AIが出力したコードのコンプライアンスチェックまでしてくれるとのことでさらに応用的な使い方まで紹介してくださり、大変勉強になりました。
インフラエンジニアのCDK体験
2025 Japan AWS Jr. Championsの増田将司さんに登壇いただきました
登壇資料:調整中
普段増田さんはIaCツールでCloudFormationやSAMしか使っていないとのことでしたが、今回増田さんが初めてCDKを使ってみて感じた双方の違いやメリデメ等をご紹介してくださりました。
使い慣れたプログラミング言語で書くことができるAWS CDKですが、普段からプログラミングコードを書かないエンジニアの方にとっては環境構築や学習コストなどもあり敷居が高い印象を受けた一方で、普段の業務で触れることの少ない言語でインフラをかけるのは新鮮な体験だったとのリアルな感想を聞くことができました
確かに自分も好きな言語でインフラをかけるのはとても嬉しい点の一つなので共感できる内容が多かったです!
失われたCDK王国の旗を、今こそ掲げよう!
2025 Japan AWS Jr. Championsの八木宏瞭さんに登壇いただきました
CDK入門体験をRPGゲーム風な世界観に落とし込んで解説するとてもユニークな登壇をしていただきました!
CDKの存在意義から環境構築、実際のコーディングとデプロイまでを一連の物語にしながら解説してくださり、面白くも学びの多い登壇でした。たまに出てくるワードや例えなどにセンスを感じ、実際の登壇でも役にはまり込みながら発表していただきとても会場も盛り上がりました!
また、投票アプリを実際にCDKで作成してデプロイとデストロをしてアプリケーションにアクセスしてもらうなど、会場の方々にも参加してもらうことで実際のCDKの動きなどが体験できて非常にわかりやすくユニークな登壇でした。発表ありがとうございました。
IaCのリアルな話
2025 Japan AWS Jr. Champions 伊藤菜和子さんに登壇いただきました
登壇資料:調整中
伊藤さんからは実際の業務で経験したIaCのリアルな体験談についてお話ししていただきました。
本発表では、IaCの基本的なメリデメを紹介していただいた上で、導入の検討フェーズ、管理方法、得られる工数の削減などについて解説していただきました。伊藤さんが実際に経験した現場では、IaCと手作業が混在しており管理が複雑になっていき最終的にIaCを廃止にするという辛い経験をされ、そのリアルな反省点と教訓をきくことができました!
プロジェクトは進めば進むほど運用の面が複雑になることは多いと思うので、そこでどうIaCが活用できるかを考え直すいい機会になりました。
懇親会
懇親会でも、AWS CDK話で盛り上がりました。また、今回は2025 Japan AWS Jr. Championsの方々の参加が多かったので、各企業の取り組みやIaC事情について聞くことができ、非常に楽しかったです。
最後に
盛りだくさんの登壇内容で、非常に刺激を受けました!
各社で活躍する若手のJapan AWS Jr. Championsの皆様に集まっていただき、IaCおよびCDKの盛り上がりを感じることができました。
次回も参加して、AWS CDKコミュティを盛り上げたいと思います。
以上、イベントレポートでした。