AWS Compute OptimizerがEBSボリュームをサポート、GP3やIO2の性能設定と費用試算が可能になりました

EBSボリューム性能のレコメンデーションをサポートしたAWS Compute Optimizerを利用して、EBSボリュームの是正試算を試みてみました。
2020.12.08

AWSチームのすずきです。

2020年12月3日のアップデートで、AWS Compute Optimizer が EBSボリューム性能のレコメンデーションをサポートしました。

AWS Compute Optimizer が 最適化余地ありと判定したEBSボリュームについて確認する機会がありましたので、紹介させて頂きます。

Optimizer

AWS Compute Optimizer を事前に有効化(オプトイン)したAWSアカウントを利用しました。

手順は以下記事をご覧ください。

ダッシュボード

Optimizer のダッシュボードに「EBSボリューム」が追加されています。

EBSボリュームの推奨一覧

EBS ボリュームの推奨事項 が一覧で表示されます。

今回「最適化されていない」 ボリュームを確認対象としました。

汎用SSD

IOPS性能が不足しているボリュームが検出されていました。

ボリュームタイプ ボリュームサイズ ベースラインIOPS バーストIOPS ベースラインスループット バーストスループット 月額料金 価格差(月別) パフォーマンスリスク
 GP2 1500GiB 4500 4500 - - $180.000 - -
 GP2 2080GiB 6240 6240 - - $249.600 +$69.600 非常に低い
 GP3 1500GiB 6300 6300 189MiB/秒 189MiB/秒 $166.872 -$13.128 非常に低い

従来のGP2から reInvent2020で発表された汎用SSD(GP3)に変更する事で、コストの抑制とIOPS性能の拡張が実現できる試算が確認できました。

プロビジョンドIOPS SSD

適正なIOPS値と、耐久性の向上(99.9 → 99.999%)が期待できるIO2への変更が推奨されました。

IOPS不足

IOPS値、3000 → 4100への拡張 が推奨されていました。

ボリュームタイプ ボリュームサイズ ベースラインIOPS バーストIOPS 月額料金 価格差(月別) パフォーマンスリスク
IO1 1000GiB 3000 3000 $364.000 - -
IO1 1000GiB 3100 3100 $371.400 +$7.400
IO1 1000GiB 4100 4100 $445.400 +$81.400 非常に低い
IO2 1000GiB 4100 4100 $445.400 +$81.400 非常に低い

IOPS過剰

IOPS値、3000 → 1500 への抑制 が推奨されていました。

ボリュームタイプ ボリュームサイズ ベースラインIOPS バーストIOPS 月額料金 価格差(月別) パフォーマンスリスク
IO1 1000GiB 3000 3000 $364.000 - -
IO1 1000GiB 1500 1500 $253.000 -$111.000 非常に低い
IO2 1000GiB 1500 1500 $253.000 -$111.000 非常に低い

プロビジョンド IOPS から 汎用SSDへの変更について AWS Compute Optimizerは推奨を行わない模様ですが、 広いEBS帯域、高い耐久性を必須としないワークロードで、費用抑制を優先する場合汎用SSD「GP3」の利用もご検討ください。

まとめ

reInvent2020でリリースされた新しい汎用SSD(GP3)、従来のGP2と比較して20%廉価な容量単価、 ベースラインを超えるIOPS、スループット性能の設定可能になりました。

「GP2」から「GP3」への移行時や、「GP3」移行後も定期的に AWS Compute Optimizer の推奨値を反映する事で、 最適なEBSボリュームの性能設定が実現可能です。

また、高性能なEBSボリュームは EC2のEBS帯域がボトルネックとなる場合もありますが、 その指摘についても AWS Compute Optimizer で確認する事が可能です。

AWS Compute Optimizer は追加のAWS費用なく利用できるサービスです。 EC2、EBSを利用しているAWSアカウントであればオプトインしてご活用ください。