【Alteryx】DCMと非アクティブユーザーのスケジュール実行について #alteryx

2023.08.01

はじめに

こんにちは!アライアンス事業部の清水です。

今日は先日、Alteryx Inspire Tokyoのセッションで安原が登壇したDCMに関する内容をお伝えします。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

DCMを使ったWFの挙動で気になること

DCMとは?

AlteryxのData Connection Manager (DCM)は、ユーザーが自分の接続情報を管理する機能です。

① Alteryxサーバーから特定のユーザーを非アクティブにした場合

Alteryxサーバーから特定のユーザーを非アクティブにした場合、そのユーザーがDCMを使って設定したWFのスケジュールはどうなるのでしょうか?

スケジューリングWFの実行はDCMの設定に依存

スケジュールされたWFが実行されるかどうかは、ユーザー権限は関係がなく、DCMの設定に依存します。DCM情報はユーザーごとに管理され、ユーザー自身が明示的に削除しない限り利用可能です。

非アクティブ化されたユーザー

Alteryx Server上では、特定のユーザーを「削除」する機能は存在せず、「非アクティブ化」する機能が用意されています。この「非アクティブ化」は、そのユーザーのアクセス権限を無効にします。

ユーザーを非アクティブ化 | Alteryx Help

一度テストユーザーを無効化

スケジュール設定した時刻以降に、再度ユーザー権限を付与してログインしてみると、このように実行されていました。

図にするとこうです。

② 非アクティブ化前に、他のユーザー(例えばユーザーB)に対してDCM情報・WF・スケジュールを共有していた場合

上記の仕組みと同じため、DCMの設定WFで生きていれば動作します。

そして、WFとスケジュールを共有しているので「ユーザーA」で非アクティブとなっても、ユーザーB側ではサーバーにログインしてWFのスケジュールの設定を変更したりも出来ます。

おわりに

DCMは図に書いてみないと、頭の中が整理しにくくイメージが付きにくいかと思いましたのでブログにしてみました。

ちなみにDesinerDesktopとサーバーのアカウントが違うのはなぜ?という質問もあるかと思ったので、こちらも図にしてみました。

DesignerからServerへ保存する際に、この図の場合Server上に同じように「ユーザーX」を作成していれば、そのまま保存も可能ですし、別のメールアドレスで「ユーザーA」や「ユーザーB」であっても保存は可能です。

保存先は必ずしもDesignerと同じユーザーでなくても可能となります。

どなたかのお役に立てば幸いです。