EBS ボリューム状態 「使用中(modifying)」 の際に、スナップショットを作成可能か確認してみた

EBS ボリューム状態 「使用中(modifying)」 の際に、スナップショットを作成可能か確認してみた

2025.11.07

はじめに

テクニカルサポートの 片方 です。
EBS ボリュームのサイズやタイプを変更する機会もあるかと思いますが、
そうした 「使用中(modifying)状態」 のタイミングでスナップショット作成を実行可能か確認してみました。

先に結論から

EBS ボリュームの状態が使用中(modifying)の際でもスナップショットの作成は可能でした。
一方で、以下のような点に注意が必要です。

  • 変更中でもスナップショット開始は可能(リクエストはエラーにならない)
  • AWS が想定するスナップショットの作成方法 (タイミング) ではないため、ボリューム変更前に取得することを推奨
  • 特に整合性検証やリストア検証が難しい運用環境では、「静止点を確保した状態でのスナップショット作成」を推奨

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ebs/latest/userguide/ebs-creating-snapshot.html

一貫性のある完全なスナップショットを確保するために、スナップショットを作成する前にボリュームへの書き込みを一時停止することをお勧めします。ボリュームへの書き込みを一時停止できない場合は、スナップショットを作成する前に、インスタンス内からボリュームのマウントを解除することをお勧めします。スナップショットが pending 状態になれば、再マウントして書き込みを再開できます。
Amazon EC2 のルートデバイスとして機能するボリュームのスナップショットを作成する場合、スナップショットを取る前にインスタンスを停止することをお勧めします。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ebs/latest/userguide/requesting-ebs-volume-modifications.html

プロセスの概要
(オプション) 重要なデータを含むボリュームを変更する前に、変更をロールバックする必要がある場合に備えて、ボリュームのスナップショットを作成するのがベストプラクティスです。詳細については、Amazon EBS スナップショットの作成を参照してください。

やってみた

対象ボリューム gp3 → gp2 へタイプ変更。それに伴いサイズも変更します。

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使用中(modifying)になったので、スナップショットの作成を行います。

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結果、使用中(modifying)でもスナップショットの作成が可能であることを確認できました。

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なお、EBS ボリューム側の変更、スナップショット作成も完了しています。

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まとめ

検証結果より変更中であってもスナップショット作成可能であることを確認できました。
一方で、AWS として推奨されるタイミングではないため、作成したスナップショット利用には注意してください。
本ブログが誰かの参考になれば幸いです。

参考資料

アノテーション株式会社について

アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。

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