
【JAWS-UG神戸×IoT専門支部コラボ】IoTをこれからやる方も、もっとやっていきたい方も!を開催しました
こんにちは、クラスメソッド製造ビジネステクノロジー部所属、JAWS-UG IoT専門支部 運営メンバーの若槻です。
2025/12/12 に「IoTをこれからやる方・もっとやっていき!な方も、もっとやっていきたい方も!」というテーマで、JAWS-UG 神戸支部と IoT 専門支部のコラボイベントを開催したので、そのレポートをお届けします。
録画 (YouTube)
イベント概要
| タイトル | 登壇者 | 動画チャプターリンク | 時間枠 |
|---|---|---|---|
| re:Invent 2025 IoT re:Cap | AWS 松本敢大 | 00:07:18〜 | 20 分 |
| AWS Summit Japan 2025展示の裏側 | アイレット株式会社 土井田篤 | 00:26:40〜 | 15 分 |
| Strands Agentsで作る自作スマートスピーカー | JAWS UG 名古屋/神戸 三浦 耕生 | 00:45:00〜 | 15 分 |
| 【LT枠】今までにさよならしたAWS IoTサービスを振り返ってみよう | Yuuki Yamashita | 01:02:15〜 | 10 分 |
| 【LT枠】実機を使用したAWS IoT Greengrass × GenAI HandsOnの紹介 | Yuji Shirai | 01:11:55〜 | 10 分 |
| 【LT枠】Arduino NESSO N1を触ってみた | AWS 市川 | 01:24:00〜 | 10 分 |
当日の X 実況の様子はこちらから。
レポート
re:Invent 2025 IoT re:Cap
| タイトル | 登壇者 | 動画チャプターリンク | 時間枠 |
|---|---|---|---|
| re:Invent 2025 IoT re:Cap | AWS 松本敢大 | 00:07:18〜 | 20 分 |
AWS 松本さんからは、2025 年の AWS re:Invent について振り返っていただきました。
今年は re:Invent では以下のような IoT 関連のアップデートが発表されたとのこと。
- AWS IoT Core ルールで使える SQL の強化
- AWS IoT Core が IoT ルールからの IoT の thing レジストリデータ取得をサポート
- AWS IoT サービスの VPC エンドポイントと IPv6 接続のサポートを拡大
- AWS IoT Greengrass のデベロッパー向け AI Agent Context Pack が提供開始
- Amazon Kinesis Video Streams WebRTC Multi-Viewer
- Amazon Kinesis Video Streams が費用対効果の高い新しいウォームストレージ Tier をサポート
- AWS IoT SiteWise Grafana プラグイン v2.4.0 で SQL Builder による柔軟なクエリが可能に
痒いところに手が届く堅実なアップデートから、AI エージェントによる IoT デバイスアプリの開発支援など、未来を感じさせるアップデートまで幅広く発表されていました。
また、日本の AWS チームが展示対応を行った「Interactive Security Surveillance Robot ~対話型セキュリティ監視ロボット~」についても共有がありました。
ユーザーが UI からテキストもしくは音声で指示を与えると、その指示を Amazon Bedrock が ROS コードに変換し、AWS IoT Core が MQTT 経由でロボットに送信、ロボットが動作するという仕組みになっているそうです。

デモ映像では、UI から「何かを食べている人を見つけて」と指示すると、ロボットが探索して撮影する様子が紹介されました。

パトロールロボで探索対象を簡単に指定や変更可能となるのは役に立つシーンが多そうですね。フィジカル AI (Physical AI) の可能性を感じるデモでした。
AWS Summit Japan 2025展示の裏側
| タイトル | 登壇者 | 動画チャプターリンク | 時間枠 |
|---|---|---|---|
| AWS Summit Japan 2025展示の裏側 | アイレット株式会社 土井田篤 | 00:26:40〜 | 15 分 |
アイレット土井田さんからも、AWS Summit Japan 2025 でのフィジカル AI の展示について紹介がありました。
AI 画像解析で三菱電機の産業用ロボットを制御し、トランプの絵合わせゲームを行う展示を構築されたとのこと。

キャプチャ 展示に向けた思い
実際にロボットアームがトランプをひっくり返しながら絵合わせを行うデモ映像も紹介されました。

キャプチャ デモ映像
少し見えづらいですが構成図です。カメラとロボットアーム(ロボットコントローラー)と作業者用 UI が IoT Greengrass を介して AWS と接続されています。PLC との接続には たけびしの Device Gateway が使われているんですね。

キャプチャ 構成図
個人的に興味深かったのは、チェスの市松模様の壁紙でカメラ画像のキャリブレーションが行われていた点です。画像のピクセル位置からロボット座標に変換する必要があるんですね。

キャプチャ カメラ画像補正
Physical 部分となる産業用ロボットと、それを制御する PLC、現実世界を識別してロボットに指示を与える生成 AI、ハードに必要な電気回路設計から、現実世界をデジタルツイン化する IoT TwinMaker の利用まで、幅広い技術が組み合わせられた非常に興味深い事例でした。
今までは「IoT は技術の総合格闘技」と言われたものですが、これからは「フィジカル AI」がそれに取って代わるのかもしれませんね。
Strands Agentsで作る自作スマートスピーカー
| タイトル | 登壇者 | 動画チャプターリンク | 時間枠 |
|---|---|---|---|
| Strands Agentsで作る自作スマートスピーカー | JAWS UG 名古屋/神戸 三浦 耕生 | 00:45:00〜 | 15 分 |
三浦さんからは、re:Invent で発表された Amazon Bedrock AgentCore ランタイムにおける双方向ストリーミング機能 で Strands Agents を利用した自作スマートスピーカーの紹介がありました。

キャプチャ デモの様子
もちろん、神戸会場側ではありますが実際に動く実機がセットアップされています。
使用したモデルの Nova2 は日本語非対応だが、片言の日本語を話してくれたり、スピーカーのマイクのボリュームを調整しないと音声のループが発生するなど、実際にやってみたからこそ得られる知見も共有されました。
【LT枠】今までにさよならしたAWS IoTサービスを振り返ってみよう
| タイトル | 登壇者 | 動画チャプターリンク | 時間枠 |
|---|---|---|---|
| 【LT枠】今までにさよならしたAWS IoTサービスを振り返ってみよう | Yuuki Yamashita | 01:02:15〜 | 10 分 |
Yamashita さんからは、この1年で終了(新規受付停止)した AWS IoT 関連サービスおよび機能の振り返りがありました。
終了したサービスは以下の通りです。() 内は代替として案内されているサービス/機能です。
- AWS IoT 1-Click
- AWS IoT Analytics (Amazon QuickSight など)
- AWS IoT Events (IoT Core のルールエンジンや、AWS Lambda、EventBridge など)
- AWS IoT RoboRunner
- AWS IoT Device Management Fleet Hub
- AWS IoT Greengrass V1 (AWS IoT Greengrass V2)
一方で、新しいサービスや機能も登場しています。例えば以下のようなものです。
- AWS IoT FleetWise
- AWS IoT SiteWise
- AWS IoT SiteWise MCP Server

キャプチャ AWS IoT SiteWise MCP Server
今後は SiteWise MCP Server のような生成 API アプリとの統合を推進する機能やサービスが増えていきそうですね。
【LT枠】実機を使用したAWS IoT Greengrass × GenAI HandsOnの紹介
| タイトル | 登壇者 | 動画チャプターリンク | 時間枠 |
|---|---|---|---|
| 【LT枠】実機を使用したAWS IoT Greengrass × GenAI HandsOnの紹介 | Yuji Shirai | 01:11:55〜 | 10 分 |
Shirai さんからは、AWS IoT Greengrass と生成 AI を組み合わせたハンズオンの紹介がありました。
個人的にこの図がとても分かりやすい。

キャプチャ AWS IoT Greengrass の良いところ
Greengrass による IoT アプリケーションのプロビジョニングを GitHub Actions でここまで自動化できるんですね。

キャプチャ IoT アプリケーションのデプロイ
出来上がるアプリとしては、クルマの運転に対してのフィードバックをリアルタイムでしてくれるというもの。当然のようにアーキテクチャ内に配置されている Amazon Bedrock。よく見ると Amazon Polly もありますね?

キャプチャ 全体アーキテクチャ
デモでは実際の自動車を使うわけにもいかないので、目黒会場でミニカーをカメラで撮影し、それに対して生成 AI がフィードバックを音声で返す様子が紹介されました。

キャプチャ デモ
Softwate Defined Vehicle (SDV) のコンセプトが浸透してきている昨今、こういった IoT デバイスと生成 AI を組み合わせたアプリケーションは今後も増えていきそうですね。
【LT枠】Arduino NESSO N1を触ってみた
| タイトル | 登壇者 | 動画チャプターリンク | 時間枠 |
|---|---|---|---|
| 【LT枠】Arduino NESSO N1を触ってみた | AWS 市川 | 01:24:00〜 | 10 分 |
市川さんからは、Arduino と M5 Stack が手を組んで作ったデバイスである、Arduino NESSO N1 を使ってみた感想が共有されました。
やってみた内容としては、市川さんの飼い猫の首輪に NESSO N1 を取り付け、部屋に Raspberry Pi を設置して、BLE 経由で猫の位置情報を取得するというもの。

キャプチャ 猫ちゃん
CloudWatch メトリクス上で、寝室とリビングで強い信号が取得できており、大体の猫の位置が分かる様子が紹介されました。え、これは広い家で猫を飼っている人は欲しい方も多いのでは?

キャプチャ CloudWatch で確認
飼い猫用 IoT サービスは既製品では Catlog が有名ですが、市川さんがおっしゃる通り新しいデバイスを手に入れたタイミングは今回のような何か試す良いきっかけになりますね。
おわりに
JAWS-UG 神戸支部と IoT 専門支部のコラボイベントを開催したので、そのレポートをお届けしました。
私が運営メンバーとなってから他の支部とのコラボイベントが開催されるのは初めてだったのですが、非常に盛り上がっていたようで良かったです。
筆者自身は今回は体調不良もありあまり関われませんでした。推進してくださった運営メンバーや参加者の皆様ありがとうございました。今年は体調にも気を付けつつ、引き続き IoT 専門支部の活動を盛り上げていきたいと思います。
以上










