mackerelのグラフ機能についてまとめてみた
こんにちは、こんばんは、きだぱんです。
mackerelに様々な機能があるものの、皆さんそれぞれ活用できていますか?
今回はMackerelのグラフの種類や機能についてブログを書いていきたいと思います。
Mackerelとは、クラウド時代に最適な監視モデルと誰でも簡単に使えるUIによって、システムの運用・監視にチームで取り組み文化を育むSaaS型サーバー監視サービスです。
詳しくはMackerel公式サイトをご覧ください。↓
グラフの種類
Mackerelで扱うことが出来るグラフの種類は以下の通りです。
- ホストメトリックグラフ
- ロールグラフ
- サービスメトリックグラフ
- 式(カスタマイズ)グラフ
ホストメトリックグラフ
ホストメトリックとは、ロードアベレージやCPU使用率などといった監査対象サーバ(ホスト)に紐づいたメトリックを指します。
それらのホストメトリックを示したグラフがホストメトリックグラフです。
ホスト情報から表示されるグラフは全てホストメトリックグラフです。
ホストメトリックはさらに、システムメトリックとカスタムメトリックに分類されます。
システムメトリックとカスタムメトリックについては、こちらのブログをご覧ください。
ロールグラフ
Mackerelでは、サービスとロールに紐づいて管理されています。
各ホストに適切に設定されていると、ロールグラフにて同じロールに適応されているホストが1つのグラフで確認することができます。
サービス詳細画面からロールグラフ一覧を確認できます。
サービスメトリックグラフ
サービスメトリックは、特定のサービスに依らないメトリックを指し、サービスメトリックグラフにて確認ができます。
APIから自由にメトリックを投稿できるため、数値化できるデータであればグラフ化することが可能です。
式(カスタマイズ)グラフ
拡張グラフパーマリンクのURLのクエリパラメータに式を書くことで、関数を使った柔軟なグラフを表示することが可能です。
式グラフは実験的機能を使用します。
※式による監視は、有償オプションでのみ使用可能でFreeプランでは利用できません。
左側のメニューから[Monitors]を選択し、[監視ルールを追加]をクリックします。下記のような一覧が出てくるので[式による監視]を選択します。
各項目に値や名称を入力していきます。
・監視対象: 式エディタに監視対象メトリックを計算するための式を入力。式が正しく解釈でき、計算対象メトリックが取得できた場合は右側のpreviewにグラフが描画されます。
・アラートの発生条件:Warning, Criticalの閾値を設定
・通知の再送間隔:アラートの状態が、指定された時間を超えても変化がない場合、再度通知します。
・監視ルール名:本監視定義の名前
監視ルールに使用する関数については下記ドキュメントをご覧ください。
インターフェース
グラフの違いが分かったところで、グラフを操作するのに便利なインターフェースとその特徴について書いていきます。
- スライダー
- グラフアノテーション
- カメラ
- シェア
- 全画面表示
スライダー機能
グラフ下の時間軸をドラッグしたり、表示範囲を変更することが出来ます。
また、グラフの右上には現在の時刻範囲が表示されており、クリックすると、30分・1時間・1日といった、指定する時間幅でグラフを確認できます。
グラフアノテーション
任意のタイミングで情報をグラフに注釈(アノテーション)することができます。グラフの時刻部分をドラッグしてアノテーションの対象となる期間を指定し、タイトルと詳細を記入することで作成できます。
(mackerel公式ドキュメント[グラフを利用する]より)
全画面表示、シェア、カメラ機能
グラフ右上にある三つの機能についてご説明いたします。
①全画面表示
その名の通り、グラフを全画面表示します。
ブラウザ画面全体にグラフを表示することが出来、グラフのパーマリンクとしてもURLを使用可能です。
そのオーガニゼーションに所属しているアカウントだけが、このURLでグラフを閲覧できます。
②カメラ機能
カメラマークを押すと、グラフをmackerel上から、チャンネルに投稿することが出来ます。
③シェア
グラフを共有、埋め込みなど、様々な方法で他者とシェアできます。
埋め込み形式は、iframe、画像、SVG、Markdownです。
共有されるグラフの表示期間は、「現在の表示期間」チェックボックスをオンにすることで、コンソール上で表示されている期間と同じものにすることができ、そのオーガニゼーションに所属しているアカウントだけが、このURLでグラフを閲覧できます。
また、「URLを作成」ボタンを押すことで、そのグラフを外部に公開できまが。公開URLを知っている人は誰でもグラフを閲覧可能となりますので、注意してください。
おわりに
Mackerelのグラフの種類や機能について理解するために、私が参考にした内容とポイントについてまとめてみました。
これらを理解した上で障害発生時の原因特定や対策を決めるための道筋として考えていただければと思います。
今回ご紹介したものは、標準機能に過ぎないのでカスタマイズして一つ一つに合った監視をぜひ行ってみて下さい!
Mackerelに関するブログも沢山展開されていますので、是非こちらもご覧ください。
Mackerel の記事一覧 | DevelopersIO
この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。