ファシリテーターがいると良いこと

2019.12.13

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このブログは ファシリテーターをテーマにしたアドベントカレンダー の13日目になります。

話し合いなどの場で、ファシリテーターが居ると何が良いのでしょうか。自分が参加者として価値を感じたことを書いてみます。自分がファシリテーターをする場合には、こんな価値を提供できると嬉しいだろう事です。

参加者が話題に集中できる

例えば会議の場合、どんな配置や環境でやるのが良さそうか、何が大事な議題でどくれくらい時間を使えるのか、今話してる話の内容は今回の目的からズレてないのか、色んな人の意見を引き出せてるのか、そろそろ疲れてないか聞いてみようか、など、会議の内容そのもの以外で気を配ると、より効果的に進められるメタ的な事柄が沢山あります。時間の中で、参加者が集中できるリソースは限られますので、メタ的な事柄をファシリテーターに任せる事で、参加者は安心して会議の内容そのものだけに集中することができます。

参加者から出てきた話の内容をよりはっきり認識できる

ある人の考えてる内容そのものが、うまく場に伝わっていないまま進んでいる事があります。それを言い換えて確認したり、ホワイトボード等で表現したり、よりはっきり分かりやすく、その場に居る人たちが共通した認識を作る事を助けます。

参加者の考えを引き出すことができる

発言の意図や、その結果どうなるのか、他の話題との関連はあるのかなど、一つの発言の前後左右を引き出して位置関係を整理することで、参加者だけではうまく言語化できなかった考えを、スルスルと引き出します。

場の目的にもよりますが、特に共通認識を作ったり、ふりかえりをするような場では、ファシリテーターとしてこの辺りをサポートできると、場の目的を早く、より良く達成出来ると感じています。また、参加者の方にも何を期待しているのか聞いてみると良さそうです。

多くの話し合いの場では、少なくない人数が集まって、同じ時間を過ごして目的を叶えようとします。参加者が持ってる貴重な時間を、この話し合いに使う価値を最大化できるように手助けするのが、ファシリテーターの仕事なんだろうなと思いました。