Slackワークフローのレガシーから新への移行で対象外となる要件及び対象外になる可能性のある要件を挙げてみた
Slackのワークフロー刷新について以前記事として挙げました。
現在、弊社Slackワークスペース上では新しいワークフローへの変換待ちとなっており、且つ新しいワークフローとレガシーワークフローの両方で作成可能になっています。
レガシーからの移行にはいくつか条件が提示されていますが、それ以外にも移行対象外になりそうな要件がありました。実際には正常に移行されるかもしれませんが、要注意項目として挙げてみました。
レガシーからの移行対象外要件
ワークフローのプレミアムは移行できません。プレミアムと見做される要因はヘルプを読む限りでは以下の通りです。
少なくとも 1 つのカスタムステップまたは 2 つ以上のコネクタステップが含まれている場合はプレミアムとみなされます。
ステップに関するヘルプ記述は以下の通り。
ステップのタイプ | 説明 | 追加できるメンバー |
---|---|---|
Slack | メッセージの送信、チャンネルへのメンバーの追加など、Slack のアクションを実行する。 | 全員(デフォルト) |
コネクタ | Google スプレッドシートへの行の追加、新しい Zoom ミーティングの作成など、サードパーティのサービスでアクションを実行する | 全員(承認されている場合)* |
カスタム | オーガナイゼーション専用に構築され、開発者によって指定されたあらゆるアクションを実行する | コラボレーター(アプリが承認された場合)** |
移行できなかった場合の対処についてもヘルプに記載されています。例えばコネクタステップを利用していた場合。
**アプリのステップを含むワークフロー **新しいバージョンのワークフロービルダーでこれらのワークフローを再作成することをおすすめします。
文面からは紐づけ難いのですが、アプリのステップはコネクタステップを指しています。使っているケースで移行されなかった場合は再作成を検討したほうが無難でしょう。
新ワークフローに適合しない要件
実際に新ワークフローで作成していて気がつきましたが、レガシーワークフローで許容されていた入力内容が適合しないケースもあります。
まずはレガシーワークフロー作成での名称入力フォーム。
警告はなく、そのまま作成までいけます。
次に新ワークフロー作成での名称入力フォーム。
レガシーでは許容された文字を一部受け付けつけてくれません。
現状移行したワークフローを目にしていないので確実とは言えませんが、ワークフロー名称が原因で移行できないケースも十分に有り得ます。先行して名称を変更しておくのも手です。
あとがき
Slackで用意されている基本のステップのみを使ったワークフローであれば過度の心配は要りません。ただ、念のため利用している文字種や文字列長辺りは確認しておくと良さそうです。