[GAS]SentinelOne APIを利用して指定したアプリがインストールされているPC一覧を取得

[GAS]SentinelOne APIを利用して指定したアプリがインストールされているPC一覧を取得

Clock Icon2022.12.01

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  • t_o_dと申します。
  • SentinelOneでの脆弱性管理の際に、SentinelOne APIを利用すると容易に情報を取得することができます。
  • そこでGASとSentinelOne APIを利用して、指定したアプリがインストールされているPC一覧を取得する方法を記録いたします。

環境

  • mac OS Monterey 13.0
  • Google Apps Script

注意

  • ※こちらの機能はEA(Early Access)版、いわゆるBeta版扱いであり取得情報が不安定な部分も見受けられるため、ご利用の際は十分にご検討ください。
    • 例 : 「最新バージョンを脆弱性バージョンと誤検知」や「取得バージョンの誤り」等。

手順

EA(EarlyAccessProgram)の有効化

  • 現時点でEA(EarlyAccessProgram)、いわゆるBeta版扱いであるため利用するには事前に有効化する必要があります。
  • まず、SentinelOneの管理画面にアクセスしてサイドメニューの「Settings」をクリックして「Early Access Program」欄へ移動します。
  • そして「Join the SentinelOne Early Access Program」をONにして有効化してください。

APIトークンの生成

  • SentinelOneから情報を取得するために必要なトークンを生成します。
  • まず、SentinelOneの管理画面にアクセスして右上から「My User」をクリックしてください。

  • 次にポップアップされた画面の「Options」から「generate API token」もしくは「Regenerate API token」をクリックしてください。

  • クリック後、APIトークンが表示されるのでメモしておいてください。

プロパティ設定

  • GASのスクリプトエディタを開いたら、スクリプトプロパティに以下の内容を設定してください。
プロパティ
SENTINEL_BASE SentinelOne API URL
例: https://xxxxxx.sentinelone.net/web/api/v2.1

xxxxxxの部分は契約しているSentinelOneアカウントです。
SENTINEL_TOKEN 上記手順で取得したAPIトークン

コード記述

  • プロパティ設定後、以下の内容をスクリプトエディタの任意のgsファイルに記述。
const properties = PropertiesService.getScriptProperties().getProperties();
const baseAPi = properties.SENTINEL_BASE
const token = properties.SENTINEL_TOKEN

// メイン処理
function main(){
  // 検索アプリケーション名
  // 例 : Docker
  const appName = 'Docker'

  // マッチしたアプリケーション情報
  const applications = searchApplications(token, appName)

  // マッチしたPC名リスト
  const pcs = Object.keys(applications)

  // 出力
  console.log(`カウント : ${pcs.length}`)
  console.log(`マッチPC一覧 : ${pcs}`)
}

// ハイリスクアプリケーション取得
function searchApplications(token, appName){
  const result = {};
  let cursor = '';
  do {
    const res = UrlFetchApp.fetch(`${baseAPi}/installed-applications?limit=1000&cursor=${cursor}&name__contains=${appName}`,{
      method: 'get',
      headers: {
        'Authorization': `ApiToken ${token}`,
      }
    })
    const json = JSON.parse(res.getContentText())
    json.data.forEach(app => {
      if(app.agentComputerName in result){
        result[app.agentComputerName].push(app.name)
      } else {
        result[app.agentComputerName] = [app.name]
      }
    })
    cursor = json.pagination.nextCursor ?? '';
  }while(cursor)
  return result
}

実行

  • コード記述後、コード内の「appName」を任意の値に修正します。
    • ※例としてDockerを検索しています。
  • 修正後main関数を実行して、実行ログが以下のようにマッチ数とPC名一覧を出力することを確認します。

  • 以上です。

まとめ

  • アプリ名で対象PCを検索することで把握や分析等、さまざまな状況に活用できると感じました。
  • 今後もSentinelOne APIのさまざまなサービスを適宜利用していき、日々の業務改善に努めてまいります。

参考

  • 公式ドキュメント_全体 : https://xxxxxx.sentinelone.net/api-doc/
  • 公式ドキュメント_アプリケーション情報 : https://xxxxxx.sentinelone.net/api-doc/api-details?category=application-risk&api=get-applications

アノテーション株式会社について

アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。

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