[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用してスピーカーを操作してみました
1 はじめに
IoT事業部の平内(SIN)です。
M5Stack Core2 for AWSを使うために、ここまで、PlatformIOで新規プロジェクトを作成し、Core2 for AWS IoT EduKit BSPの動作を色々試してみました。
Visual Studio Code + PlatformIO 環境で M5Stack Core2 for AWS でHello Worldしてみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用してLEDを光らせてみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用してディスプレイに表示してみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用して仮想ボタンの動作を確認してみました
[M5Stack Core2 for AWS] LVCLを使用してディスプレイ上のボタンの動作を確認してみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用して電源を操作してみました
BSPでは、スピーカーを制御するライブラリが含まれています。
最初に、動作しているサンプルです。 再起動すると数秒間スピーカーから音が再生されます。
2 NS4168
このライブラリは、ESP32-D0WDマイクロコントローラとI2Sで接続された、オンボードスピーカー(NS4168)を操作することができます。
アンプとマイクロフォンは、GPIOを共有しているため、一度に使用できるのは1つだけです。切り替えの際に初期化が必要な事に注意が必要です。
https://docs.m5stack.com/#/en/api/system
3 CONFIG_SOFTWARE_SPEAKER_SUPPORT
スピーカーを利用するためには、sdkconfigで、CONFIG_SOFTWARE_SPEAKER_SUPPORTを有効にする必要があります。(必要なヘッダが読み込まれないため、コンパイル自体ができません)
sdkconfig.defaultsでは、デフォルトで無効となっているため、明示的に設定が必要です。
menuconfigを利用する場合は、「Component」>「Core2 for AWS hardware enable」>「Speaker-NS4168」にチェックを入れて保存します。
$ pio run -e sample001 -t menuconfig
設定できるとsdkconfigに以下の行が追加されます。(直接、sdkconfigを書き換えても同じです)
sdkconfig
CONFIG_SOFTWARE_SPEAKER_SUPPORT=y
4 コード
試してみたコードは、以下のとおりです。 スピーカー再生の前後で、ディスプレイの明度を変化させています。
#include "freertos/FreeRTOS.h" #include "freertos/task.h" #include "esp_log.h" #include "core2forAWS.h" static const char *TAG = "SPEAKER_SAMPLE"; static void speaker_task(void *arg){ // スピーカーの利用開始 Speaker_Init(); Core2ForAWS_Speaker_Enable(1); const unsigned char sound[16] = { 0x08,0x08,0x08,0x08,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF,0xFF }; Core2ForAWS_Display_SetBrightness(255); ESP_LOGI(TAG, "Noise Start."); for(int i=0;i<10000;i++){ Speaker_WriteBuff((uint8_t*)sound, 16, portMAX_DELAY); } ESP_LOGI(TAG, "Noise Stop."); Core2ForAWS_Display_SetBrightness(50); // スピーカーの利用停止 Core2ForAWS_Speaker_Enable(0); Speaker_Deinit(); vTaskDelete(NULL); } void app_main(void){ Core2ForAWS_Init(); /* Usage of the speaker must be pinned to a specific core since I2S ISR is assigned per core */ xTaskCreatePinnedToCore(speaker_task, "play_sound", 4096*2, NULL, 4, NULL, 1); }
5 最後に
今回は、スピーカーを制御するライブラリについて確認してみました。
作業を進めれば進めるほど、FreeRTOSのハードルの高さを感じています。もう少し踏ん張って、Core2 for AWS IoT EduKit BSPの使い方について確認を進めたいと思います。
6 参考リンク
Visual Studio Code + PlatformIO 環境で M5Stack Core2 for AWS でHello Worldしてみました
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[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用して仮想ボタンの動作を確認してみました
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