無人島でサバイバルしてみた

2022.03.06

なぜ無人島へ行くことになったのか

無人島でサバイバルできる企画に当選したのでキャンプしながらボドゲやろうぜ!と Twitter でお声がけいただき、急遽一泊二日で長崎県壱岐にある無人島へ行くことになりました。

今回の旅を企画してくれたはらセレブさんが#無人島ボ泊というハッシュタグでツイートしてくれていたりします。

サバイバルプランの概要

妻ヶ島という長崎県にある無人島でサバイバル体験ができるツアーです。島へは壱岐から船で 5 分ほどで行くことができます。

キャンプに必要な道具一式、港までの往復タクシー、無人島までの往復チャーター便、提携旅館での入浴がプランに含まれており、壱岐までの交通費と持ち込みの食料は自費になります。

提供されるもの

人数分

  • 釣りセット
  • 寝袋

人数に合わせた数

  • 5 名用テント
  • ランタン(テントの数)
  • クーラーボックス(45L)
  • 鍋セット
  • 焚き火台セット(焚き火台、チャッカマン、ゴミ袋3、火ばさみ、軍手、着火剤)
  • 水道水(20L)入りポリタンク
  • 簡易トイレ
  • サバイバルアドバイス冊子 ※基本的には 1 ずつとなります

詳しくはこちら

料理用のコンロやテントの中に敷くマットなどはオプションで別料金になるそうですが、今回は当選企画ということで特別にオプションリストにあるもの全てを無料で提供していただきました。(神・・・)

集合〜買い出し

博多港に集合してフェリーで壱岐へ向かいます。博多-壱岐のフェリーは往復で 9,500 円でした。高速船なら 1h 程で着きます。

壱岐へ着いたら港近くのイオンで食料の買い出しができます。現地で魚や海藻をとってもいいそうですが、何も獲れなかったらご飯抜きというのはハードすぎるので食料を買っていくことにしました。我々はその場の思いつきでカレーの材料とお餅を購入しました。

買い出しが終わったらタクシーで港近くにあるオフィスへ向かいます。なお、無人島には当然電源もトイレもないため、ここが無人島前の最後の電源&トイレポイントになります。

キャンプ備品の受け取り

港近くのオフィスでキャンプ備品の受け取りをしてデポジットを預けます。万が一のことがあった時のために緊急連絡先の記入などもここで行います。デポジットはキャンプ用品を破損、紛失した場合を除いて帰宅時に返却されます。

どうでもいい話ですが、運営スタッフさんが自分の上司に激似だったため妙な親近感がありました。

いよいよ島流し

港から妻ヶ島へ地元の漁師さんの船で向かいます。

ライフジャケットを着てワクワクしながら無人島へ向かいます。

去っていく船を無人島から見送る時は置き去りにされたようななんとも言えない気持ちになりました。

設営

船着場から 5 分くらいのところにキャンプサイトが開拓してありそこを拠点とします。

本当はキャンプの設営も自分たちでやるのですが、今回は新しいスタッフさんの研修をしたいとのことだったのでテントを張るところまでを一緒にやってもらいました。

トイレ事情

無人島でトイレはどうするの?と思ったのですが、トイレ用の小さなテントの中に簡易トイレを設置します。 穴が空いた椅子に凝固剤が入った袋が付いており一度使うごとに袋を取り替えて利用するようです。

残念ながら自分は利用することがなかったのですが他のメンバーに聞いてみたところ普通に使えたとのことでした。

散策

拠点の整備がひと段落したので島の散策に出かけました。島の一部は私有地なので入ることができませんが、それ以外の場所は自由に歩き回っていいそうです。入ってはいけない場所は明らかに入れなそうな雰囲気なのでなんとなくわかるとのことでした。

2002 年くらいまで人が住んでいたらしいので、一部舗装された道などもありましたが島の奥に進むにつれけもの道になっていきました。スタッフさんにどこが道なんですか、と聞いたところ人が歩いた形跡があるところが道でそうじゃないところは道じゃないとのことでした。

せっかくなので横断して島の反対側を見たかったのですが、2/3 位まで進んだところで完全に道がなくなったため引き返しました。

サバイバルなので鳥もとって食べていいのかな、とふと思ったのですが動物の狩猟は禁止されているようでした。

火起こし

せっかくなので火起こし体験もしよう、ということで穴が空いた板と棒と紐で火起こしをすることにしました。

どの部品をどう使うかはノーヒントで始めましたが、明らかに間違った方法で進めるとスタッフのお兄さんがにやにやし始めるのでそれをヒントに正解を模索しました。

30 分経っても煙も出なかったため板の位置と棒の向きのヒントは教えてもらいました。正しい道具の使い方を教えてもらってからさらに 1 時間以上奮闘した末にスタッフさんの手を借りてようやく焚き火に火を入れることができました。

ちなみに、ノーヒントで最後まで挑戦した別のお客さんは火をつけるのに 9 時間 かかったそうです。

自分たちで生み出した火はかわいいです。

釣り

無人島では自由に釣りをしていいことになっており、釣竿、針、餌のオキアミが支給されます。

説明書に沿って釣り糸に針をつけて投げ釣りをします。たまにハコフグやオコゼなど食べられない魚が釣れることもあるのでその場合は素手で触らないよう注意が必要です。

この日は晴れてはいたものの海沿いは風が強くとても寒かったです。 1 時間 ほど釣りをして小ぶりのベラという魚を一匹釣ることができました!

釣りでとれる魚と海岸の岩場でとれるカメノテやヤドカリ、ひじきなどはとってもいいそうですが、海に潜ってウニやタコ、サザエを取ることは禁止されているそうです。

余談ですが、一緒に来ていたメンバーが岩場に生えているひじきをむしってそのまま食べ始めたのを見て順応力高いなぁと思ったりしました。私の分も採ってきてくれたのですが無人島でお腹を壊すのが絶対に嫌だったのでひよって食べれませんでした。。。

竹でご飯を炊く

竹をいい感じに切りご飯と水を入れて蓋をして炭火に 10~20 分かけてご飯を炊きます。竹は島に竹藪がありそこで調達ができます。

竹を割るにはナタを使うので扱いには注意が必要です。余った竹を細く切って串にしたりお箸にしたりすることもできます。

ご飯は強火に 10 分かけた後に弱火に 10 分かけるとできるそうですが、アウトドア初心者には火の加減が難しく強火に 20 分かけてしまったため、ご飯のほとんどが炭になってしまいました

料理

持参した材料でカレーを作ります。カレーは問題なくできたのですが、竹で炊いたご飯がほぼ炭になってしまったためカレー 9 に対してご飯 1くらいの比率で食べることになってしまいました。

こんなこともあろうかとサトウのご飯も買っておいたのですが、湯煎調理したサトウのご飯はあまり美味しくなかったです。

メンバーがカメノテという貝?を海岸でたくさん採ってきてくれました。塩茹でするととても美味しかったそうで、ライチっぽいとのことでした。

私の分もあったのですが無人島でお腹を壊すのが絶対に嫌だったのでひよって食べれませんでした。。。

ボドゲ

やっと旅の目的であるボドゲの時間になりました。テントの中でランタンの灯りで遊ぶボドゲは雰囲気が良く楽しかったです。せっかくなので遊んだボドゲを少し紹介します。

ウミガメの島

1~3 つのサイコロを振って7以内の数字を出し、数字掛けるサイコロの数進めるゲームです。7以上の数が出た場合亀はスタート地点に戻されます。ゴールしたらカードが貰えてカードに書いてある数卵が産めます。最後により多くの卵を産んだ人が勝者です。

同じマスに止まると最初にそのマスにいたカメに乗ることができ、その状態で下の亀がゴールした場合カードが上の亀に取られてしまいます。

わざと同じマスに止まって下の亀をこき使ってゴールするか、自分の力でゴールするかの判断も勝利の鍵になります。

重なる亀が可愛いゲームです。

参考:ウミガメの島

マスクメン

出されたカードの順序でカードの強さが決まる大富豪っぽいゲームです。前の人が出したカード+1枚のカードを出していくことでカードの強さが決まり、手持ちのカードを全て無くすことが勝利の条件になります。

ルールが少し難しいのでプレイしたことがある人と一緒に遊ぶのがおすすめです。

レスラーの形のカードとチップが可愛いです。

参考:マスクメン

ペンギンパーティ

手持ちのペンギンカードをピラミッド状に並べていくゲームです。手札を全て出し切れば勝利で出しきれなかったカードの数がペナルティになります。七並べと少し似た感じで場に出されているカードの色で次に出せるカードが決まります。

参考:ペンギンパーティ

マーダーミステリー 5人の銀行強盗

それぞれの役になりきってゲームを進行し、ゲームの結果で物語の結末が変わる推理ゲームです。

物語の内容を知ってしまうと犯人がわかってしまうため、一度遊んだら二度と遊べないゲームです。

与えられたキャラクターの心理を読み取り犯人を探すことがこのゲームのキモになるのですが、役になりきるあまりなぜか全員オネエ言葉になるという面白い体験ができました。

体感型推理ゲーム マーダーミステリー 5人の銀行強盗

The Mind

チーム全員で協力して手札のカードを小さい順から出していくゲームです。

ただし、ゲーム中に会話してはいけないので相手の挙動を見てカードを出すタイミングを探り合う必要があります。

似たゲームにThe Gameというゲームがあります。

ザ・マインド (The Mind)

余談ですが今回一緒に参加したましかまるさんは無人島に来ているのにも関わらず持参した荷物の 100%がボドゲで、常に何らかのボドゲの箱を持ち歩くというスタイルを貫いており並ならぬボドゲへの愛を感じました。

朝ごはん

残った食材はできるだけ使い切りたいため余った食材を組み合わせて食べられそうなものを作ります。

朝ごはんのメニューは以下でした

  • 焼いたお餅&刺身醤油
  • 焼いたチータラをパンに乗せたもの
  • 焼いたサラミ
  • 卵のホイル焼き
  • 奇跡的に一匹だけ釣れた魚の丸焼き
  • 焼きマシュマロ
  • ココア

釣れた魚はベラという骨が青い不思議な魚でした。

撤収&銭湯

時間までにテントを片付けたり荷物をまとめて船着場へ運びます。

予定通りの時間にチャーター便に乗ったスタッフさんが迎えにきてくれました。船を待ちながら救助船を待つ遭難者ってこんな気持ちなんだな・・・と思いました。

陸に戻ったら提携する旅館で入浴し、帰路につきました。

持っていってよかったもの、要らなかったもの、持っていけばよかったもの

無事に 1 泊 2 日を生き残ることができたので装備周りを振り返りたいと思います。 今回は有料オプションになる装備も全て提供していただいたので、その中でも特にありがたかったもの、よく利用したものをご紹介しようと思います。

持っていってよかったもの

  • Anker PowerCore III 19200 60W (USB PD モバイルバッテリー: これ一つで 参加者 4 名全員のスマホを高速充電することができて、しかも複数の機器を同時に充電することができたのですごく良かったです
  • ボドゲ:みんなで一緒に遊べるものがあると無人島タイムが充実するのでとてもお勧めです
  • 貼るタイプのホッカイロ:夜寒い時でも暖かく過ごせました
  • ウエットティッシュ:手が洗えないので除菌もできるものがお勧めです。テーブルを拭くときなどにも役立ちました
  • アルミホイル:大体の食材はホイル焼きにすれば食べられます
  • まな板:使い捨てにできるプラスチックのタイプを持参しました。お魚を捌くときに役に立ちました
  • 懐中電灯:小さいものでも一つあると便利でした。スマホを落としてしまうリスクも軽減できます
  • アヒージョセット: 山で食べるアヒージョは美味しいです。

有料オプションに含まれるものであって嬉しかったもの

  • 調理用コンロ:焚き火だけで調理をするのは火加減が安定しないのでかなり難しいと思いました
  • 敷マット:床に接している部分から冷えるので寒い時期は必須だと思います
  • 4 名用テーブル:調理をするのにテーブルがあると嬉しいです
  • チェア:座れる丸太はあるのですがキャンピングチェアの方がはるかに座り心地がいいです
  • 木炭(販売)800 円:炭を作ってしまえば火が安定するので

持っていったけど要らなかったもの

  • ハンドソープ
  • 消毒用ハンドジェル

水の利用が限られていたためハンドソープよりウエットティッシュで除菌もできるものの方が使い勝手が良かったです。ハンドジェルは手の除菌はできますが土などの汚れはそのままになってしまうのであまり使いませんでした。

持っていけばよかったもの

  • ハサミ:釣り針が服に引っかかった時にハサミが欲しいな、と思いました。サバイバルナイフにハサミが付いているものなどは重宝しそうです。
  • でっかいマシュマロ:でっかいマシュマロは手に入りづらいため前もって準備しておくことをお勧めします。
  • おたま:おたまは代わりになるものが現地で生成しづらく、カレーをコップで注ぐハメになったので鍋物を作る予定があるならおたまはあるといいと思います。
  • 人:人は多ければ多いほど楽しいです

持っていかなくて正解だと思ったもの

  • 仕事用 PC

ワーケーションできるかも?とちょっと思いましたが、設営、火起こし、散策、食料の調達、調理など仕事が山のようにあるので余裕がないと思われます。

エリアは 4G が入るので回線的にはできなくはないのかも・・・?

感想

自宅で朝から夜までパソコンに向かって仕事する毎日、犬の散歩以外で外出することもなく世の情勢上旅行にも行けないし有給は余ってるし人生ってなんだっけ・・・と思いはじめていたところに面白い企画に誘っていただいたので乗っかってみたという感じでした。無人島では時間の流れがゆっくりで、一泊しかしていないのに一週間くらいいたような感覚になりました。久しぶりに PC を一切開かずに生活したおかげで人の心が取り戻せたような気がします。

キャンプ初心者の我々のために手厚いサポートをしてくださったスタッフの方々のおかげで充実した時間を過ごすことができとても感謝しています。

気軽に無人島ライフを堪能できるプランはこちらです。日帰りでも行けるようなので気になった方はぜひ体験してみてはいかがでしょう?

参考