Cursorでカスタムスラッシュコマンドが使えるようになっていました

Cursorでカスタムスラッシュコマンドが使えるようになっていました

2025.09.18

こんちには。

データ事業本部 インテグレーション部 機械学習チームの中村( @nokomoro3 )です。

先日、9/11のアップデートで、Cursorでカスタムスラッシュコマンドが使えるようになっていました。

https://cursor.com/ja/changelog

以下のように、エージェントの入力欄に / を入力することで使用可能です。

Pasted image 20250918082736

ドキュメントとしては以下に記載されています。

https://docs.cursor.com/en/agent/chat/commands

現在ベータ版となっており、機能および構文は、今後変更される可能性がある点はご留意ください。

カスタムコマンドの定義方法

コマンドはmarkdownファイルで定義可能で、以下のいずれかに配置することで使用することができます

  • プロジェクト固有のコマンド
    • プロジェクトディレクトリの .cursor/commands
  • 各ユーザの開発マシンにおけるグローバルコマンド
    • ホームディレクトリの ~/.curosr/commands

私の場合のカスタムコマンド定義

私の場合は以下のようにして使っています。

			
			$ tree ~/.cursor/commands
/Users/nakamura.shogo/.cursor/commands
└── github
    ├── commit-multi-en.md
    ├── commit-multi.md
    ├── commit-single-en.md
    ├── commit-single.md
    ├── issue-from-diff.md
    ├── issue-from-request.md
    ├── issue-to-sub-issue.md
    ├── pull-request-review.md
    └── pull-request-to-base-branch.md

		

~/.claude/commands をそのまま複製することでも利用可能になると思います。

上記のようにサブフォルダ構成としても、呼び出せることが確認できました。

Pasted image 20250918001945

ARGUMENTS(引数)も使える

ドキュメント上は記載されていませんが、ARGUMENTS(引数)も使用することができました。

例えば、以下のようなカスタムコマンドがあったとして、

			
			
ユーザから要求された「$ARGUMENTS」というissueに対して以下の手順で課題を作成します。

- GitHub CLIでまずはissueを作成する
- 適切なブランチ名を考えてcheckoutをしてリモートにpushする

## 手順詳細

### GitHub CLIでまずはissueを作成する

issueの内容は日本語で書いてください。

### 適切なブランチ名を考えてcheckoutをしてリモートにpushする

ブランチ名については、以下のルールで行なってください。

- 機能追加の場合: feature/{issue番号}-{課題の内容を表す英語名}
- バグ修正の場合: fix/{issue番号}-{課題の内容を表す英語名}

## その他

想定外の作業が発生したり、エラーが見つかった場合はユーザに相談してください。


		

実行してみると、引数の内容に基づいて動作していることが確認できました。

Pasted image 20250918095059

最後に

いかがでしたでしょうか。

AIコーディングエージェントは進化が早く、各ツール間の差が徐々に少なくなっていることを感じました。

Claude Codeのカスタムスラッシュコマンドのように、まだ構文が定まってないのですが、今後対応されると良いなと感じています。

https://docs.claude.com/en/docs/claude-code/slash-commands#bash-command-execution

本ブログが皆様のキャッチアップに役立てば幸いです。

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