[アップデート] AWS Marketplace で複数のプロダクトのソリューションとしてセット販売できる「マルチプロダクトソリューション」が登場しました #AWSreInvent

[アップデート] AWS Marketplace で複数のプロダクトのソリューションとしてセット販売できる「マルチプロダクトソリューション」が登場しました #AWSreInvent

2025.12.06

いわさです。

AWS re:Invent 2025 の Partner Keynote で「マルチプロダクトソリューション」が発表されました。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2025/11/introducing-multi-product-solutions-aws-marketplace/

このマルチプロダクトソリューションを使うと AWS Marketplace の複数製品をソリューションとしてひとつにまとめてセット販売のようなことができるようになります。
これによって主に購入者側のメリットですが、課題を解決するために複数の AWS Marketplace 製品が必須な場合でもワンクリックで購入することが出来ます。
販売者側は個別の製品ではなくソリュー主音として課題解決にフォーカスした販売が出来たりユースケースに出来るので、より購入者の需要にマッチする可能性が高くなります。

今回は先日紹介した以下の記事と同じように AWS Marketplace デモページでユーザーインターフェースなどを確認してみたので、ドキュメントから調査した情報などを含めながら紹介します。

https://dev.classmethod.jp/articles/marketplace-express-private-offers/

販売者側

販売者は AWS Partner Central の「ソリューション」メニューから新しいソリューションを作成します。
前提として AWS Marketplace に少なくとも 2 つの公開製品を掲載している必要があります。また、公開製品の少なくとも 1 つは自身の製品である必要があります。
他の販売者の製品を含むソリューションの場合は、その販売者が掲載することに同意している必要があります(ここで示す同意がシステム的ななにかを指しているのかは不明)

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どうやらマルチプロダクトソリューションはすべてプライベートオファーでの販売になるみたいです。
ソリューションに対してプロダクトごとの複数のプライベートオファーを作成します。

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1つのオファーセットには最大7つのプライベートオファーを組み合わせることが出来ます。また、各オファーは、異なる価格、支払い条件、期間、およびEULAを維持します
マーケットプレイスプライベートオファー(MPPO)とチャネルパートナープライベートオファー(CPPO) で利用が可能です。
他にもすべてのオファーの通貨を一致させるなどいくつか条件もあるので詳しくは以下もご覧になってください。

https://docs.aws.amazon.com/marketplace/latest/userguide/preparing-your-offer-set.html

購入者側

購入者側ですが、マーケットプレイス上で購入したいものがマルチプロダクトソリューションであるか認識したりフィルタリングできます。
AWS Marketplace のプロダクト検索画面を見てみましょう。

https://aws.amazon.com/marketplace/search/results

今回のアップデートでフィルターに「シングルプロダクト」と「マルチプロダクト」が追加されています。
マルチプロダクトを選択するとマルチプロダクトソリューションだけ表示することが出来て、対象ソリューションには次のようなラベルが表示されています。

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マルチプロダクトソリューションの場合は詳細画面に「含まれている製品」というタブが表示され、そこからプロダクトの情報を確認することが出来ます。

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ここからはデモ画面になりますが、購入方法としてはプライベートオファーをリクエストします。

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プライベートオファー一覧画面では次のようにマルチプロダクトソリューションであることと、パブリッシャーが複数であることがわかります。

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さいごに

本日は AWS Marketplace で複数のプロダクトのソリューションとしてセット販売できる「マルチプロダクトソリューション」が登場したので使い方などを調べて紹介しました。

AWS Marketplace に出品している販売者の方はリーチしやすくなるおもしろい新機能ではないでしょうか。
プライベートオファーだけになるので、先日の Express Private Offer と組み合わせられると販売側も購入側も敷居が低そうだが、どうかな。

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