社内向けDevelopers.IO勉強会まとめ
丹内です。
本日行われた社内勉強会の様子をお伝えします。
当社のモバイルアプリサービス(プリサー)部では毎週金曜日に「プリサーブートキャンプ」という社内勉強会を行っているのですが、今週は私も含めた新入社員向けにブログの書き方を伝授する目的の、全社に向けたブロガー養成講座が開催されました。
クラスメソッドを支えて行くためのブログとブロガーの心得(しんやさん)
Developers.IOとは
しんやさんはクラスメソッドにJOINしてから約2年ですが、AWSやビッグデータ、BIツールを中心として300本以上、なんと2日に1本以上のペースでブログを書き続けている猛者です。
発表の最初にしんやさんが「クラスメソッドはiOSやAWSの会社ではなく、ブログの会社です」と断言するくらい、このDevelopers.IOはクラスメソッドの根幹をなしているものと言えます。
そもそもこのDevelopers.IOとは、2011年7月1日にリニューアルオープンした、技術に特化した専門ブログで、AWS/iOS/Android/HTML5/BI等様々なテーマを扱っています。デザイン、運営は全て当社クラスメソッドで完結している媒体です。
このブログ独自の特等として、以下の点が挙げられます。
また、各種イベント関連ブログや特集ブログを執筆しており、例えば
となっております。
ちなみに今年のAWS re:Invent 2015では当社からは13名参加予定です。今からブログが楽しみですね!!
Developers.IOの機能
筆者プロフィール
筆者自身の情報を紹介するスペースです。
投稿本数やRANK以外にも、興味を持っていることやアピールを書くことが重要です。
投稿本数
著者ページに表示されるカレンダーです。
リボン
エントリ毎のSNSシェア数の合計によって与えられる、エントリに対する称号です。
リボンが付くということはエントリが多く読まれたということになり、重要な評価の目安となります。
ちなみにSNSポイントの合計が75以上で緑、150以上で赤、300以上で銀、600以上で金となります。
アイキャッチ画像
エントリのテーマや特徴を表すアイコンです。
Facebookのシェア時に表示されたりするあの画像です。
実はとても重要な要素の1つです(後述)
カテゴリ、特集タグ、シリーズ
エントリを見つけやすくする機能です。
ブログを書く際の心得、コツ
そもそも当社では勤務時間内のブログ執筆が認められており、むしろ推奨されてます。場合によってはブログを書くことが【仕事】になります。
どういうことかと言うと、たとえばイベント参加レポートや技術調査報告、ナレッジ共有など、成果物のフォーマットの一つとして「社外の方も閲覧するブログ・Developers.IO」があるわけです。
そのため、業務時間中のイベント参加だったり、ブログ執筆の環境が整っているわけです。
特にAWS関連は(少なくともプリサーである私から見て)常に異常な勢いでブログを執筆しているため、ネタが被ることが多いです。この際、基本は【早い者勝ち】となります。
そんな当社でブログを書いていくためのコツが、以下の項目です。
まとめ
ブログで大当たりは狙っても取れないですし、自分が書ける範囲で無理なく書いてくことが重要、とのことでした。
継続して投稿を続けていくのが大事なので、自分のペースで書き続けていく過程でレベルを上げていくことが重要だそうです。
息を吐くようにブログを書く方法(諏訪さん)
諏訪さんはこのDevelopers.IOの頂点に君臨するエンジニアで、RANKも凄まじいことになっています。
諏訪さんほどにブログを書けなくても、本来クラスメソッド社員にはブログノルマがあり、人によって異なりますがだいたい週1,2本書けば全員達成できるはずです。
しかし、様々な理由・マインドでそれが難しい方も多く、それを乗り越えるため諏訪さんの方法を伝授するという発表です。
意識編
まず、執筆に時間をかけないことが重要です。
ブログの記事を書くときはまず内容を考え、その後手を動かして書くわけですが、前者の時間は日常生活(風呂や移動中)の細切れ時間がだれにでもあるため、考え方を変えれば容易に達成できます。
また、そもそものネタが無いという方もいますが、日々案件を通して得られた学びを下書きとして書き溜めておき、時間が開いたらささっと一気に執筆しきると良いそうです。
後回しにするといずれやらなくなるので、この「ささっと一気に」を大事にして、やり切ることが大切です。
その他にも、以下の考え方が、継続的なブログ執筆のため有効であると思いました。
技術編
諏訪さんがブログを書くときのオススメツールの紹介です。
まとめ
ブログ執筆は無理をしたら続かないので、仕事につなげるモチベーションです、ツールを使いこなして素早く書く工夫を続けると良さそうです。
ちなみに、弊社チャットにはブログサポート部屋もあり、そういったサポート体制も活用すると更によいです。
採用コンテンツとしてのDevelopers.IO ~ブログが静止する日~ (嵩原さん)
嵩原さんの発表は、各種採用媒体とDevelopers.IOを具体的な成果(数値)をもとに比較・考察したもので、大部分はおそらく社外には出せないものかと思います。
したがって、このブログでは抽象的な話をかいつまんで書きます。ご了承ください。
興味のある方は何かの際に嵩原さんに聞いてみてください。
Developers.IOと採用
このDevelopers.IOというブログはクラスメソッド株式会社が管理・運営するメディアで、このブログ経由での採用も積極的に行っています。
もちろん、採用チャネルはブログだけではありません。
人づての紹介だったり普通に検索で応募ページにたどり着くことも多いです。また、過去数回だけ試験的に求人媒体を利用したこともあるそうです。
この話の流れでだいたいお分かりかとは思いますが、この中でもブログはかなり良い採用実績を出せるチャネルとなっているのが事実です。
もしブログをやっていなかったら、採用はもちろんのこと、AWSプレミアムパートナーや執筆依頼、お仕事も来ていなかったかもしれません。
Developers.IOとマーケティング
嵩原さんは、他社さんやコミュニティからビジネスモデル・キャンバスの研修を依頼されることもあるそうです
その知見を活かし、Developers.IOを解説して頂きました。
Developers.IOはチャネルとして重要な位置にいることを、具体的に確認することが出来ました。
この辺りも非常に書きにくく、興味のある方は「ビジネスモデルキャンバスの講師」としての嵩原さんにご相談ください。
ただ、はっきりと言えるのは、事業や仕事と同じく、採用活動も会社を知ってもらうことから始まり、そのためにブログは非常に有用と言えます。
基本的に採用データを見ると、ブログを書くほど採用数が上がるのは明らかなので、良い記事をどんどん書いていってほしいとのことでした。
QAタイム
最後に、社内事前アンケートをもとに、QA形式で各発表者へのインタビューが行われました。
Q: 良いタイトルの付け方は?
Q: モチベを保つ秘訣は?
都元さん「息を吐くのにモチベが要りますか?」「書きたいものしか書かない」
しんやさん「吐ける息のレベルで書く」「人から言われたものでピンときたものだけ書く」
諏訪さん「SNSのモチベあったが、気にしなくなった。継続的なPVじゃないため。"シェア数伸びないから"とか考えない」
Q: ネタの集め方、情報収集の方法は?
しんやさん「自分が好きなAWSについて断片レベルで切り出して起承転結にしてみる、かたっぱしから手を動かす。奇をてらわない」「海外のブログを参考にする」
諏訪さん「業務から」
都元さん「公式ドキュメントから」
Q: 執筆の流れ、時間のかけ方は?
都元さん「書き始めたその日に公開する」
諏訪さん「同じ、1-3h。」
しんやさん「日々書きためてて気が向いたら仕上げて出す。」
Q: SEO的な観点から良いブログの書き方を教えてほしい
この回答は、ブログ管理者野中さんから頂きました。
Q: 文章構成のベスプラは?
都元さん「論文の構成を参考にしている。アブスト, 導入, マテメソ,結果, 考察、結論」
まとめ
私もブログの執筆数がなかなか挙げられず悩んでいたのですが、
という点に気をつけて、今後も良い記事を書けるようにしていきたいです!