
Cursorでカスタムスラッシュコマンドが使えるようになっていました
こんちには。
データ事業本部 インテグレーション部 機械学習チームの中村( @nokomoro3 )です。
先日、9/11のアップデートで、Cursorでカスタムスラッシュコマンドが使えるようになっていました。
以下のように、エージェントの入力欄に /
を入力することで使用可能です。
ドキュメントとしては以下に記載されています。
現在ベータ版となっており、機能および構文は、今後変更される可能性がある点はご留意ください。
カスタムコマンドの定義方法
コマンドはmarkdownファイルで定義可能で、以下のいずれかに配置することで使用することができます
- プロジェクト固有のコマンド
- プロジェクトディレクトリの
.cursor/commands
- プロジェクトディレクトリの
- 各ユーザの開発マシンにおけるグローバルコマンド
- ホームディレクトリの
~/.curosr/commands
- ホームディレクトリの
私の場合のカスタムコマンド定義
私の場合は以下のようにして使っています。
$ tree ~/.cursor/commands
/Users/nakamura.shogo/.cursor/commands
└── github
├── commit-multi-en.md
├── commit-multi.md
├── commit-single-en.md
├── commit-single.md
├── issue-from-diff.md
├── issue-from-request.md
├── issue-to-sub-issue.md
├── pull-request-review.md
└── pull-request-to-base-branch.md
~/.claude/commands
をそのまま複製することでも利用可能になると思います。
上記のようにサブフォルダ構成としても、呼び出せることが確認できました。
ARGUMENTS(引数)も使える
ドキュメント上は記載されていませんが、ARGUMENTS(引数)も使用することができました。
例えば、以下のようなカスタムコマンドがあったとして、
ユーザから要求された「$ARGUMENTS」というissueに対して以下の手順で課題を作成します。
- GitHub CLIでまずはissueを作成する
- 適切なブランチ名を考えてcheckoutをしてリモートにpushする
## 手順詳細
### GitHub CLIでまずはissueを作成する
issueの内容は日本語で書いてください。
### 適切なブランチ名を考えてcheckoutをしてリモートにpushする
ブランチ名については、以下のルールで行なってください。
- 機能追加の場合: feature/{issue番号}-{課題の内容を表す英語名}
- バグ修正の場合: fix/{issue番号}-{課題の内容を表す英語名}
## その他
想定外の作業が発生したり、エラーが見つかった場合はユーザに相談してください。
実行してみると、引数の内容に基づいて動作していることが確認できました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
AIコーディングエージェントは進化が早く、各ツール間の差が徐々に少なくなっていることを感じました。
Claude Codeのカスタムスラッシュコマンドのように、まだ構文が定まってないのですが、今後対応されると良いなと感じています。
本ブログが皆様のキャッチアップに役立てば幸いです。