[アップデート] Amazon QuickSight に、分析上の様々な操作を管理するための「分析メニュー」が実装されました
いわさです。
みなさん Amazon QuickSight は毎日触っていますよね。私も触ってます。
今日触っていて、分析の編集時に何か違和感を感じませんでしたか?
分析画面の上部に注目してください。
見慣れないメニューバーが追加されていますね。
分析メニューがリリースされていました
実は Amazon QuickSight の公式ドキュメントでも少し前にこのアップデートのリリース通知がありました(更新履歴)
Use the analysis menu in Amazon QuickSight
You can now use menu options to efficiently perform tasks without needing to manually navigate through your analysis in Amazon QuickSight. For more information, see The analysis menu.July 7, 2023
Document history for the Amazon QuickSight User Guide - Amazon QuickSight より
通知上は 2023 年 7 月 7 日になっています。
ただ、私はこの通知が出てすぐに QuickSight を確認したところメニューが実装されておらず、それから定期的にチェックしていたのですが中々実装されない状態でした。
参考までに 7 月 13 日の時点では次のように実装されていない状態でした。
QuickSight はこのようにドキュメントで通知されてから機能がロールアウトされるまでに数日かかる場合があるので、ゆっくり待ちましょう。
この分析メニューについては公式ドキュメントでも機能が紹介されたページがありますのでそちらも併せてチェックしてください。
今日はメニューについて少し見ていきたいと思います。
なお、メニューの概念は新しいですが、分析の機能としては新しいオプションが追加されたわけではありません。
2023.07.26 アップデートアナウンスも出ました
ファイルメニュー
ファイルメニューでは公開やエクスポート、自動保存設定など、分析全体を管理するタスクを実行することが出来ます。
実行出来るタスクとしては従来の分析上部のアイコンから操作出来ていたものがまとめられた感じです。
編集メニュー
編集メニューでは分析に加えた変更操作の Redo/Undo を実行出来ます。
これも従来分析上部の追加ボタン右に配置されていた Redo/Undo アイコンと同じ機能になっています。
メニューの中の「テーマ」について何かなと思って実行してみましたが、次のようにサイドメニューのテーマ機能が展開されました。なるほど...!
データメニュー
データメニューではデータセットやフィールド、パラメータなどを操作する既存機能がまとめられています。
挿入メニュー
挿入メニューは様々なものを分析に追加する既存機能がまとめられています。
ビジュアルの追加だけでなく、フィルターやパラメータなどのデータオブジェクトも追加可能です。
シートメニュー
シートメニューは、シート内のレイアウト設定や、アセットの追加・削除を行うための既存機能がまとめられています。
オブジェクトメニュー
オブジェクトメニューは選択したオブジェクトの詳細な設定を行うための既存機能がまとめられています。
例えばスタイルやサイズ、枠線の変更などを行うことが出来ます。
検索機能から機能へクイックアクセス
どの既存機能がどのメニューにあるのか覚える必要がありますが、クイックアクセス用の機能がベータ提供されています。
ファイルメニュー上段のクイック検索バーに機能のテキストを入力することで候補が表示されます。
試しに、次の「KPI を追加」メニューを選択してみると、シートに KPI ビジュアルが追加されました。
非活性になっているメニューは現在のシートや分析の状態だと使用出来ない機能です。
さいごに
本日は Amazon QuickSight に、分析上の様々な操作を管理するための「分析メニュー」が実装されたので使ってみました。
これはとても良いと思いました。
というのも従来は分析を操作していて、目的の機能がサイドメニューなのか、オブジェクトの編集アイコンなのか、あちこちに操作メニューや設定エリアが分散していて迷うシーンが私はよくありました。
慣れが必要ですが、メニューから全て設定出来ると認識しておけば目的の機能を見つけやすそうです。
ちなみに、本日時点では従来のメニューアイコンなども表示されていますので、引き続き従来の操作も可能です。
新しく追加された分析メニューの利用が必須というわけではないようです。