[Gather.town]マップ内の特定のオブジェクトを一括で削除する方法
- t_o_dと申します。
- 円滑なリモートコミュニケーションの促進の一環としてGather.townを利用しています。
- Gather.townは基本機能以外の仕掛けが沢山ありますが、その中の1つがブラウザコンソールで扱えるSocket APIの存在です。
- 「現在位置の取得」や「参加者情報の取得」など豊富に存在しており、それらを適切に組み合わせることで色々な操作を行うことが可能です。
- 今回はその中からマップ内の特定のオブジェクトを一括で削除する方法を記録いたします。
結果
- 以下のようにマップ内に削除したいオブジェクトがいくつかある状態とします。
- 例としてテトリスオブジェクトを削除対象とします。
- このマップ内で以下の数行をChromeコンソール画面に入力して実行すると、マップ内の特定のテトリスオブジェクトを一括で削除することができます。
- ※実行には権限が必要です。
const mapId = gameSpace.mapId; const matches = game.filterObjectsInMap(mapId, (obj) => /Tetris/.test(obj.id)); console.log(`${matches.length}件削除しました。`); matches.forEach(obj => game.deleteObject(mapId, obj.id));
- 実行後、マップ内から指定したオブジェクトが一括で削除されていれば成功です。
内容
- 上記のスクリプトは以下のGather.townで用意されているSocket APIを利用しています。
- gameSpace.mapId : 現在位置のマップID
- game.filterObjectsInMap(マップID,条件) : 条件に一致するマップ内のオブジェクトリスト
- game.deleteObject(マップID,オブジェクトID) : 対象オブジェクトの削除
- まずマップ内から削除したいオブジェクト情報の一覧を取得します。
- ※条件内のオブジェクト名はこちらを参考にします。
- 最後に、「対象オブジェクト一覧」をループで回して逐次削除処理を行うというスクリプトとなっております。
補足
- 他の操作の情報はこちらのサイトから確認できます。
- より詳細な情報を知るためには、以下のようにコンソール画面で「game」「gameSpace」を入力して実行すれば確認できます。
まとめ
- こうした基本機能以外に提供されているものを利用してより良いリモートコミュニケーションの促進につながると実感しました。
- 今回扱った機能以外にも豊富なメソッドやプロパティがあるので、適切に組み合わせて節度ある利用を行おうと思います。
参考
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。