Amazon QuickSight サブスクリプション再作成時に削除前のリーダープランが引き継がれるのか確認してみた
いわさです。
Amazon QuickSight はサブスクリプションを作成することで利用することが出来ますが、QuickSight 環境が不要になった場合は削除することが出来ます。
環境を保持する必要のない検証の場合は必要なタイミングで作成・削除を行うことで費用を抑えることも出来ます。
またリーダーセッションキャパシティの料金が発生していた...
先日次の記事を検証した際にリーダーセッションキャパシティを有効化し、その後サブスクリプションを削除しました。
そして削除後から料金が発生しなくなったことを確認しました。
その約 10 日後に別の検証目的で QuickSight サブスクリプションを再作成しました。
検証が終わった後に、QuickSight の料金が高騰していることに気が付きました。
リーダーセッションキャパシティの料金が発生しています。1 日 8 ドル程度です。
ひとつめは前回の検証時です。その際はリーダーセッションキャパシティを有効化しました。
ふたつめは今回 QuickSight サブスクリプションを有効化したタイミングですね。ただ、リーダーセッションキャパシティを有効化した記憶はありません。
削除時の設定が引き継がれていた
確認してみると、次のようにリーダーセッションキャパシティが自動で有効化されていました。
こ、これは...
思い返してみると、前回リーダーセッションキャパシティを有効化した後にそのまま QuickSight サブスクリプションの終了をしていました。
もしかして新しくサブスクリプションを作成すると引き継がれるのか...?
再作成してみた
リーダーセッションキャパシティが有効な状態でもう一度サブスクリプションを終了して確認してみましょう。
まず、削除します。
再作成します。念の為ホームリージョンとアカウント名は削除前と変えてみました。
改めて価格管理画面から確認してみると、リーダーセッションキャパシティになっていました。
なるほどー。前回のサブスクリプション終了時から購入モードが引き継がれているんですね。
サブスクリプション作成ごとにデフォルト設定があってユーザー価格プランになるのかと思いこんでいました。
プラン切り替えてて再作成してみた
今後も気づかずにリーダーセッションキャパシティになっていると都合が悪そうなので、ユーザー価格プランで再作成したいところです。
出来るのか試してみます。まずはサブスクリプション終了前にユーザー価格プランに切り替えましょう。
リーダープランをセッションキャパシティからユーザー価格に切り替えれるタイミングは翌月初めからとなっており、即時プランを切り替えれるわけではありません。月末までは料金が発生しますね。
逆の切り替えは即日出来るんですけどもね。
この状態でサブスクリプションを削除し、再作成してみましょう。
プランがどうなっているかな。
サブスクリプションの再作成後に再びアクセスしてみると、なんとリーダーセッションキャパシティプランで、かつ翌月からの切り替えが予約されている状態でした。
このあたりは QuickSight サブスクリプション自体ではない何かに紐づいているようですね。AWS アカウントかな。
さいごに
本日は Amazon QuickSight サブスクリプション再作成時に削除前のリーダープランが引き継がれるのか確認してみました。
サブスクリプションを削除してもリーダープランが引き継がれていることを確認しました。
また、サブスクリプションを削除したとしてもリーダープランの即切り替えは出来ないことも確認出来ました。
ユーザー価格プランからリーダーセッションキャパシティプランへの切り替えはすぐに出来るので、再び QuickSight サブスクリプションをいつの日か再作成する場合に備えてリーダーセッションキャパシティを無効化してから QuickSight サブスクリプションを削除したほうが良いかもしれませんね。