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上越公務員・情報ビジネス専門学校でAWS講座とEC2/RDSハンズオンをしたので資料を公開します

2019.03.19

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はじめに

こんにちは植木和樹@上越オフィスです。先日3月15日に地元上越にある上越公務員・情報ビジネス専門学校でAWS講座を行いました。

本日は講座資料の公開と、報告になります。

午前:AWS講座(座学)

午前の座学は新2年、3年生 20名ほどを対象に実施しました。内容は第1部「インフラは複雑になるのか」と第2部「クラウドって?AWSって?」の2部構成にしました。

どちらも過去にJAWS-UG等で話した内容を修正したもので、元資料はこちらです。

午後:AWS講座 実習(EC2/RDSハンズオン)

午後は新3年生を対象に、実際にAWSマネージメントコンソールからEC2とRDSを使う講座にしました。

RDSでデータベースを立てつつ、EC2にWordpressをインストールして実際にブログサイトの表示まで行います。

講座資料

当日のハンズオン資料はgithubで公開しています。

資料作成にあたって下記サイトを大いに参考にさせていただきました。ありがとうございます。

sshの設定が難しく感じたので、Systems Managerを使ってEC2インスタンスにログインする方法に見直してあります。

改変・再利用はご自由に。

目安時間

テキパキ進めて2時間。ノンビリ進めて3時間です。

事前準備

IAMまわりは説明を省くために事前に準備しておきました。

1. IAMユーザーを人数分作成する

IAMグループを作成し3つのマネージドポリシーと、1つのインラインポリシーをアタッチしておきます。

受講者全員のIAMユーザーを作成したら、このIAMグループに参加させてください。

2. EC2にアタッチするIAM Role EC2SSMRole を作成する

EC2にアタッチするIAM Roleを作成しておきます。Systems ManagerにEC2が自分自身を登録するためです。

IAM Roleには AmazonEC2RoleforSSM ポリシーをアタッチしてください。

注意事項1: 上限緩和

参加者数によってはEC2の起動上限にかかってインスタンスが起動しなくなってしまう可能性があります。(やらしかした)

5名以上が参加する場合は、事前にAWSサポートに依頼して起動上限数をあげておきましょう。

注意事項2: 後片付けも忘れずに

講座が終わったら起動したEC2、RDSは忘れずに削除しましょう。

当日は学生5人に教師2名、それと私の計8名が(昼休憩も挟むと)4時間AWSを利用しました。

で、料金は $2.62 (約300円) でした。安い。AWS無料利用枠でも十分足りますね。

最後に

今回講座を行った地元専門学校の情報システム科は、過去に一度募集を停止していましたが3年ほど前に再開したそうです。その間地元でITを学びたい人は新潟市まで行くか東京に出るかという選択肢でした。

今回はクラウドとリモートワークを活用することで、地元上越で暮らしつつも日本各地やベルリン・バンクーバーのメンバーと一緒に仕事をしている身として、ぜひ学生さんにこういう仕事もあるってことを伝えたいと思い機会をいただきました。

学生に伝えたかった点をまとめるとこんな感じです。

  1. みなさんピンときてないかもしれないけど間違いなく少子化
  2. ITと無関係のお仕事はない、でも人材が少ない
  3. ITを学ぶのはとても大切
  4. クラウド(AWS)を使えば試せる環境がすぐ手に入る
  5. どんどん手を動かしてください

ひとつ山を越えた長岡や長野には、技大など同年代の学生が勉強会に参加していて、かなりレベルが高いです。地元上越の若者にもそういった場を知って、参加して、刺激を受けてもらえるようにどんどんお節介していくオジサンになろうと思います。

上越からは以上です。