[アップデート] AWS Resource Explorerの検索結果をCSVでエクスポートできるようになりました

[アップデート] AWS Resource Explorerの検索結果をCSVでエクスポートできるようになりました

手元に情報をダウンロードできることは良いことだ
Clock Icon2023.04.14

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手元でコネコネしたいな

こんにちは、のんピ(@non____97)です。

皆さんはAWS Resource Explorerの検索結果を手元にダウンロードしたいなと思ったことはありますか? 私はあります。

AWS Resource Explorerを使うことで各リージョンに散らばるリソースを簡単に検索することができます。

しかし、CSVでダウンロードして手元のスプレッドシートでこねくり回して集計したい時もあると思います。

今回、 AWS Resource Explorerの検索結果をCSVでエクスポートできるようになりました。

実際に触ってみたので紹介します。

いきなりまとめ

  • エクスポートしたCSVファイルに含まれる情報は以下の通り
    • 識別子
    • ARN
    • リソースタイプ
    • リージョン
    • AWS アカウント
    • LastReportedAt
    • Service
    • タグの数
    • タグのキーとバリュー
  • 一部のカラムのみ選択してCSVでエクスポートすることも可能

やってみた

Export all columns

早速やってみます。

全リージョンの全リソース数は1000件以上はありそうですね

全リージョンの全リソース

なお、全リソースといってもAWS Resource Explorerは検索できないリソースタイプもあります。サポートされているリソースタイプは以下AWS公式ドキュメントからご確認ください。

流石に全リージョンの全リソースをCSVでエクスポートするととんでもないことになりそうなので、東京リージョンのVPCでフィルタリングします。

この状態でExport all columnsをクリックします。

東京リージョンのVPC

すると以下のようなCSVファイルがエクスポートされました。

識別子,ARN,リソースタイプ,リージョン,AWS アカウント,LastReportedAt,Service,タグ
vpc-65d12403,arn:aws:ec2:ap-northeast-1:<AWSアカウントID>:vpc/vpc-65d12403,ec2:vpc,ap-northeast-1,<AWSアカウントID>,2023-04-11T06:30:55Z,ec2,0

様々な情報が記載されているので、スプレッドシートなどでフィルタリングするときに捗りそうですね。

Export visible columns

次にExport visible columnsという項目があったので、こちらを試してみます。

歯車のアイコンをクリックして、表示する列を選択でカスタマイズします。今回は識別子(リソースID)とリソースタイプのみ表示するようにします。

表示する列を選択

確認をクリックすると識別子とリソースタイプのみ表示されるようになりました。この状態でExport visible columnsをクリックします。

東京リージョンのVPC_Export visible columns

エクスポートされたCSVファイルを確認すると、確かに表示されているカラムの情報のみ出力されました。

識別子,リソースタイプ
vpc-65d12403,ec2:vpc

リソース毎に異なるタグが設定されている場合

環境設定を眺めていると、フィルタリング結果にタグが設定されているリソースが含まれるとタグ列が追加されることを発見しました。

環境設定

表示されている情報からするに、該当タグキーのバリューを表示してくれそうな気がします。

せっかくなので試してみます。バージニア北部リージョンのVPCを選択してExport all columnsをクリックします。

バージニア北部リージョンのVPC_Export all columns

エクスポートされたCSVファイルは以下の通りです。

識別子,ARN,リソースタイプ,リージョン,AWS アカウント,LastReportedAt,Service,タグ,Tag:Name,Tag:aws:cloudformation:stack-name,Tag:aws:cloudformation:stack-id,Tag:aws:cloudformation:logical-id
vpc-0225978c95743ab75,arn:aws:ec2:us-east-1:<AWSアカウントID>:vpc/vpc-0225978c95743ab75,ec2:vpc,us-east-1,<AWSアカウントID>,2023-04-11T21:51:36Z,ec2,1,VPC-A,(タグ付けなし),(タグ付けなし),(タグ付けなし)
vpc-0767546a4a971284a,arn:aws:ec2:us-east-1:<AWSアカウントID>:vpc/vpc-0767546a4a971284a,ec2:vpc,us-east-1,<AWSアカウントID>,2023-04-11T21:51:36Z,ec2,4,EksStack/Vpc/Default,EksStack,arn:aws:cloudformation:us-east-1:<AWSアカウントID>:stack/EksStack/f15231e0-d1f2-11ed-a1ce-0e0ebb4e6c77,Vpc8378EB38
vpc-08b84da1f793ed513,arn:aws:ec2:us-east-1:<AWSアカウントID>:vpc/vpc-08b84da1f793ed513,ec2:vpc,us-east-1,<AWSアカウントID>,2023-04-11T21:51:36Z,ec2,4,FsxnStack/VPC,FsxnStack,arn:aws:cloudformation:us-east-1:<AWSアカウントID>:stack/FsxnStack/78cdb890-5423-11ed-81fb-0eac30df53d1,VPCB9E5F0B4
vpc-0d103cb4daa510187,arn:aws:ec2:us-east-1:<AWSアカウントID>:vpc/vpc-0d103cb4daa510187,ec2:vpc,us-east-1,<AWSアカウントID>,2023-04-11T21:51:36Z,ec2,1,NAU-Test-A-vpc,(タグ付けなし),(タグ付けなし),(タグ付けなし)
vpc-003be9f32aaa12cef,arn:aws:ec2:us-east-1:<AWSアカウントID>:vpc/vpc-003be9f32aaa12cef,ec2:vpc,us-east-1,<AWSアカウントID>,2023-04-11T21:51:36Z,ec2,1,VPC-B,(タグ付けなし),(タグ付けなし),(タグ付けなし)
vpc-0e0796981cea634c1,arn:aws:ec2:us-east-1:<AWSアカウントID>:vpc/vpc-0e0796981cea634c1,ec2:vpc,us-east-1,<AWSアカウントID>,2023-04-11T21:51:36Z,ec2,0,(タグ付けなし),(タグ付けなし),(タグ付けなし),(タグ付けなし)

対象タグが付けられていない場合は(タグ付けなし)となるようです。

手元に情報をダウンロードできることは良いことだ

AWS Resource Explorerの検索結果をCSVでエクスポートできるようになったアップデートを紹介しました。

なお、今回は紹介しませんでしたがリージョンとリソースタイプ以外でフィルタリングしたい場合はクエリで対応可能です。ANDやORなど柔軟なフィルタリングができるため、CSVエクスポートをしなくても十分な場合もありそうです。

この記事が誰かの助けになれば幸いです。

以上、AWS事業本部 コンサルティング部の のんピ(@non____97)でした!

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