『DevelopersIOでの10年連続年間100本投稿』を達成したのでこれまでを振り返り、これからを考える
私自身、クラスメソッドにジョインして現在10年目を過ごしています(2013年08月にジョイン、2023年01月現在で9年5ヶ月経過)。2013年から数えて昨年2022年は「10年目」になっていた訳ですが、その10年間の全ての年で「DevelopersIO 年間投稿100本」を達成することが出来ました。(※2022年12月終了時点)
「足掛け10年」を経ての記録なので感慨もひとしおなところはありますが、当エントリではここまで節目の記録を振り返ってきた記録シリーズの1つとして振り返りの記録を残しておきたいと思います。
目次
「年間投稿100本」の切り口で振り返る
まずは「年間投稿100本」という切り口でDevelopersIO全体を振り返ります。
このテーマについては2021年の一人アドベントカレンダー企画のテーマの1つとして採り上げています。企業ブログとして1人の著者が年間100本投稿しているというものは世界を見渡してもそうそう無いのかなと思っていますが、当ブログ(DevelopersIO)ではそういう人も年に何人かいますよ、という内容から始まり、その面々がどういう気持ちやスタンスで臨んでいるのかをまとめた内容になっています。
そして昨年2022年終了時点での「年間投稿100本」を達成した著者の一覧です(退職者含む)。昨年2022年の投稿本数の降順で並べ替え表示しています。
2022年投稿本数TOP2の数字は異次元の域なのは言うまでも無いですが、昨年はDevelopersIO史上初の「年間投稿本数100本超えの著者が10人誕生した」形となりました。こうして数字を並べてみると、着実にではありますがその人数が増えていることも見て取れます。今回のこのランキングには載せていませんが、年間48本(=月4本=週1本)ペースで投稿を行った著者の人数も今年は30人規模で誕生していました。全体の底上げをしつつ、更に「年間投稿本数100本」を達成する人数が増えてくると更に執筆状況が活性化するかもしれないですね。
ブログ開設から現在までの「著者毎の累計投稿本数推移」を振り返る
本数に関する可視化はこれまでも幾つか披露してきましたが、今回は「DevelopersIO創設から現在(2022年12月)」までの著者毎の投稿本数を動的なランキング形式で出してみました。累積投稿本数の降順で適宜順位が入れ替わる様子を、月毎に足掛け12年に渡って見せる形になっています。このグラフで見てみても、近年の若槻さん・いわささん両名の「ごぼう抜き」感はすごいなぁというのが分かりますね。
動画で見せるグラフについては、はGoogle Colaboratory上でBar Chart Raceライブラリを活用する形で作成しています。普段使っているデータではそのまま活用出来なかったので若干のETL作業を噛ませています。
時系列で振り返る
投稿本数全記録(月別)
DevelopersIOでの、私の月別投稿記録は以下の通り。入社前に「出張ブロガー」として先行してアカウント開設・ブログ執筆していたものと合わせると、アカウント開設から117ヶ月連続での投稿を継続している形でもあります。
クラスメソッドにジョインした2013年から2019年までの振り返りについては「1000本投稿達成」時の下記エントリにて振り返っているので割愛し、このエントリ投稿以後の2020〜2022年について振り返ります。
2020年
この年は3月に、当時の月間投稿本数における記録であった44本を更新すべく頑張っていました。結果は50本。自分の中で思うところがあってのチャレンジではあったので、無事この数字を残す事が出来てほっとしたのはありました。
前年から携わっていたLookerや、Google Cloudに関連するエントリが増えていた時期でもありました。「データ」「データ分析」という文脈で比較的多方面のテーマやトピックをチョイスしていたように思います。
所属している部署で展開しているデータ分析基盤の自社サービス「CSアナリティクス」に関する情報発信を行い始めたのもこの年からでしたね。
自身4度目の「一人アドベントカレンダー」はこのCSアナリティクスをテーマに25本エントリを書いています。
2021年
この年辺りから(いや前年2020からか)、月別の投稿本数にだいぶ波が出来てきたように思います。上述の投稿記録をご覧頂くとお分かり頂けるかと思いますが、10本以上書いた月もあればギリギリ1〜2本に留まっているという月も割と多くなっています。本当はコンスタントに数字を積み重ねていけるのがベストなんですけどね…。
この年までに「8年連続年間100本投稿」は記録していたので「ここまで来たら節目の”10年連続”まではひとまず継続したいな」という思いと、ここまで継続してアウトプットしてきていたので若干の燃え尽き症候群的なものが出始めてきたのは確かでした。
と思っていたところ、同時多発的に「毎日投稿」を続ける2人の超人が爆誕。後述する企画の一旦で御二方にはインタビューも敢行しましたが、「息を吐くようにブログを書く」の理想形を体現しているアウトプットとその取り組みには驚きと尊敬の念しかありません。
12月は自身5回目の一人アドベントカレンダーである「DevelopersIO 著者のみんなに色々聞いてみた Advent Calendar 2021」を敢行。DevelopersIOの執筆及び執筆者に焦点を当てて、「クラメソのブログ執筆はこんな感じで動いているんですよ」「みんなはこういうことを考えているんですよ」というのを社内外に知らしめることを目的の1つとして据えた企画でした。私自身新しい発見や刺激を受ける部分も多く、また社内のメンバーにとっても「そういう事を考えているのであればこれが1つの参考になると思うので読んでみて」と言える参考資料を増やすことが出来たのは良かったかなと思っています。
またDevelopersIO全体では、10月に累計投稿本数30000本を突破しています。
2022年
昨年2022年は、記録としては年間投稿100本をクリアする事ができ、数年前から目標として掲げていた「10年連続 年間投稿100本」も合わせて達成する事が出来ました。自分の中で勝手に定めていた指標ではあったのですが、無事達成する事が出来て個人的には安堵の感情が大きいです。
ただ上述の可視化情報にもあるように、月別の記録としてみると決して順調な道のりだったとは言えません。むしろ「あー、このままだと記録無理かもな…」と思ってたフシがありました。強引に間に合わせた感が否めない部分はアリか無しかで言えばアリアリです。
振り返ってみると「モチベーション迷子」「外部要因による気持ち的なスランプ」「遠慮」あたりがあったような気がしています。そもそも論として「アウトプットが出来てないこと」自体にストレスを感じていた部分もあった気がします。……ま、最後は「いやいや、そんなことで長年に渡る記録を諦めるわけにはいかん、ふざけんな」という半ば怒りにも似たキレ気味の感情で自らを奮い立たせた部分もありましたがw
ちなみに従来の月間投稿本数記録であった「50本」については2022年12月に改めて自身で更新(56本)する形となりました。本当はキリ良く「60本」くらい行っておきたかったんですが、さすがに体力とネタが尽きていました。
個人的「ブログ執筆・情報発信」振り返りのこれまでとこれから
これまで
まずは「これまで」。これまでというか、直近1〜2年のブログ執筆について振り返ってみたいと思います。
下記のグラフ(ツリーマップ)は、過去の投稿に対して「タグ」で分類を行ったものです。「AWSのこのサービスのブログを書いた」「データ分析のこのサービスについてブログを書いた」など、どういう種類のブログを書いたのかを、年毎に表しているものとなります。
今回は細分化項目それぞれについては特に言及はしませんが、一見してお分かり頂けるように、近年は明らかに『投稿のバリエーションが少なくなってきている』状況が顕著です。これについては近年、執筆のテーマやカテゴリの幅を自ら狭めていってしまってた部分も無きにしもあらずかな...とは思っていました。所属する組織やロール等の変遷を経て『あー、このテーマは他に書ける人が居るし、そちらに譲る=自分は書かなくても良いかな...』という感じですね。これはあんまり良くない傾向かなと今回改めて振り返って思った次第です。
あとは「投稿ペースの好不調の波が激しくなってきた」のもあるかもしれません。振り返ってみれば200本の個人的年間記録を達成した2016年以降、年始〜前半は本数少なめ、後半からエンジンを掛けて年末まで突っ走るという傾向が出始めているのが記録からも見て取れます。2022年はその最たるもの(ペース)でした。数字の面だけで言えば「怠ければ怠けるだけ後(年の後半)で辛くなるというのは目に見えているので、意識としては高く持ちつつ、定期的なペースで情報発信を行える術を確立出来てなかったなというのが反省ですね。
これから
正直「10年連続年間100本投稿」を達成するまでは『10年こうやって走りきったし、もうこのペースでやらなくても良いっしょ』という思いは無くは無かったです。
ただ、当エントリでここまで述べてきた様に「アウトプットしてないことがストレスになっていた」「投稿ペースや投稿テーマの幅・バリエーションの変化に思うところがあった」、そしてやはりクラスメソッドの掲げるCLP(Classmethod Leadership Principle)の1つとして示されている「情報発信」 を遂行していくことは継続していくべきだな、と思いました。
情報発信
– Output –
知識のアウトプットは最大のインプットに繋がり、その人の成長に繋がります。全ての人々の創造活動に貢献し続けるために、具体的かつ分かりやすい情報を社会に発信し続けます。自らの経験や知見が誰かの役に立つと信じ、次の世代に繋げる活動として続けます。
※「クラスメソッドのカルチャー|クラスメソッド株式会社」より
年間100本投稿についても、11年目、12年目と継続していけるかどうかは分かりませんが、可能性の目を残しておけるように継続して積み上げていこうかなと思います。あとは以下のようなポイントを心掛けていければとも思います。
- 自分の中で無意識?に制限してた「これは自分が書かなくても良いのでは?」というのを取り払っていく
- 興味があってこれまで着手してた部分については継続して飛びつき、書いていく
- 興味があるけどあまり手を付けてこなかったこと、そもそも未着手であった領域についても自らの成長と刺激を得るために試して書いていく
- これらを実現するために、より適切な&効率的な「ブログネタリスト」の整備と運用方法を考える
そして個人的なもの以外にも、クラスメソッド全体としての情報発信を考えた時に改善&パワーアップ出来るところはまだまだある気がしています。どうやるかはまだ漠然としていますが出来るところから色々絡んで行ければと思います。
- 社内の情報発信力強化、連携の促進
- 社内の情報共有に関する活性化、連携の促進
- その他「情報発信」に関する様々なテーマへの取り組み
まとめ
という訳で、『DevelopersIOでの10年連続年間100本投稿』達成記念の振り返りと今後の思いについてのポエムエントリでした。
次の「節目の記録」個人的節目だと『個人通算1500本(あと120本)』『個人通算2000本(あと620本)』辺りになりそうだけど、それより先に『DevelopersIO通算40000本』が実現されそうな気がします。(年内には確実)
メモリアルな記録が達成された暁には改めて「振り返り」エントリをまとめられればと思います。では。