議論を可視化!グラフィックレコーディングを使いこなしたい
きっかけ
会議などの場でいつも自分用の議事録を文字ベースで取るのですが、読み返すのは大変だと感じておりました。また議論が展開するとき文字ベースでの入力に限界を感じることもありました。
それから私自身デザイナーということもあり、視覚優位を自覚しております。文字が羅列していると、読み流してしまいインプットに至らないことも多々あります。(記憶力や理解力の問題はさておき)
そこでiPadとApple Pencilを使い、グラフィックレコーディングにチャレンジしました。
グラフィックレコーディングを学ぶ
グラフィックレコーディングという名前だけ聞くと、なんだか難しいことのように感じます。しかしコツを押さえればどなたでもできると思います。
グラフィックレコーディングは会議などで議論をリアルタイムに可視化する手法のことで、認識の共有や問題の発見など様々なコミュニケーションを促します
ビジュアルシンキング
グラフィックレコーディングはビジュアルシンキングの考え方が土台となっています。ビジュアルシンキングとは「描いて考える」行為のことです。グラフィックレコーディングを会得する上ではビジュアルシンキングが大きく関係しています。
ビジュアルシンキングでは描きあがったもの以上に描くという行為が重要です。技術を身につけると大きく3つの効果があります。
実際にやってみよう
図と言葉で伝わる意味をコントロールする
グラフィックレコーディングは図と言葉の組み合わせで要素を表現します。図を描くことでイメージが限定的になることもありますし、逆に意味を広げることもあります。もちろん言葉も然りです。そこで図と言葉を組み合わせて、見た人同士のの認識を統一します。
図を描くときのポイント
私がなるほどと思ったポイントを抜粋します。ポイントを抑えるだけで一気に図の視認性がアップします。
あくまで図はコミュニケーション手段の一つです。うまく描く必要はありません。伝われば良いのです。絵ではなく図だと思えば、手をつけやすい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にやってみた
先日早速社内MTGでグラフィックレコーディングの実践を試みました…が、全然できませんでした…。聞こえてきたワードをそのまま文章として残す作業に慣れすぎていて、つい文字ばかり書いてしまいました。
やってみてから改めて、キレイに描く(書く)こと以上に、その場で議論の要点を素早く判断することが大切だと思いました。日頃からビジュアルシンキングを取り入れて、得た情報を整理して適切な図と言葉に起こす訓練から始めてみます!
参考にした書籍
グラフィックレコーディングを実践するための詳細なノウハウが具体例を交えて書かれております。この書籍内では図ではなく絵と表現されています。
はじめてのグラフィックレコーディング 考えを図にする、会議を絵にする。