アイドルオタクが集まって、”推し事”じゃなく”お仕事”について語り合ってみた

2024.05.07

いつも「推し」について語り合っている私たちは、この日は仕事の話に花を咲かせることになった。

はじめに

こんにちは、アノテーション の kankan です。
私は、普段秋田県を拠点にフルリモートワークで総務業務を担当しています。
先日、雑談会を実施しましたので、その方法をご紹介します!

「リモート雑談会を開催してみたい」「リモートワークでもメンバーとの絆を深めたい」「雑談は話題に困ってしまって苦手」という方のヒントになれば幸いです。

 

忙しい人のための3行まとめ

    • 自己開示することにより、話しやすい関係性ができた
    • 普段関わりの薄い部署の業務について理解を深めることができた
    • 将来的に業務でコラボレーションする際に役立つ、スムーズな意思疎通の下地ができた
  •  

実施方法

今回は、社内Slackでアイドルヲタクの皆さんにお声がけし、趣味でつながったメンバーで敢えて仕事の話をする雑談会を開催しました。

私たちクラスメソッドグループでは、社内Slack上に多くの趣味のコミュニティチャンネルがあります。
「misc-〇〇」といった形で、趣味の名前を冠するチャンネルを立て、その中で楽しく会話をしています。
そのチャンネルをきっかけに知り合った面々ですので、部署、業務内容、勤務地などバックグラウンドは様々なメンバーが集まりました。
(雑談会開催のきっかけなどは後半で!)

用意するもの

  • Google Meetで、予定を作成する(他のビデオ会議ツールでもOK)
  • 質問リストを作っておく

雑談会の進め方

Google Meetに入室後の進行方法

  1. 最初の[話し手]を決める
  2. [話し手]が話す (※)
  3. [聞き手]が質問する (※)
  4. [話し手]が、次の[話し手]を指名して交代する (※)
  5. (以後、※の項目を時間が許す限り繰り返す)

 

実際に使用した質問リスト

  • 〇〇の仕事してます
  • 今の業務についた理由
  • 業務で楽しいこと
  • 今一生懸命取り組んでること
  • 〇〇分野のお話は、私に声かけてね!
  • 未来の野望
  • 自分の思う「弊社のここが最高だぜ!」ってところ教えて
  • 今の仕事をしていて一番良かったことは何ですか?
  • ワークライフバランスはどのように保っていますか?
  • ヲタ活で得たものを仕事に活かしていることはありますか?
  • 会社の中で、尊敬してる人はいますか?

 

これをGoogle Meetのチャット欄に表示しました。
話し手は、全部の質問に答えても良いし、話したくないものは飛ばしても良いです。もちろんこれに縛られず自分の話したいことを話してもOKです。

(余談)最も盛り上がった質問は「ヲタ活で得たものを仕事に活かしていることはありますか?」でした。皆さん、推しの良いところを真似したり、業務にあたる姿勢に取り入れたり、ヲタ活をヲタ活で終わらせず、自分の内面を育む糧にして成長マインドセットに繋げているところがとても素敵でした!

開催して分かったメリット

準備も参加も楽

何といっても、準備も参加も、みんなが楽であることが良かったです。
業務の合間に行う雑談会なので、ここに大きな労力はかけられません。

唯一、手のかかるところと言えば、質問リストの準備になるかなと思いますが、これが有るだけで話題に困らず参加しやすいですし、「ホントはあれも聞きたかったのに聞けなかった」ということを減らせますので用意しておくのをオススメします。

先ほどご紹介した、質問リストをよろしければ参考にしてみてください。もし参考にならなかった場合は、「会話デッキ」などで検索したり、生成AIにお題出しをしてもらうといいと思います。

決めすぎないので、気楽に参加/不参加ができる

「参加者」と「時間」の管理をしすぎないようにしました。
誰が参加するか出欠を取ったり、厳密なタイムテーブルは敷きません。

参加人数については、「何人くらい来そうなのか」の目安のために事前に伺いましたが、この会は業務ではなく雑談なので、当日突然来れなくなってもOKです。
また、急に来れることになって参加しても、質問リストがあるので話題に困ることはありません。

時間管理については、会の冒頭で、「会の流れ」と、「終わり時間」を全員で共有しました。
また、1人が話す長さは約10~15分と想定していることも共有しましたが、タイムキープはせずその場の会話の流れに任せました。そのおかげで、時間に追われず、自然な会話の流れに近く、気楽に話すことができたと思います。

お互いの性格・傾向・専門性を知ることができた

同じ質問リストに則って進めていても、話し手ごとに違う角度・観点の答えが出てくるので、性格や傾向の違いが見えて興味深かったです。
そして、お互いの考え方を開示し合い、より親近感が増したと感じました。

更に、普段は関わりが薄い部署の業務内容や、その方の専門性を知ることができました。
これにより「今度これに困ったら〇〇さんに相談しよう!」と、新たな相談先候補が増えたのが思いがけない収穫でした。

相談というのは、ある程度の関係値がある相手にしかできないものですが、
相談先が増えることは、業務が進めやすくなるので、こういった雑談は仕事にも有益なのだと改めて感じました。

 

開催のきっかけ

冒頭にてご紹介したとおり、私たちクラスメソッドグループの社内Slackには趣味のチャンネルがあります。
私も、アイドルオタクが集まるチャンネルに入っています。このチャンネルでは情報交換をしたり、お互いの推しグループのニュースを喜び合ったりと、いつも活発にコミュニケーションが行われています。

ここで私は気づきました。
「せっかく良い関係性が築けているのに、お互いの仕事のことを知らないな」

チャンネルのメンバーは趣味をきっかけに集まっているので、
その方の「推し」のことは知っていても、
その方が「どんな部署でどんな仕事をしているのか」をほとんど知りません。

会社で知り合ったのに、何の仕事をしている人かを、お互いに知らないのです。
これは会社組織の中で面白い状態ではないかと考え、思いついたのが趣味のコミュニティであえて仕事の話をする雑談会です。

現在、クラスメソッドグループのオフィスでは、コミュニケーションを促進する取り組みが多数行われています。
そこでは、偶発的な出会いをきっかけに業務上のシナジーが生まれるなど、よい影響が出ていると耳にしていました。
一方、オフィスの無い地域に住む私は、これと似た良い影響をオンライン上でも起こせないか?と、考えていました。
今回の雑談会でそれが少し実現できたかなと思います。

関係性の違いによる相手の仕事・趣味への理解の違いを表にしてみました

 

まとめ

今回は、リモート雑談会の実施方法をご紹介しました。
この形式は一例ですが、リモートで絆を育もうとする皆さんの参考になれば幸いです。

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