
取得したAWS認定資格のバッジがCredlyに反映されないのでAWS認定アカウントの統合をやってみた
コンバンハ、千葉(幸)です。
AWS認定試験に合格すると、その内容がCredlyというプラットフォーム上でデジタルバッジとして確認できます。👇こんな感じで見えます。
おや、全部失効しているぞ
久しぶりにAWS認定試験に合格しいそいそとCredlyのバッジを確認しに行ったところ、その内容が反映されていないことに気づきました。
よくよく見てみると、「複数のAWS認定アカウントを保有していると正しくデジタルバッジが確認できないことがある」と記述があります。
- ヒント: 複数の AWS 認定アカウントを保有していると、Credly のデジタルバッジプラットフォーム内でデジタルバッジを確認できない場合があります。この場合は、ログイン中のアカウントが、保持している認定に紐づくアカウントかご確認ください。同一メールアドレスに紐づく AWS 認定アカウントを複数お持ちの場合は、アカウントを統合してから、Credly デジタルバッジプラットフォームでバッジをクレームしてください。お手伝いが必要な方は、弊社にお問い合わせください。
過去にいろいろあり、AWS認定アカウントが複数存在する心当たりがあります。今回は「AWS認定アカウントの統合」をやってみたのでその内容をご紹介します。
3行まとめ
- AWS認定アカウントのポータルからサポートケースを起票することで統合を依頼できる
- 申請の際に必須であるか分からないが、AWS認定アカウント(CertMetrics)の番号を添えると良さそう
- 窓口の混み具合によると思われるが、今回は8日間程度で統合が完了した
統合前のAWS認定アカウントの状態
わたしのAWS認定アカウントおよびその周辺のアカウントは以下の状態となっていました。(今回の話に関係しない部分もあります。)
3つのAWS認定アカウントを持っていました。
- ① メインで使っているAWS認定アカウント
- ② ①と同じメールアドレスで作ってしまったAWS認定アカウント
- ③ AWSパートナーセントラルからのSSOで作ってしまったAWS認定アカウント
②③は、過去に「Amazon アカウントでログイン」方式が廃止される際によく分からず色々触っていたらできてしまったものです。
今回は、
- ①のAWS認定アカウントとCredlyアカウントを連携していた
- ここでは認定資格の取得履歴とバッジが連動していた
- ①と同じメールアドレスで②のAWS認定アカウントを作成した
- 以降、①で取得した認定資格がCredlyに反映されない
という状態のようでした。①と②の統合を行うことで、①のアカウントの認定資格取得がCrerdlyに反映されるようにしたいです。
AWS認定アカウントの統合をしてみた
やっていきます。
AWS認定アカウント(CertMetrics)の番号を確認する
統合の問い合わせをする前に、今回の統合対象のAWS認定アカウント①②のCertMetricsの番号を確認しておきます。
以下URLからサインインし、画面の右上で確認できるAWS00000000
形式のものです。
余談:AWSビルダーIDによるサインインでAWS認定アカウントを切り替えるには
今回は2つのAWS認定アカウントに、それぞれサインインしたいです。
AWS認定アカウントへのサインインの際には、AWSビルダーIDを用いるケースが多いかと思います。
AWS認定アカウントへのサインインの途中の画面
今回わたしは①②どちらもAWSビルダーIDでのサインインを利用していました。
AWSビルダーIDにサインインしている場合、AWS認定アカウントへのサインインにそのビルダーIDが自動的に使用されます。(どのビルダーIDを使用するかの選択画面がない。)
そのため、①のAWS認定アカウントにサインインしたのちに②のAWS認定アカウントにサインインするにはひと工夫が必要です。
- ①のAWS認定アカウントからサインアウトする
- ①のAWS認定アカウントに紐づくAWSビルダーIDからサインアウトする
- ②のAWS認定アカウントに紐づくAWSビルダーIDにサインインする
- ②のAWS認定アカウントにサインインする
AWSビルダーIDのポータルには以下からアクセスできます。
AWSビルダーIDのポータル画面でサインアウトしている様子
AWS認定アカウント統合の問い合わせを行う
統合対象のAWS認定アカウントの番号が準備できたので、問い合わせを行います。
「デジタルバッジ」> 「デジタルバッジ」の画面から、「弊社にお問い合わせください」のリンクをクリックします。
問い合わせページの全体像は以下のようになっています。
👆「連絡先情報」は適切なものを入力してください。「AWS 候補 ID」というものは、これまで「AWS認定アカウント番号」と呼んでいたAWS00000000
形式のものです。
「お問い合わせタイプ」と「その他の詳細」は選択式になっています。「その他の詳細」は、「お問い合わせタイプ」によって選択できるものが変化します。
今回は以下を指定しました。
項目 | 値 |
---|---|
お問い合わせタイプ | 認定 |
その他の詳細 | Account Merge |
「お問い合わせ内容」に以下を記入し[1]、送信します。
以下のアカウントはいずれもメールアドレス「xxx@example.com」で登録されています。
①AWS0xxxxxxx
②AWS0yyyyyyy①は誤って作成したものであるため、②への統合をお願いいたします。
注意書きを見るに、異なるメールアドレスのAWS認定アカウントの統合もできるんですね(というかそれが主なのかもしれない。)
以下の画面になれば、問い合わせは完了です。
AWS認定アカウントの統合を待つ
フォームから問い合わせを行うとすぐに、サポートチームからケース作成に関するメールが届きました。
ケースの回答時間は原則24 時間以内ですが、最善の解決策を見つけるためにさらに時間を頂戴することもございます
の記載がありました。楽しみに待ちましょう。
今回は8日程度経過後に、統合が完了した旨のメール連絡が来ました。(窓口が大変混み合っていたとのことでした。)
それと時を同じくして、Credlyからバッジ獲得の連絡が届きます。
AWS認定アカウントの統合が完了すれば、追加のアクションなしでCredlyへのバッジ反映が行われるようでした。めでたしめでたし。
終わりに
AWS認定アカウントの統合をやってみた、という話でした。
特に重複するメールアドレスのアカウントの統合はなかなかやる機会が少ないと思うので、何らか参考になれば幸いです。AWS認定アカウント周りはいろいろややこしいですね。
以上、チバユキ (@batchicchi)がお送りしました。
余談:AWS認定アカウントで確認できるアレコレ
今回はAWS00000000
形式のアカウントIDは画面の右上から確認しました。他にも確認できる情報はあり、右上の「アカウント」からその画面に遷移できます。
このように各種アカウントIDが確認できます。AWS00000000
形式のものは、ここではCERTMETRICS
と表現されています。
アカウントの使用状況によってここに表示されるアカウントの種別は変わりそうです。「何かAWS認定アカウントに関連するアカウントIDがあるらしいが、確認しなきゃ」という時には、ここを見ると解決するかもしれません。
リンク集
- AWS認定アカウントのサインイン用
- AWS Training and Certificationアカウントのサインイン用
- AWSビルダーIDのサインイン用
- Credlyのサインイン用
ブログでここまで①②と呼んでいたものと、問い合わせ時に振った①②が逆転しているのでちょっとややこしくなりました ↩︎