Developers.IO 2019 Tokyoで「全部Excelだけで実現しようとして後悔するデータ分析」というタイトルで発表してきました #cmdevio

狂気のExcel

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こんにちは、小澤です。

全国津々浦々で開催されているDevelopers.IO 2019、2019/11/01にその東京編が開催されました。

さて、今回その中で「全部Excelだけで実現しようとして後悔するデータ分析 2nd Edition」というタイトルで発表しました。

発表資料

[slideshare id=188737741&doc=devio2019tokyo-191031003046]

発表に際して

札幌では大変多くの笑いと引かれてる感じを醸し出した、Excel曲芸の第2版的ポジションとなります。

大まか流れは札幌から変更ありませんが、内容は大幅に増強しました。

追加された内容は - 主成分分析 - 構造化参照と配列数式の話 - データ分析機能を使わない版実装 となります。

なぜ、とても便利なデータ分析機能を使わない版を用意したのかというと、 "データソースさえ更新すれば一連の分析処理全体が更新される"という仕組みを作りたかったからになります。

Excelでは数式の内容は参照元のセルに変更があった場合、自動で更新してくれる(この機能はoffにもできる)のですが、 何らかの機能を使った際の出力結果、数値が直接記載されたものが生成されると対応しきれません。 そのため、構造化参照と関数のみを駆使して実装することで、その処理まで自動化できないかと考えたわけです。

全部自動化するほどやる内容が固定されているのであれば、 "VBAを使って期間や対象を指定したうえでボタン1つで結果のExcelファイルが生成される"という仕組みを作ることも可能です。

しかし、「そこまでやるんならシステム化したほうがよくね?」という話になるので、 "Excel上でいろいろ試行錯誤しつつ、一度やったことは同じことを何度もやり直さなくてよくなる"という仕組みを前提に考えたわけです。

そんなこんなで、こんな内容になってます。