
クラスメソッド データアナリティクス通信(AWSデータ分析編) – 2025年3月号
クラウド事業本部コンサルティング部の石川です。今月は、AWS主催の大きなイベントがなかったためか、Analytics関連のアップデートも少なめでした。サクッとアップデートを確認してください。
Amazon Redshift Provisioned / Redshift Serverless
新機能・アップデート
2025/02/10 - Amazon Redshift Serverless がサブネットに必要な IP アドレスを 3 つに削減
拡張 VPC ルーティング (EVR) を有効にせずに Amazon Redshift Serverless を使用する場合、サブネットごとに必要なIPアドレス数が3に削減され、サービスの利用がより簡単になりました。
APIの変更点
2025/02/27 - Redshift Serverless - 2 new5 updated api methods
Redshift Serverless ワークグループのトラックのサポートを追加しました。
Amazon EMR
新機能・アップデート
2025/02/21 - Announcing fine-grained access control via AWS Lake Formation with EMR on EKS
Lake Formation ルールが、Hudi、Delta Lake、および Iceberg テーブル形式の EMR on EKS の Spark ジョブに適用をサポートしました。
EMR on EKSのSparkジョブが、データベース、テーブル、列、行、セルレベルでのFGACポリシーを適用できるようになりました。
APIの変更点
2025/02/18 - Amazon EMR Containers - 6 updated api methods
EKS StartJobRun Api 上の EMR は、「MonitoringConfiguration」の下の「managedLogs」を使用して AWS でのログ ストレージの構成をサポートしました。
Amazon OpenSearch Serverless
新機能・アップデート
2025/02/13 - Amazon OpenSearch Serverless expands support for time-series workloads up to 100TB - AWS
Amazon OpenSearch Serverless が、時系列コレクションが、これまでの最大30TBから、100TBにデータのワークロードをサポートするようになりました。
大規模なデータセットのサポートにより、ログ分析、セキュリティ分析、リアルタイムのアプリケーション監視など、よりデータ集約的なユースケースに対応できるようになりました。
APIの変更点
2025/02/12 - OpenSearch Service Serverless - 3 updated api methods
SAML 構成用のカスタム OpenSearchServerless エンティティ ID関連APIの追加。
Amazon MSK
新機能・アップデート
2025/02/21 - Amazon MSK adds support for Apache Kafka version 3.8
Apache Kafka バージョン 3.8 をサポートするようになりました。
特に圧縮レベル設定のサポートは、lz4、zstd、gzip などの圧縮タイプを使用する際に、デフォルトの圧縮レベルを変更してパフォーマンスを最適化できるようになりました。
最後に
Amazon Redshift Serverlessのアドレス削減、EMR on EKS の Lake Formation 対応、EMRの時系列コレクションが最大100TBに拡張、MSKのApache Kafka バージョン 3.8 などのアップデートがありました。
AWSでは、ETLサービスをわかり易く解説した「データを集めて、整えて、分析しよう!AWS の ETL サービス」を公開しています。