デブサミ2013アンカンファレンス(ビジネスモデルのワークショップ)

2013.02.18

 スクリーンショット(2013-02-18 18.11.24)

2月14日(木)、15(金)で行われている「Developers Summit 2013」のアンカンファレンスコーナーでワークショップをやってきました。

内容は1月の「Scrum Gathering Tokyo 2013」のときに飛び入りでやったワークショップと同じなので……、と思ったらその時のスライドも内容も公開してなかったのでした(^^;

それはおいといて、本エントリーでは私のワークショップでいつも紹介している「クラスメソッドのビジネスモデル」をご説明しながら、ビジネスモデルの描き方を解説します。

(※ もちろんだせない情報もあるので実態とは若干異なることをご了承下さい)

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最初にキャンバスのテンプレートを用意します。DLはこちらから。

  • Key Resources (主なリソース)

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クラスメソッドのビジネスを成立させる主要なリソースを書き込みます。クラスメソッドは基本的には受託システム開発会社なので、技術者がそれになります。それと…、

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更に他社と差別化できている要員としては、最近ではブログがマーケティング、営業、採用において効果を発揮しているので、ブログのプラットフォームも加えます。

  • Key Activities(主な活動)

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ここでは主な活動を書き込みます。当然、システム開発が該当します。それと他社との違いとしては情報発信に力を入れているのでそれも。細かく書こうと思えば他にもまだ書けますがとりあえずはこんなもんです。

  • Customer Segments(顧客)

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クラスメソッドは金融系、医療系とか業種に特化はしていません。あくまで新しいテクノロジーをメイントピックにして活動をしているので、顧客は非常にふわっとした記述になります。逆に言うと、新しい技術を使ってビジネスを発展させたいお客様が対象です。

  • Value Propositions (提供する価値)

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提供している価値もことばにするとふわっとしているのですが、ITの専門家ではないけどメリットを享受したいお客様がITに手をわずらわせることなくビジネスができることが価値です。

  • Channels(チャネル)

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顧客に価値を知らせて買ってもらうまでの情報がここに入ります。クラスメソッドは公言している通り「アウトバウンド・マーケティング」なので、情報発信に力を入れてホームページに誘導するようにしています。

  • Customer Relationships(顧客との関係性)

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顧客との関係をどのように維持しているのかを書きます。よくチャネルとごっちゃになるので注意が必要です。詳しい話は「ビジネスモデル・ジェネレーション」を読んでねと言いたいところですが、簡単に説明すると顧客に愛着をもってもらえている、魅了しているとかそういった情報を書き込むことになります。

  •  Revenue Streams(収益の流れ)

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「価値」を「顧客」に提供した結果、どういった収益を得ているのかを書き込みます。

  • Key Partners(主なパートナー)

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 中にいるとあまり感じないのかもしれませんが、ほとんどの組織は何からのパートナーの協力を得ることでビジネスが成立しています。それと個人的なTipsとして、ここに競合他社をメモしておくと便利です。

  • Cost Stracture(コスト構造) 

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 ここまで書いたビジネスを成立させるのに必要なコストを書きます。クラスメソッドはお客様からご依頼いただいたシステムの開発を持ち帰りで行なっているので、オフィス家賃は当然入ってきます。ただしオフィスそのものは差別化の要因にはならないので(収益の流れに貢献しない)、なるべく低く押さえることが必要です。

ここまででひと通りの情報が書きおわりました。この段階でバリューストリーム(価値の流れ)を確認します。

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 よくあるパターンとしてはリソースや主な活動に大量の情報が書き込まれるけど、それが価値に繋がっていない場合。あるいは価値と思っている項目が顧客にマッチしない場合、あるいは顧客に届けるチャネルがない場合などです。主な活動がいっぱいあるけど価値や収益の創出に繋がっていないのであれば、それは本当に必要なのかどうか?ということを考えなおさなくてはなりません。キャンバスを描くことで自分たちのビジネスモデルを客観視できるのでムダな活動や思い込みを排除することができます。

以上がキャンバスの描き方をクラスメソッドのビジネスモデルのざっくりとした解説です。