AWS Application Migration Serviceが一部のレガシーOSについてのサポートを終了します

AWS Application Migration Serviceが一部のレガシーOSについてのサポートを終了します

2025.10.29

こんにちは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平(@eiraces)です。

AWS Application Migration Service(通称、MGN)使ってますか?オンプレミスサーバをとりあえずAWSに移行したいときは、ファーストチョイスとなるサービスだと思います。

このAWS MGNにおいて、一部のレガシーOSがサポートを終了するよう なのでお知らせです。確認したところWhat's Newやサービスのリリースノート、ドキュメントヒストリーなどには残っていませんが、1ヶ月ほど前から告知があったようです。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/mgn/latest/ug/mgn-release-notes.html
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/mgn/latest/ug/doc-history.html

本記事は以下ドキュメントを参照しています。

https://docs.aws.amazon.com/mgn/latest/ug/Supported-Operating-Systems.html

サポート終了がアナウンスされているOS

サポート終了がアナウンスされている、もしくはサポートが終了したOSの一覧です。

Operating system AWS Replication Agentの新規インストール期日 AWS Application Migration Serviceのサポート期限
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.x 2025/4/1 2025/12/30
Cent OS 5.x 2025/4/1 2025/12/30
Microsoft Windows Server 2003 (64bit) 2025/5/15 2026/2/15
Debian 6.x-9.x 2025/7/30 2026/4/30
Ubuntu 12.04 2025/11/20 2026/8/20
CentOS 6.x 2025/11/28 2026/8/28
SUSE Linux Enterprise Server 11.x 2025/11/28 2026/8/28
Oracle Linux 6.x 2025/11/28 2026/8/28

2025年11月末以降のサポートOS

改めて、上記サポート終了OSを抜いたMGNのサポートOSを整理します。(執筆時点)

  • Microsoft Windows
    • Microsoft Windows 7 (64bit)
    • Microsoft Windows 10 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2008 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2008 R2 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2012 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2012 R2 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2016 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2019 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2022 (64bit)
    • Microsoft Windows Server 2025 (64bit)
  • Linux
    • Amazon Linux 1
    • Amazon Linux 2
    • Amazon Linux 2023
    • Red Hat Enterprise Linux 6.0 以降
    • CentOS 7.0-8.0
    • Rocky Linux 8.0
    • Oracle Linux 6.0-7.0, 8.5-8.9, 9.0-9.4
    • SUSE Linux Enterprise Server 12 - 15 SP5
    • Ubuntu 14.04-24.04
    • Debian 10-11

サポートが終了した後は

MGNのサポートが打ち切られた後は、AWSサポートへの問い合わせや動作保証はできなくなります。
未確認ですが、移行中のレガシーOSに関しても機能しなくなるとの記載があるため注意が必要です。

「サポート切れOSをそのまま野放しするのは良くない」、という大前提のもとですが…
VM Import/Exportはまだ利用できるので、これを利用しましょう。EC2の旧インスタンス群が終了されるまでは延命できると思います。
OSをUpgradeする余地があるのなら、積極的にアップグレードを検討しましょう。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/vm-import/latest/userguide/what-is-vmimport.html

おわりに

ドキュメントを確認していたら見慣れない表示(サポート終了の旨)があることに気付き、まとめてみました。
ドキュメント上ではAgent方式に対しての影響を表現するに留まっていますが、Agentless方式にも影響がある可能性が高いです。 移行を検討しているシステムがある場合は、間に合うように計画したほうが良さそうです。

このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平がお送りしました!

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