【セッションレポート】Developers.IO 2015 IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能と技能 #cmdevio2015B
はじめに
セッション内容
アジェンダ
アジェンダは下記三部構成となります。
- そもそもIoTは産業としてなり得るのか
- 現在におけるIoTシステムの構成
- IoTネットワークの特徴と対策
そもそもIoTは産業としてなり得るのか
- IoTは産業になるの?
- ビジネスになるの?
2020年までにインターネット接続するデバイスの数は500億になる!
- センサーやデバイスが人の代わりに働いてくれる場面がどんどん増える
センサーによる労働力が根付いてきている - しかもインターネットを使って、安価に実現できるようになる
- インターネットが直接収益をあげるようになる
業種を問わず、無視できない存在、これがIoT 2020年まであと5年ですがどんな世の中になっていくんでしょう。
現在におけるIoTシステムの構成
- センサー/対象機器
- ゲートウェイ・ネットワーク
- クラウド/DC・利用者
この3構想は下記エンジニアの知識が必要になります。
- ハードウェアエンジニア
- ネットワークエンジニア
- アプリケーションエンジニア
そして本日お話して頂いたのはアクセスネットワークの部分です。 なぜ、ネットワークの話をするのか。 ゲートウェイやネットワークの部分はお客様から見えないため、興味がない部分となります。 価値が出しづらいなら知見や仕組みを共有し、価値の出しやすい分野で競い合ったほうが建設的ということで最後のアジェンダに進みました。
IoTネットワークの特徴と対策
IoTネットワークの特徴として、以下があげられます。
- 回線が不安定→3G LETはインターネットより不安定
- 台数が多い→クラウド側からのプッシュも実装が必要
- 通信が双方向→クラウド側からのプッシュも実装が必要
また、IoTネットワークの最大の特徴は「運用でカバー」がしづらいとのことです。
なぜかというと、センサーは現場にありますが現場の人では対応ができないし
使っている人はエンジニアではないからです。
(アンタッチャブルな現場へ設置されていることもあるそうです。)
そのため設置現場の「運用でカバー」に期待せず
ゲートウェイはシンプルにすることが今はベスト。
実装の役割分担をし、ゲートウェイは普遍的な機能に絞り、できることはクラウドで。
ゲートウェイへの実装候補
- 回線 再送、メッセージの圧縮
- 台数 送信タイミングをずらす、バッファリング(チャンク化)
- 通信 ポーリング、双方向通信プロトコル
- 運用 ログローテーション、フィードバックプログラム起動機能
スライド
まとめ
今回、Intel® Edisonを搭載した実機「OpenBlocks OpenBlocks IoT BX1」の紹介もありIoTが今後世の中にどんどん登場しインターネットに接続するデバイスが増えて行くんだなと実感しました。