GENERATED PHOTOSで生成された特徴が一致している顔画像の類似スコアはどれくらい出るのか気になった [Mercury Cloud] #小ネタ
GENERATED PHOTOS というAIで架空の顔を生成できるサービスがあります。
顔の生成のほか、機械学習のためのデータセットを扱っていたり、一つの顔画像からそっくりな顔を作り出すアノニマイザーという機能だったり、APIを提供しています。
ここで生成する顔画像は、機械学習・ゲーム業界・3Dビジュアライゼーション・Eコマース・学術や医学の研究に使われているそうです。
本記事では、GENERATED PHOTOSのアノニマイザーで作られた特徴が一致している顔と元画像を比較した時の類似スコアがどれくらいになるのかとてもとても気になったので試してみようと思います。
顔比較には以前にも記事にしたMercury Cloudを使用したいと思います。
やってみる
アノニマイザー
アノニマイザーは、自分の写真をアップロードすると、そっくりな生成写真を発見することができます。
URL: https://generated.photos/anonymizer
自身のアイデンティティを保護するために使用したり、自分の特徴を表した画像を使ってデータセットにしたり、それを使って3D化したりできますね。
アノニマイザーで顔を生成するには、ページ内にあるエリアに顔画像をドラッグ&ドロップするだけでOKです。 正しく機能させるには、まっすぐ前を向いている顔の鮮明な写真をアップロードする必要があります。
自分の顔写真をアップロードすると、生成された顔画像の一覧がずらりと表示されます。
各画像は無料ダウンロードしたり、有料版を購入することも可能です。
Mercury CloudのAPIで使用するために、何個かの画像をダウンロードして使うことにします。
Mercury Cloudの顔比較API
以前紹介した顔比較APIを使ってみます。
顔比較API に添付されているpythonプログラムを使用します。
そして、使用する画像は以下の通りです。
Attribution required. Terms & conditions
以下のコマンドを実行して結果を確認してみます。
python {python_path}\compare_images.py "{image_path}\元画像.jpg" "{image_path}\比較画像.jpg"
実行した結果ですが、スコア値は以下の通りでした。
- 0.04420841
- 0.031846277
- 0.059745934
- 0.0493724
- 0.062489808
最初の5件のみの画像ですが、5%前後の類似値となっています。
感想
肌の色、年齢、性別、髪の長さなど、自分の特徴が現れる画像がAIによって生成されますが、 Mercury Cloudの顔比較APIでの類似スコアは低めに推移するのかなという予想です。
GENERATED PHOTOSのAPIを使用して類似スコアが高い画像のみを抽出する みたいなこともやってみたいので、次回以降に試してみようかと思います。
GENERATED PHOTOS自体はすごい面白いサービスです。ユースケースを読んでみるとわかりますが、いろいろな業界で使用できます。 無料で使用できるプランもあるので是非試してみてください。