EIPが解放できなかった場合の対応方法
はじめに
作業中にエラーに遭遇したので対応方法をご紹介したいと思います。
問題
不要なEIPの削除を行っていたところ、使用していないはずなのにEIP解放の際に以下エラーがでて解放ができませんでした。
エラー内容
***.***.***.***: The address with allocation id [eipalloc-12345678] cannot be released because it is locked to your account. Please contact AWS Support to unlock it. (Service: AmazonEC2; Status Code: 400; Error Code: InvalidAddress.Locked; Request ID: 12345678-123-1234-1234-123456789101)
調査
エラー内容にはAWSサポートに連絡する様書いてありますが、既知のエラーの可能性があるのでAWS Developer Forumsで確認したところ以下のページがヒットしました。
Forumsの情報によるとreset rDNSとありましたので、 エラーが発生し解放できなかったEIPを逆引きしてみたところ、逆引き設定が行なわれているEIPでした。
また逆引き設定したEIPは解放できないとドキュメントにも記載がありました。
電子メールアプリケーションでの逆引き DNS の使用 | User Guide for Linux Instances
逆引き DNS レコードが Elastic IP アドレスに関連付けられている場合、その Elastic IP アドレスはアカウントにロックされ、レコードが削除されるまでアカウントから解放することはできません。
対応方法
逆引き設定解除申請を実施した後にEIPを解放となります。
- AWSサポートに逆引き設定の解除の依頼
- 解除が完了した旨、連絡が来たらEIPの解放
- 使用していないEIPなのでDNS レコードからAレコードも削除
まとめ
EIPの解放ができなかった問題に遭遇しましたので対応方法をご紹介しました。
同じエラーが発生した場合こちらのブログを参考にしていただけると幸いです。
参考資料
Cannot release an elastic IP | Discussion Forums
EIP cannot be released because it is locked to your account. | Discussion Forums