Elastic Cloud Enterprise で Elasticsearch / Kibana のバージョンを追加する

Elastic Cloud Enterprise で Elasticsearch / Kibana のバージョンを追加する

Clock Icon2017.01.16

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おはようございます、藤本です。

Elastic Cloud Enterprise の構成について、過去 3回のエントリで説明してきました。

今回からは一つ一つの機能について、触れていきたいと思います。

今回は Elasticsearch、Kibana の新しいバージョンのイメージを追加する方法をご紹介します。

現在、アルファ版のため、GAリリースまでに実装が変わる可能性があることはご了承ください。

Elastic Cloud Enterprise の Elasticsearch / Kibana バージョン

Elastic Cloud Enterprise が現時点で利用できる Elasticsearch、Kibana のバージョンは以下の 2種類となります。

Elasticsearch Kibana
5.0.2 5.0.2
2.4.1 4.6.3

Elasticsearch と Kibana のバージョンは紐付いています。Elasticsearch クラスタをデプロイする時に Elasticsearch のバージョンを指定します。作成された Elasticsearch クラスタに Kibana をデプロイする時は、その Elasticsearch バージョンと関連付けたバージョンの Kibana が作成されます。

Elastic Cloud Enterprise でデプロイ可能な Elasticsearch、Kibana のバージョンはコンテナのパス、利用可能なプラグインから構成されています。新規バージョンを追加することも可能ですし、既存バージョンの構成を変更することも可能です。

バージョンを追加してみた

Elastic Cloud Enterprise のバージョンに最新の 5.1.1 を追加して、デプロイしてみます。

追加する

Webブラウザを立ち上げて、Elastic Cloud Enterprise の WebUI へアクセスします。左メニューの Platform からリージョンを選択します。

Regions_–_Elastic_Cloud

Versions を選択します。

Elastic_stack_versions_–_Elastic_Cloud

新規追加する場合はこの画面の設定項目を入力します。設定項目と、設定内容を下記表にまとめました。

設定項目 設定内容 今回の設定内容
Elasticsearch Version identifier Elasticsearch クラスタのバージョン番号 5.1.1
Elasticsearch Docker image Elasticsearch の Dockerイメージのパス docker.elastic.co/cloud-enterprise/elasticsearch:5.1.1-2
Default plugins 必ずインストールするプラグイン 省略(5.0.2 の設定と同じ)
Available plugins インストールするかどうか選択可能なプラグイン 省略(5.0.2 の設定と同じ)
Kibana Version identifier Kibana のバージョン番号 5.1.1
Kibana Docker image Kibana の Dockerイメージのパス docker.elastic.co/cloud-enterprise/kibana:5.1.1

設定値を入力し、Save をクリックします。

Elastic_stack_versions_–_Elastic_Cloud 2
Elastic_stack_versions_–_Elastic_Cloud 3
Elastic_stack_versions_–_Elastic_Cloud 4

5.1.1 が追加されました。

Elastic_stack_versions_–_Elastic_Cloud 5

追加に必要な操作はこれだけです。

Elasticsearch クラスタをデプロイする

それでは 5.1.1 の Elasticsearch クラスタをデプロイしてみましょう。左メニューの Clusters から Elasticsearch クラスタを選択し、Create cluster をクリックします。

Clusters_–_Elastic_Cloud

設定ウィザードです。Elasticsearch version に 5.1.1 が追加されました。5.1.1 を選択して、その他はデフォルト設定のままクラスタを作成します。

screenshot 2017-01-15 0.35.43

作成が開始されます。ユーザー名、パスワードはアクセスに必要なので控えておきましょう。

Cluster_plans_–_Elastic_Cloud

作成が完了したら、緑のチェックマークが表示されます。

接続してバージョンを確認します。Overview を選択し、Endpoints の Elasticsearch から URL を確認します。

確認した URL へアクセスしてみます。

$ curl -k -u elastic:NnkRPgfPniGwi05c8sfQqQ== https://8bf7823ce8834d3688b8e445ef511007.ece.example.com:9243/
{
  "name" : "instance-0000000000",
  "cluster_name" : "8bf7823ce8834d3688b8e445ef511007",
  "cluster_uuid" : "XSyb2RbTRt6W3Qy6-GV1vw",
  "version" : {
    "number" : "5.1.1",
    "build_hash" : "5395e21",
    "build_date" : "2016-12-06T12:36:15.409Z",
    "build_snapshot" : false,
    "lucene_version" : "6.3.0"
  },
  "tagline" : "You Know, for Search"
}

Elasticsearch がバージョン 5.1.1 で作成されています。

Kibana をデプロイする

続いて、Kibana をデプロイしてみましょう。

Manage を選択し、Kibana の Enable をクリックします。

Manage_cluster_–_Elastic_Cloud

Kibana のデプロイが開始されます。

Manage_cluster_–_Elastic_Cloud 2

Go to Kibana から Kibana へアクセスします。

screenshot_2017-01-15_0_52_42

ログイン画面からログインし、左メニューから Management を選択します。

Kibana

Kibana もバージョン 5.1.1で作成されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Elastic Cloud Enterprise では Elasticsearch、Kibana をコンテナで扱うため、新しいバージョンの追加は非常に簡単にできます。新バージョンへの追従の早さも Elastic 社、本家の製品といったところでしょうか。

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