[アップデート] FSx for NetApp ONTAP 第二世代の SSD が減らせるようになりました。
コーヒーが好きな emi です。最近はカフェインを控えています。
少し前ですが、2025/8/14 に FSx for NetApp ONTAP(以降 FSxN と省略)の第二世代の SSD が減らせるようになったアップデートがありました。
これまで FSxN の SSD は増やせるが減らせない、という制約があり、SSD の見積もりに苦労する場面がありました。
今回はそんな SSD が FSxN の第二世代で減らせるようになったというアップデートです。
第二世代の FSxN 作成
まずは第二世代の FSxN を検証用に作成します。ファイルシステムのオプションで ONTAP を選択してください。
スタンダード作成を選択します。デプロイタイプで以下のように 2
とついているのが第二世代ですので、選択時に注意してください。
- 第二世代
- マルチ AZ 2
- シングル AZ 2
今回は検証用なので シングル AZ 2
を選択しました。
デプロイタイプで以下のように 1
とついているのは第一世代を表します。
- 第一世代
- マルチ AZ 1
- シングル AZ 1
一旦 SSD 容量は最小の 1024 GB としました。
その他の設定は以下のようにしました。VPC は私の個人検証用アカウントの中にあったものを適当に指定しています。
確認画面です。デプロイタイプは後から変更できない項目なので注意が必要です。
最後に 「ファイルシステムを作成」 をクリックします。
20 分程度でファイルシステムが利用可能になります。
では SSD ストレージ容量を変更していきます。
第二世代の FSxN だとアクションタイプで Decrease が選択できます。
ただし、FSxN 作成時に SSD の最小容量である 1024GB を指定してしまったため、まだ減らせません。
そのため本検証では一旦 SSD 容量を増やします。現在より 10% 以上は増やさないといけない制約がありますので、1127GB としました。
SSD 容量の変更が完了するまで 10~20 分程度待ちました。
では、再度 SSD ストレージ容量を変更します。今度は減らします。
Decrease を選択し、変更後の SSD 容量は 1024GB としました。
「更新」 をクリックすると、SSD ストレージ容量の変更が始まります。完了まで 10~20 分程度待ちます。
変更が完了し、SSD ストレージ容量が無事減りました。
「更新」 タブを見ると、SSD ストレージ容量の変更履歴が確認できます。
注意点
FSxN の SSD 容量の削減に関する制限事項は以下ドキュメントに記載されています。一部抜粋して紹介します。
SSD 容量削減に対応しているのは第二世代のみ
SSD 容量を減らせるのは第二世代のみです。
第一世代の場合、以下のようにアクションタイプの項目がなく、Decrease を選択できません。
第一世代の FSxN を第二世代に変更するためには、スナップショットなどから FSxN ファイルシステム自体を再作成する必要があります。既存の FSxN ファイルシステムを第一世代から第二世代に変更することはできないので注意してください。
既存の FSxN の世代を調べる方法
以下のコマンドで FSxN の世代を確認できます。
aws fsx describe-file-systems \
--file-system-ids fs-xxxxx(FSxN のファイルシステム ID を入力) \
--query "FileSystems[0].OntapConfiguration.DeploymentType"
▼実行結果例
[cloudshell-user@ip-10-131-42-124 ~]$ aws fsx describe-file-systems \
> --file-system-ids fs-0b0db58307f12f69f \
> --query "FileSystems[0].OntapConfiguration.DeploymentType"
"SINGLE_AZ_1"
[cloudshell-user@ip-10-131-42-124 ~]$
上記例では "SINGLE_AZ_1"
となっていますので、第一世代です。末尾の数字で世代を判断できます。
最小 SSD 削減容量
SSD ストレージ容量は、ファイルシステムの現在の SSD ストレージ容量の 9% 以上である必要があります。1GB だけ減らす、などということはできません。
また、減少操作後にファイルシステムの SSD 容量の使用率が 80 %を超えないようにする必要があります。ギリギリ限界まで減らすことはできません。
例えばファイルシステムのストレージ容量が 10,000 GiBで使用済みストレージが 5,000 GiBの場合、ストレージ容量は 6,251 GiB まで減らすことができます。(6,251 GiB の 80% が 5,000GiB)
SSD 容量の更新間隔
SSD は一度容量を変更をするとその後 6 時間は変更できないという制約があります。
Time between updates – After modifying SSD storage capacity, provisioned IOPS, or throughput capacity on a file system, you must wait at least six hours before modifying any of these configurations on the same file system again. This is sometimes referred to as a cooldown period.
You can increase but not decrease throughput capacity for your file system
(機械翻訳)更新間隔– ファイルシステム上のSSDストレージ容量、プロビジョニングされたIOPS、またはスループット容量を変更した後、同じファイルシステム上でこれらの構成を再度変更するには、少なくとも6時間待つ必要があります。これはクールダウン期間と呼ばれることもあります。
Limitations for decreasing SSD storage capacity
スループット容量は減らせない
ファイルシステムのスループット容量を増やすことはできますが、減らすことはできません。
おわりに
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参考