業界未経験でIT知識0の40代が資格試験挑戦 ~ITパスポート編~
ITパスポートを受験しようと思ったきっかけ
中学英語教師→主婦→ホテルフロント→観光案内所(外国人窓口)→アノテーション。
畑違いの業界にやってきた40越えのおばちゃんです。「IT知識不問」で採用してもらったのに、この会社にいてさすがに「な~んにもわ~かりませ~ん」では通用せず、まずは資格試験をとるところから・・・と最初に選んだIT系の資格試験がITパスポートでした。
本資格を取得したのは1年以上前の話になりますが、私のようにIT未経験の方の励みになればと思い、合格までの道のりを記します。
どのくらい分からないかというと
「OS何?」と聞かれるたびに
「は?OS? OSって何?なんて答えるのが正解??」と毎回悩む。
LANとかサーバとかルーターとか、言葉として聞いたことあっても、それが何かよく分かっていない。 IT業界未経験の方でもそのぐらい知っていることすらまともに答えられない状態でした。
挑戦してみて
ITパスポート関連の動画や口コミに、「大丈夫、超簡単!勉強しなくてもとれる!」「ITパスポートは英語の試験。英語の頭文字を覚えてしまえば解ける問題ばかり!」と言っているのを見て、まずは一安心。だって私は「IT知識不問」だけど「英語ができる」で採用してもらったので。
「お~、余裕なんじゃね?!」と思って、フタを開けたらチンプンカンプンでビックリ!! 吐きそうになりながらひたすら勉強。 特にテクノロジー分野は頭痛がしました。
でもここで初めて「OSって何?」って聞かれてなんて答えればいいのかわかるようになる。 メールの送受信の仕組みや、業務中聞いてて分からなかった単語もこの資格を学んだことで「なるほど!!」となりました。
勉強方法
ここで私の勉強法を紹介します。
1.書籍を一通り読む
高橋恭介さん著、「いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」を購入し、これを2周読みました。
ITパスポートの勉強の上で一番ベースとなったものです。これを読んで最初から全てを理解しようとするのではなく、「ふむふむ、そういうことね」と補助教材的な使い方をしました。
2.動画を流し見
同じく、高橋京介さんが出しているYouTube動画をひたすら繰り返し視聴していました。
じっくり視聴し学習モードで見ることもあれば、「食べながら」「化粧しながら」などの「ながら勉強」もしましたし、夜寝る前に寝ながら見てるうちにすぐ寝ちゃう・・・という睡眠学習(?)もしました。
高橋京介さんも書籍や動画でおっしゃっていますが、ITパスポートの勉強は「勉強するぞ~!」というモードよりは、スキマ時間に動画を見たり、過去問を解いたりする程度でよいと思います。(でないとイヤになってしまうから)
逆に動画を見た後に、書籍のその単元の部分を読むと、より理解が深まりました。
3.とにもかくにも過去問を解きまくる
何といっても過去問を解きまくるに尽きます。
なぜなら、過去に出た問題がそのまま出るからです。(もちろん新出の問題もあります)
過去問道場を活用しました。最初のうちは正解率30%も満たなかったのですが、何度も何度も解いていくうちに「あれ?この問題昨日もやったぞ?」「さっきも出てこなかった?」となり、嫌でも答えを覚えていきます。とにかく過去問を解きまくることをおススメします。ちなみに「一日何問解くぞ」とか「何時間やるぞ」とか決めずに、電車に乗ってる時などのスキマ時間や、寝る前に携帯でいつの間にか寝るまで、くらいのやり方で勉強していました。しっかり時間を計ったことはありませんが、一日約30分程度やっていたような気がします。
また、不正解の部分を書籍で確認することも何回もしました。(そうしているうちに書籍は付箋でいっぱいに。どんだけ分からない項目があるんだっていう。。。笑)
4.苦手な問題はスルー
ITパスポート試験の合格基準は、まず総合評価点が1000点中600点以上であること。そして分野別評価点が1000点中300点以上であることが要求されます。つまり各分野をバランスよく達成できなければ、合格できません。
私はその中でも計算問題系が苦手でした。そこで私は・・・
苦手分野は勉強しませんでした。
ITパスポート試験の試験範囲は広範囲であるため、すべての内容を完璧に理解しようとすると挫折します。なので大きな声では言えませんが、苦手な計算問題は一切勉強しませんでした。最終的に6割取れればいいのさ~♪っと。
まとめ
以上、私がITパスポート試験に合格するまでの勉強法についてご紹介しました。
ちなみに勉強期間は1か月でした。
「ITパスポートの資格は意味ない・役に立たない」という意見を耳にしますが、ITパスポートは、テクノロジーだけでなくマネジメントなど幅広い分野の基礎知識の証明にはなります。この後、色々と資格に挑戦していきますが、私にとって業務上で一番役にたった資格です。お恥ずかしながら、この資格をとらなければ、社内のミーティングで話についていけませんでした。
他にも勉強方法はあると思うので、あくまでも勉強方法の一つとして参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。