NotionAIを使ってSave To Notionでの積読効率化を試みた #NotionAI
Save To Notionという、ブラウザからNotionにページをブックマークあるいは内容を直接保存できる拡張があります。利便性から使っている方は多くいることでしょう。
以前は、ページが消えても慌てないようにと、内容を保存して後から見直すといった使い方をしていました。すると貯まる貯まる。どうしたものかと悩みましたが、NotionAIによる動的プロパティなどを組み合わせることで、筆者や類似記事、読了に掛かる時間で記事を判断できることに気づきました。
今回はDevIO記事を保存対象に、Save To Notion側の設定含めて説明していきます。
Notion上に保存用DBを設ける
保存用データベースを追加します。Save To Notionは、ブラウザセッション経由でのログイン済みNotionワークスペースにあるすべてのデータベースを対象としています。したがって、APIキーの個別発行やコネクトする必要はありません。
また、随時データベースを読み取っているため、プロパティについても必要に応じて追加で問題ありません。
保存時のテンプレートを作成する
Save To Notion 経由で各種情報を収納するためのプロパティを追加します。本文に記載があった場合、Save To Notion は上書きではなく追加にて本文を保存します。ToC ブロックを事前に置いておくと便利です。
DevIO記事を保存するにあたり、今回用意したプロパティは以下の通りです。筆者でのグループ化や、日付での積読解消優先順序決めが主です。理由があってテキストブロックとしています。
- 筆者
- 公開日付
SaveToNotionで保存する
クリップ時の設定をカスタマイズします。
DevIO記事クリップ時の設定を以下構成となるようにしていきます。
「Add New Field」において、icon、cover、筆者、公開日付を追加します。
タグも取得したかったのですが、タグ1つにつきプロパティが1つ必要になること、全てのタグをまとめて取得する設定にした場合は連結したテキストとして取れてしまうため見送っています。
templateは空のままにします。Save To Notionの保存指定がドメインと紐づけられないためです。DevIO以外のサイト記事が常に同じ構成で保存されることを防ぐ対策としています。記事保存時にtemplateを毎回指定するスタイルです。
なお、空欄は不要であるとしてSave To Notionからtemplateフィールド自体を省くと、指定そのものが出来なくなります。
筆者と公開日付の情報を取得
この手続きはデータベース側の格納用プロパティがテキストとして設定されていることで可能となります。
右側の「Empty」をクリックします。
表示されるダイアログから「Data on Page」を選択します。
「Pick Data」をクリックします。
ページ上から取り込みたい情報にフォーカスを当ててクリックします。
表示されるポップアップから「Confirm Selection」を選択します。
Save & Go Backを忘れずにクリックします。
NotionAI用プロパティを追加する
「AIによる要約」は追加するだけで完了です。読了時間を見積もりたい場合は「AI:カスタム自動入力」を追加して、指示は
読了に掛かる時間をHH:MM:SSフォーマットで生成し、「HH:MM:SS」とだけ表記する
としておくと以下の様に出力してくれます。
他にはタグを生成させておくとよいかもしれません。
あとがき
単に保存するだけの拡張機能としてみていましたが、NotionAIプロパティが追加されたことでより便利になりました。ざっくり概要がつかめるのは本当有り難いです。
Save To NotionはAIプロパティを単なるテキストプロパティとして見ているようで、ページからピックアップしたテキストを直接埋めることができますが、AIの自動更新を走らせると上書きされます。格納先として利用すべきではないでしょう。