AWS Application Migration Serviceが一部のレガシーOSについてのサポートを終了します
こんにちは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平(@eiraces)です。
AWS Application Migration Service(通称、MGN)使ってますか?オンプレミスサーバをとりあえずAWSに移行したいときは、ファーストチョイスとなるサービスだと思います。
このAWS MGNにおいて、一部のレガシーOSがサポートを終了するよう なのでお知らせです。確認したところWhat's Newやサービスのリリースノート、ドキュメントヒストリーなどには残っていませんが、1ヶ月ほど前から告知があったようです。
本記事は以下ドキュメントを参照しています。
サポート終了がアナウンスされているOS
サポート終了がアナウンスされている、もしくはサポートが終了したOSの一覧です。
| Operating system | AWS Replication Agentの新規インストール期日 | AWS Application Migration Serviceのサポート期限 |
|---|---|---|
| Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.x | 2025/4/1 | 2025/12/30 |
| Cent OS 5.x | 2025/4/1 | 2025/12/30 |
| Microsoft Windows Server 2003 (64bit) | 2025/5/15 | 2026/2/15 |
| Debian 6.x-9.x | 2025/7/30 | 2026/4/30 |
| Ubuntu 12.04 | 2025/11/20 | 2026/8/20 |
| CentOS 6.x | 2025/11/28 | 2026/8/28 |
| SUSE Linux Enterprise Server 11.x | 2025/11/28 | 2026/8/28 |
| Oracle Linux 6.x | 2025/11/28 | 2026/8/28 |
2025年11月末以降のサポートOS
改めて、上記サポート終了OSを抜いたMGNのサポートOSを整理します。(執筆時点)
- Microsoft Windows
- Microsoft Windows 7 (64bit)
- Microsoft Windows 10 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2008 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2008 R2 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2012 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2012 R2 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2016 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2019 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2022 (64bit)
- Microsoft Windows Server 2025 (64bit)
- Linux
- Amazon Linux 1
- Amazon Linux 2
- Amazon Linux 2023
- Red Hat Enterprise Linux 6.0 以降
- CentOS 7.0-8.0
- Rocky Linux 8.0
- Oracle Linux 6.0-7.0, 8.5-8.9, 9.0-9.4
- SUSE Linux Enterprise Server 12 - 15 SP5
- Ubuntu 14.04-24.04
- Debian 10-11
サポートが終了した後は
MGNのサポートが打ち切られた後は、AWSサポートへの問い合わせや動作保証はできなくなります。
未確認ですが、移行中のレガシーOSに関しても機能しなくなるとの記載があるため注意が必要です。
「サポート切れOSをそのまま野放しするのは良くない」、という大前提のもとですが…
VM Import/Exportはまだ利用できるので、これを利用しましょう。EC2の旧インスタンス群が終了されるまでは延命できると思います。
OSをUpgradeする余地があるのなら、積極的にアップグレードを検討しましょう。
おわりに
ドキュメントを確認していたら見慣れない表示(サポート終了の旨)があることに気付き、まとめてみました。
ドキュメント上ではAgent方式に対しての影響を表現するに留まっていますが、Agentless方式にも影響がある可能性が高いです。 移行を検討しているシステムがある場合は、間に合うように計画したほうが良さそうです。
このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平がお送りしました!






