[Fabric] Crashlytics 入門 #4 GitHub, Slack, Trello などのサービスと連係させる

2015.04.08

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Crashlytics を他のサービスと連係させよう

Crashlytics は、サービスの連携機能を使うことにより、クラッシュレポートを通知したり、課題にすることができます。Crashlytics では、次のサービスをサポートしています。

  • Asana
  • Bitbucket
  • Campfire
  • FogBugz
  • Github
  • Hall
  • HipChat
  • JIRA
  • OpsGenie
  • Pagerduty
  • Pivotal Tracker
  • Redmine
  • Slack
  • Sprint.ly
  • Trello
  • Web Hook
  • YouTrack

今回は、このうち GitHub, Slack, Trello と連係する方法を解説します。

サービス連係画面を開く

サービス連係は、アプリケーションの設定画面にあります。まずは左メニューの下側にある「Settings」をクリックします。

fabric-integration01

次に、一番右の「APPS」のイメージをクリックします。

fabric-integration02

アプリケーションの一覧が表示されるので、サービス連係させたいアプリケーションをクリックします。

fabric-integration03

アプリケーションの設定画面が表示され、サービス連係画面を開くことが出来ました。ここから、サービスを連係させていきます。

fabric-integration04

GitHub と連係させる

fabric-integration-github01

GitHub と連携させると、Crashlytics 上の Issue を GitHub の Issue として展開します。連係には org/repo 形式のリポジトリ、それからアクセストークンの設定が必要です。

GitHub のアクセストークンは、ユーザー設定の「Applications」画面の「Personal access tokens」セクションの「Generate new token」で生成することができます。

fabric-integration-github02

これで完了です。クラッシュが発生すると、Issue が追加されます。

fabric-integration-github03

また「IMPACT LEVEL」を調整することで、ある一定のレベル以上の Issue のみ投稿するといった調整も可能です。

fabric-integration-github04

Slack と連係させる

fabric-integration-slack01

Slack と連係させると、特定の Channel に対してメッセージを投稿することができます。WebHook URL、Channel 名、投稿者の名前の設定が必要です。

Slack 側では、WebHook URL の取得が必要です。設定の「Integrations」から「Crashlytics」を探し出し、「Add」をクリックします。

fabric-integration-slack02

「Post to Channel」で、送信先の Channel を選択します。

fabric-integration-slack03

「Setup Instructions」で WebHook URL が表示されているので、この URL を Crashlytics の設定に貼り付けます。

fabric-integration-slack04

設定が完了すると、テストメッセージが表示されるので確認してみてください。そしてクラッシュが発生すると、メッセージが投稿されます。

fabric-integration-slack05

また、送信する Issue のレベルは GitHub 同様設定可能です。

fabric-integration-slack06

Trello と連係させる

fabric-integration-trello01

Trello と連係させると、課題を追加することができます。Board ID、List Name、Developer Public Key、Member Token の設定が必要です。まず Developer Public Key を得るには、Trello にログインした状態で https://trello.com/app-key にアクセスします。ここの Key が Developer Public Key です。

fabric-integration-trello02

次に Member Token ですが、これを取得するには https://trello.com/1/authorize?key=DEVELOPER_PUBLIC_KEY&name=Crashlytics&response_type=token&scope=read,write&expiration=never にアクセスします(DEVELOPER_PUBLIC_KEY は適宜修正してください)。すると、次のような承認画面が表示されます。

fabric-integration-trello03

「Allow」をクリックすると Member Token が表示されます。これを Crashlytics 側に設定すれば完了です。

fabric-integration-trello04

クラッシュが発生すると、指定した Board の List に Task が追加されます。

fabric-integration-trello05

こちらも、レベルの調整が可能です。

fabric-integration-trello06

まとめ

標準で連係することができるサービスは海外のサービスのみですが、割と多くのサービスと簡単に連係させることができます。ぜひ、ご自身が利用されているサービスと連係させてみてください。チーム内でクラッシュの認知がしやすくなるはずです。

参考