@cosmeはBraze導入でどう変わったのか?Brazeセミナーレポート!
2022年4月都内にて日本最大のコスメ情報サイト「@cosme」を運営する株式会社アイスタイルと同社のアプリMAU1.5倍増に貢献したBraze社の共催セミナーが行われました。
今回の記事では登壇したアイスタイル社の戦略企画本部長である木戸秋さんが語ったBraze導入に至った背景や実際にBrazeを使ってみての成果や所感などの内容を一部抜粋してお伝えします。
Braze導入を検討されている企業様はぜひご覧ください。
@cosmeがBraze導入に至った背景
@cosmeでは「メディア」「EC」「店舗」の3つの事業を行っており、特にメディアに至っては1500万人のユーザーを抱えるなど国内最大級のコスメサイトとなっています。
@cosmeは多くのユーザーが投稿する口コミを中心にメディア事業を拡大していましたが、近年はビジネスプランの変更を目指して、ユーザーと化粧品(またはブランド)をつなぐプラットフォームへの進化に重点を置いていました。
"メディア中心だった事業からアプリを通じてECと店舗もシームレスにつなぐ"という目的達成のためにアプリを短期間で伸ばすという課題が生まれ、その課題解決のためのツールとしてBraze導入に至る流れとなりました。
数あるツールからBrazeを選んだ理由
Braze導入を決断するまでは、数あるツールの選定を行なった木戸秋さん。
@cosmeではツールを導入するにあたり、以下3つを重要ポイントとして選定をしました。
- 短期間に導入できる
- 拡張性を備えている
- 現場が使える
中でも木戸秋さんがこだわったのが『シナリオ設計ができる拡張機能』でした。
シナリオ設計にこだわった理由としては、@cosmeでは先述の通り「メディア」「EC」「店舗」の3つの事業を行っていましたが、それぞれの事業を利用するユーザーの行動がバラバラのため、各ユーザーに対してシナリオを組んだアプローチができないとアプリを伸ばすことが難しいと考えていたためです。
Braze導入を決めるまでは複数回のデモを実施。 現場間との確認も行いながら進め、1ヶ月程度の検討期間を経て意思決定をしました。
Brazeをどのように活用したか
Brazeを活用するにあたり「何よりもデータが大事」だと語る木戸秋さん。
@cosmeでは「データだけわかる人」「マーケティングだけわかる人」という組織体制を作るのではなく、『データのことを常に考えながらマーケティングを実行する』ために「データとマーケティングをクロス(一体化)させる」という組織体制でアプリの施策を進めました。
実際のBrazeとデータの活用にあたってはWEB・アプリはSDKで連携を行い、店舗・ECはAPIで連携を行います。
「オンライン上でどういう行動をした人が店舗でどう買っているのか」「アプリをダウンロードした後のユーザーがどう動いているのか」などを把握し、メッセージの配信にあたっても、そのタイミングがユーザーにとって適切かどうかなどリアルタイムに基づくデータで判断を行いコミュニケーションの最適化につなげました。
結果として@cosmeはアプリMAU前年比150%の成果を達成します。
最後に
最後に木戸秋さんは「どういうことがBrazeでできて、どういうことがBrazeでできないのか、推進者が把握することで推進力が飛躍的に上がる」と語ります。
また上流からのターゲット設定や現場からのボトムアップ促進など責任者がどこまでやるかの仕切り、データに基づく検証文化を根付かせることもBrazeを有効活用する上で重要なポイントとなります。
何かの企画をやる上でもBrazeとつなげることで何が出来るかを考えられると、 さらなる成果につながる可能性も出てくるかと思われます。
今回の記事を見てBrazeについて関心を持っていただいた企業様はぜひクラスメソッドまでお問い合せください。