
ElevenLabs Pronunciation Dictionaryが日本語で効かないときの回避策
どうも!オペ部の西村祐二です!
ElevenLabsのText to Speech(TTS)で日本語の音声を生成していたところ、「503エラーが発生しました」というテキストを「ゴウマルサンエラー」と自然に読ませたかったのですが、「503」が「ゴーゼロサン」のように読まれ、さらに「エラー」との間に一拍ポーズが入ってしまう現象に遭遇しました。
いくつか試した結果、意図した読み方にできたので記録しておきたいと思います。
先に解決方法
次の3つをすべて満たすことで、期待どおり「ゴウマルサンエラー」と自然に読まれるようになりました。
- Pronunciation Dictionaryに
503エラー → ゴウマルサンエラーの alias を登録する - Studioで辞書をプロジェクトにConnect(接続)する
- Studio上で対象の単語を 鉤括弧「」で囲み生成する
変更前: 503エラーが発生しました
変更後: 「503エラー」が発生しました
実際に生成された音声(意図どおりに読まれたパターン):
※ リンクを開くと音声が再生されます。
特にハマりやすかったのが、Text to Speech(https://elevenlabs.io/app/speech-synthesis/text-to-speech)の画面では辞書を利用する仕組みが用意されておらず、Studio側で明示的にConnectしないと辞書が効かないという点でした。
遭遇した問題
ElevenLabsのText to Speech(https://elevenlabs.io/app/speech-synthesis/text-to-speech)で、以下のテキストを入力して音声を生成しました。
503エラーが発生しました
症状:
- 「503」が「ゴーゼロサン」のように読まれる(期待していたのは「ゴウマルサン」)
- 「503」と「エラー」の間に1拍分のポーズが入る
- 一つの語句として滑らかに読まれず、「ゴーゼロサン、(ポーズ)、エラー」のように聞こえる
実際に生成された音声(意図どおりに読まれなかったパターン):
※ リンクを開くと音声が再生されます。
やろうとしたこと
「503エラーが発生しました」というテキストを、「ゴウマルサンエラー、ガ、ハッセイシマシタ」のように、エラーコードと「エラー」を一語として連続で読ませたいと思っていました。
環境:
- ElevenLabs Text to Speech(Web UI)
- モデル: Eleven v3
試したこと
Pronunciation Dictionary に alias を登録
ElevenLabsにはPronunciation Dictionaryという機能があり、特定の文字列を別の読み方に置換できます。筆者の環境では、画面右上のプロフィールアイコンをクリックすると表示されるメニューの中に「Pronunciation Dictionaries」の項目があり、そこからWeb UIで登録できました。

登録内容:
string_to_replace:503エラーtype:aliasalias:ゴウマルサンエラー
なぜダメだったか:
登録自体は成功しましたが、本文を 503エラーが発生しました のまま生成すると読み方が変わらず、「503」が「ゴーゼロサン」のように読まれ、「エラー」との間にポーズが入る状態が続きました。
Text to Speechの画面(https://elevenlabs.io/app/speech-synthesis/text-to-speech)では、筆者が試した範囲ではPronunciation Dictionaryを接続するUIが見当たりませんでした(2026年4月時点)。
辞書を効かせるにはStudioに移動し、プロジェクトに辞書をConnectしたうえで、Studio上で生成する必要があるようでした。

解決方法の詳細
ステップ1: Pronunciation Dictionaryにaliasを登録する
プロフィールアイコンのメニューから「Pronunciation Dictionary」を開き、以下のaliasルールを登録します。
string_to_replace:503エラーtype:aliasalias:ゴウマルサンエラー
ステップ2: Studioのプロジェクトに辞書をConnectする
Studio側で、生成対象のプロジェクトに作成した辞書を接続(Connect)します。ここが抜けていると、辞書を登録していても生成結果には反映されません。
ステップ3: 本文で対象の単語を鉤括弧で囲む
本文側で、辞書に登録した文字列と同じ範囲を「」で囲みます。
「503エラー」が発生しました
ステップ4: Studio上で音声を生成する
そのままStudio上で音声を生成します。モデルはEleven v3を使用しました。
生成された音声では「ゴウマルサンエラー」と一つの語句として読まれ、間のポーズも消えました。
ハマったポイント
-
Text to Speech画面では Pronunciation Dictionary が利用できない(2026年4月時点)
https://elevenlabs.io/app/speech-synthesis/text-to-speechには辞書を接続・選択するUIが見当たりませんでした- 辞書を作ってもこの画面で生成している限りは一切反映されず、「設定が間違っているのか?」と長く悩みました
- 辞書を効かせるには Studioへ移動し、プロジェクトに辞書をConnectしたうえで生成する 必要がありそうです
-
Studioで辞書をConnectしないと反映されない
- 辞書を作成しただけでは各プロジェクトから自動で参照されるわけではなく、明示的な接続操作が必要でした
- この手順が抜けていると、登録した aliasルールはまったく効きません
-
aliasを登録+Connectしても、本文そのままでは効かないことがある
- 本文
503エラーのままだと読み方が変わらず、「503エラー」と鉤括弧で囲むと反映されるという挙動に遭遇しました - 登録成功メッセージが出ていても実際の音声に反映されるとは限らないので、生成結果での確認が必要そうです
- 本文
まとめ
ElevenLabsで日本語の「数字+単語」を期待通りに読ませたいときに、筆者の環境で効果があった手順です。
- Pronunciation Dictionaryにaliasを登録する
- Studioでプロジェクトに辞書をConnect(接続)する
- 本文では対象の単語を鉤括弧「」で囲み、Studio上で生成する
特に、Text to Speechの画面では辞書が使えず、Studio側での接続が必須という点を見落としやすいので注意が必要そうです。同じように「alias登録したのに効かない」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
参考リンク:










