ムームードメインで取得したドメインをRoute53のネームサーバで管理設定してみた

2023.12.25

こんにちは、森田です。

以前ムームードメインでドメイン取得を行っていましたが、全く利用していませんでした。

このままだともったいなので、今後はAWSサービス検証時に利用できるようにネームサーバをRoute53に変更していきます。

前提条件

本記事では、ドメイン取得の手順については説明を行いません。

すでにドメインについては、ムームードメインで取得済みとします。

AWS側の設定については AWS CLI で行います。

AWS側の設定

まずは、ホストゾーンの作成を行います。

以下のコマンドのドメイン名の箇所には、取得したドメイン名を記述して実行します。

aws route53 create-hosted-zone --name "ドメイン名" --caller-reference `date +%s` \
| jq -r '.DelegationSet.NameServers[]' > NameServers.txt

正常に実行が完了すると、NameServers.txtが作成されます。

このファイル内には、ムームードメイン側の設定時に必要なNSレコードとなります。

NameServers.txt

ns-xxxxxx.co.uk
ns-xxxxxx.com
ns-xxxxxx.net
ns-xxxxxx.org

ムームードメイン側の設定

ムームードメインのコントールパネルを開きます。

コントロールパネル内のドメイン一覧から対象のドメインを選択します。

ネームサーバ設定変更を選択します。

取得したドメインで使用するを選択し、ネームサーバには、先ほどのNameServers.txtの値を入力し、下部のネームサーバ設定変更を押下します。

以下のように表示されれば、ムームードメイン側のネームサーバの設定変更は完了となります。

反映の確認

最後にnslookupコマンドを使ってネームサーバの値を確認します。

nslookup -type=NS "対象ドメイン"

実行結果

Server:		1.1.1.1
Address:	1.1.1.1#53

Non-authoritative answer:
対象ドメイン	nameserver = ns-xxx.org.
対象ドメイン	nameserver = ns-xxx.co.uk.
対象ドメイン	nameserver = ns-xxx.com.
対象ドメイン	nameserver = ns-xxx.net.

Authoritative answers can be found from:

上記のように、登録したネームサーバの値となっていれば、正常に設定が完了しています。

最後に

今回は、AWS側の作業はAWS CLIで行いましたが、可能であれば、ムームードメイン側もAPIで操作を行いたかったですが、すぐにAPI利用ができなさそうだったので断念しました。

ドメイン取得サービスごとで、操作方法が違いますので、ムームードメインで設定を行う場合には、ぜひ参考にしてみてください。