[アップデート] RDS for Oracle および PostgreSQL で T3 インスタンスが使えるようになりました!
RDS のドキュメントを見ていたところ、RDS for Oracle および PostgreSQL で T3 インスタンスがサポートされたようなのでご紹介します!
- RDS User Guide の Document History(英語版を確認ください)
(追記) PostgreSQL のアップデートリリースありました
T3 インスタンス
T3 は T2 同様に CPU バーストが可能なインスタンスタイプです。また、C5/M5/R5 と同じ NITRO システムを採用しており、従来の T2 に比べて基本性能は向上しています。ただし、CPU クレジットの蓄積、CPU Unlimited のデフォルト値などが T2 とは異なっている部分もありますので、このあたりは T3 に関する以下記事を参考にしてください。
RDS for Oracle
サポート対象
- すべてのエディション、バージョンで db.t3.micro – db.t3.2xlarge が利用可能です。
- 東京リージョンでも使えます!
料金
執筆時点の情報では、t3.medium までは T2 との価格設定差はないようです。t3.large 以上になると T3 のほうが起動料金としては少しお安くなっています。(公式の価格表)
RDS for PostgreSQL
サポート対象
- サポートされるエンジンバージョンは下記のとおり
- PostgreSQL バージョン 9.6.9 以上
- PostgreSQL バージョン 10.4 以上
- 東京リージョンでも使えます!
料金
執筆時点では、T3、T2 に価格設定差はなし。最新情報は公式の価格表を参照してください
CPU Unlimited
T2、T3 の大きな違いの1つは、T3 では CPU Unlimited がデフォルトで有効 という点です。公式のガイドによれば、下記のとおり 「T3 インスタンスは CPU Unlimited で動作する」 との記載があります。
Amazon RDS T3 DB instances run in Unlimited mode, which means that you will be charged if your average CPU utilization over a rolling 24-hour period exceeds the baseline of the instance. CPU Credits are charged at $0.075 per vCPU-Hour. The CPU Credit pricing is the same for all T3 instance sizes across all regions and is not covered by Reserved Instances.
EC2 の場合、CPU Unlimited の有効/無効 は設定することが出来ますが、RDS の管理画面を見るかぎり、執筆時点で RDS インスタンスの CPU Unlimited をコントロールする項目は見当たりません。
CPU Unlimited が使えることでクレジット枯渇による性能低下を回避できると思うか、クレジットチャージでコストをコントロール出来ないのは不安と思うか。ここは環境によって判断が異なると思いますので、よく検討してご利用ください。
さいごに
T3 インスタンスが利用可能になったことで基本性能があがる部分はもちろん嬉しいですが、T2 の CPU クレジットでは心もとないけど、基本的には CPU 負荷が低いような環境では、CPU Unlimited が使えるというのは大きなポイントになるかもしれませんね!
以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!