Amazon EC2 Capacity Blocks for ML の価格改定 2026 年 10 月版

Amazon EC2 Capacity Blocks for ML の価格改定 2026 年 10 月版

AWS EC2 Capacity Blocks for ML の2026年10月7日の料金改定で前回に引き続き値上げとなりました。
2026.10.16

はじめに

Amazon EC2 Capacity Blocks for ML は、GPU や AWS Trainium の搭載インスタンスを期間指定で予約でき、かつ割引も付いてくるサービスです。2026 年 10 月 7 日に予約単価が改定されました。前回(7 月)の改定に続く値上げとなりました。

https://aws.amazon.com/ec2/capacityblocks/pricing/

確認結果

料金ページの告知文と料金表で 2026/10/03 に確認しました。

  • P 系 7 タイプはすべて値上げ。アメリカと AWS GovCloud (US) は前回の改定(7 月 7 日)の価格からおよそ 15% の値上げ
  • アメリカのガバクラを除けば全リージョンで同じ GPU 単価に統一
  • そのため東京などのアメリカ以外の P5 と P5en はおよそ 26.5% の値上げになった

2026 年 10 月 7 日の改定内容

告知は料金ページにだけ掲載されていました。今回の更新で大きなところは全リージョンで同じ価格設定になることです。

Amazon EC2 Capacity Blocks for ML reservation prices are dynamic and are updated periodically based on supply and demand. Effective October 7, 2026, hourly rates per accelerator across all available AWS Regions will be: P6-B300 at $16.146 ($16.819 in AWS GovCloud Regions), P6-B200 at $14.208 ($14.801 in AWS GovCloud Regions), P5en at $7.895, P5e at $6.866, P5 at $5.970, P4de at $2.546, and P4d at $1.696. All other EC2 Capacity Block prices, as well as prices on fixed pricing models like On-Demand and Savings Plans, remain unchanged.

出典: Amazon EC2 Capacity Blocks for ML Pricing – AWS

7 月 7 日からの価格(執筆時点の料金ページの表)と、10 月 7 日からの価格(告知文)を比較すると次のとおりです。表の単価はアクセラレーター 1 基あたりの USD/時です。例えば p5.48xlarge は NVIDIA H100 を 8 基搭載しているためここに記載の価格の 8 倍になります。

タイプ 区分 7 月 7 日〜 10 月 7 日〜 変動率
P6-B300 GovCloud 以外 $14.04 $16.146 +15.00%
P6-B300 GovCloud $14.625 $16.819 +15.00%
P6-B200 GovCloud 以外 $12.355 $14.208 +15.00%
P6-B200 GovCloud $12.870 $14.801 +15.00%
P5en アメリカ $6.865 $7.895 +15.00%
P5en アメリカ以外(東京など) $6.241 $7.895 +26.50%
P5e 全リージョン $5.97 $6.866 +15.01%
P5 アメリカ $5.191 $5.970 +15.01%
P5 アメリカ以外(東京など) $4.720 $5.970 +26.48%
P4de アメリカ $2.214 $2.546 +15.00%
P4d アメリカ $1.475 $1.696 +14.98%

アメリカ以外は値上げ幅が大きく感じる

アメリカとアメリカ以外の価格差は 2026 年 4 月 1 日の改定のタイミングで生まれました。10 月 7 日からは全リージョンで同じ単価になったため、アメリカのリージョン以外は値上げ率が大きくなりました。

価格推移を追ってみる

どんどん高くなるけど昔はどうだったのか気になりました。2026 年 4 月以前から 10 月 7 日までの単価をグラフにしました。昔の金額は Wayback Machine に残る料金ページのアーカイブから拾ってきました。

アメリカは実線、東京は破線にしています。P5 と P5en の東京の破線は、4 月 1 日より前はアメリカと同じ値でしたが、同日に分かれ、今回の改定で再びアメリカと同じ価格に戻りました。アメリカの値は US East (N. Virginia) を基本にしています。P6-B300 は 4 月 1 日まで US West (Oregon)、P5e は全時点で US East (Ohio) の値です。

Capacity Blocks for ML の単価推移

まとめ

2026 年 10 月 7 日から、Capacity Blocks for ML の P 系 7 タイプが値上げされました。アメリカと GovCloud はおよそ 15%、東京などのアメリカ以外の P5 と P5en はおよそ 26.5% の値上げです。価格は全リージョンで同じになりました。例外はアメリカの GovCloud の P6-B300 と P6-B200 だけです。

おわりに

値上げではあるけども Capacity Blocks for ML は割引と予約のサービスなので、割引が渋くなったというのが正しい表現かもしれません。需要と供給で割引率は変動すると、サービスローンチ時から発表していたので昨今の GPU 需要を鑑みると想定どおりの推移ではないでしょうかね。10 月頭に準備していたのですが忙しくて記事をアップするのが遅くなってしまいました。

Capacity Blocks for ML の仕組みはこちらの記事をご覧ください。

https://dev.classmethod.jp/articles/understanding-amazon-ec2-for-ml-capacity-blocks/

参考

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