[レポート] Windows ServerおよびSQL Serverワークロード向けの新しく簡素化されたBYOLエクスペリエンス #CMP342 #reinvent
ラスベガスからこんにちは、岩城です。
セッション「New, simplified BYOL experience for Windows Server & SQL Server workloads」を聴講しましたのでレポートします。
概要
AWSは、他のAmazon EC2インスタンスを起動するのと同じように、WindowsおよびSQL Serverライセンスを使用して専用ホストでインスタンスを起動できる、新しく簡素化されたライセンス所有(BYOL)エクスペリエンスを提供します。 管理設定を指定でき、AWSがすべての一般的なDedicated Hosts管理タスクを処理します。 独自のWindowsおよびSQL Serverライセンスを使用する柔軟性と費用対効果を、AWSの弾力性、シンプルさ、および弾力性とともに活用する方法を学びます。
- Session Type:Chalk Talk
- Topic:Compute
- Session Level:300 - Advanced
スピーカー
- Murtaza Chowdhury
- Product Manager, Amazon Web Services
※敬称略
レポート
このセッションの目的
独自のWindowsおよびSQL Serverライセンスを使用する柔軟性と費用対効果を、AWSの弾力性、シンプルさ、および弾力性とともに活用する方法を学ぶ。
AWS License Manager
- ハイブリッド環境全体のさまざまなソフトウェアベンダーからのライセンスを管理するためのワンストップソリューション
- 管理者がライセンスルールをカスタマイズし、リソースの起動時に実施できるようにする
- クラウドおよびオンプレミスのすべてのAWSアカウントでライセンス使用を管理する
- 既存のライセンスを活用してコストを削減し、補正を簡素化する
ライセンス管理の課題
- ベンダーによる監査
- コンプライアンスの維持
- ライセンス超過の管理
AWS License Managerを使用してライセンスを簡単に追跡する
- ライセンス条項をルールとしてエミュレートする
- ライセンスルールを適用し、コンプライアンスを維持し、超過を制御する
- 使用状況を一元的にレポートする
顧客の声
- Xero社
- License Managerを使用すると、インフラ全体でライセンス状況をリアルタイムに確認できるだけでなく、割り当てられたライセンス監査を管理しやすくなる
- Pearson社
- この機能により、ライセンスの追跡とレポート作成に費やす時間を大幅に削減できた
- ライセンスの使用状況のスナップショットを数時間ではなく数秒で取得できるようになった
- カスタムルール、コンプライアンスの維持、支出の監視も大きなプラスとなった
新しいLicense Manager機能(NEW)
- 既存のライセンスの自動検出
- 視認性と追跡の改善
- Amazonが提供するWindowsおよびSQL Serverを識別する
製品情報を指定して自動化を構成する(NEW)
- 製品情報を一度定義し、License Managerが追跡して変更を通知する
Amazonが提供するWindowsおよびSQL Serverを除外する
- Amazonが提供するWindowsおよびSQL Serverのライセンスを簡単に識別し、BYOL申告時にそれらを除外するのに役立つ
さまざまなソフトウェアライセンスを管理する
- vCPU、物理コア、物理ソケット、およびインスタンス数に基づいてさまざまなソフトウェアライセンスを管理する
- OSライセンス
- Windows Server、Red Hat、SUSE
- DBライセンス
- SQL Server、Oracle Database、IBM DB2
- アプリケーションライセンス
- SAP ERP、SharePoint Server、IBM WebSphere
- その他のサードパーティライセンス
WindowsおよびSQL ServerのBYOLできるメリット
- SQL Serverライセンスは、ライセンスモビリティに基づいて、共有および専用テナンシーで利用可能
- オンプレミス環境をAWSクラウドに移行できる
- 専用ホストを使用してライセンスのメリットを最大化できる
- AWS License Managerでライセンスの使用状況をレポートできる
License ManagerはWindowsおよびSQL Serverワークロードの実行を簡素化する(NEW)
- 一元化されたライセンス追跡、メディアパッチ、およびホスト管理を提供する
- ライセンス追跡
- ガバナンスの追跡と報告
- 統制
- 監査
- メディアのパッチ
- パッチ適用
- 更新
- ゴールデンAMIの作成
- ホスト管理
- 割り当て/リリース
- 稼働率
- インスタンスの配置
- ライセンス追跡
Media management(NEW)
- License ManagerはEC2 Image Builderと統合する
- GUIを使用してVMイメージを構築を自動化する
- 安全で準拠した最新のイメージを構築するコストを削減する
- 実稼働環境で使用する前にイメージをテストすることにより、サービスの稼働時間を改善する
- カスタマイズされたゴールデンAMIの作成、管理、展開を迅速かつ簡単に自動化
Host management(NEW)
- AWS License Manager now adds Dedicated Host management capabilities to simplify your ‘Bring your own license’ (BYOL) experience
- Windows BYOL
- 対象のSQLおよびWindows BYOLライセンスをAWSに持ち込む
- EC2専用ホストの継続的な管理を自動化する
- 既存のライセンス投資を活用してコストを節約
- AMIとインスタンスタイプを指定するだけでインスタンスを起動する
Specify host management preferences
- ホストリソースグループ(NEW)
- 指定した設定を使用して単一のエンティティとして一緒に管理できる専用ホストのコレクション
- 自動化するホストリソースグループの簡単な設定
- ホストの割り当て
- インスタンスの配置
- ホストのリリース
- ホストの回復
専用ホスト上で好みのメカニズムを使用してBYOLインスタンスを起動する
- インスタンス起動
- 起動テンプレート
- Auto Scaling(NEW)
さらなる節約
- 複数のインスタンスサイズ
- Savings plansを活用したホストの自動割り当て/解放
- クロスアカウント共有
おわりに
WindowsやSQL ServerのBYOLを実例にLicense Managerの利用方法や得られるメリットを学ぶことができました。はじめてのChalkTalkにも関わらず先頭に陣取り聞いていたので、話しかけたれたり質問されたらどうしようなどと不安に思っていたましたが、部屋中から質問があがり活発にディスカッションされ、そんな不安は不要でした。
本エントリがどなたかのお役に立てれば幸いです。