[アップデート] Amazon QuickSight のテキストボックスビジュアルでより細かいフォントサイズが設定出来るようになり、文字背景色も設定出来るようになりました
いわさです。
みなさんは Amazon QuickSight のビジュアルで「テキストボックス」というビジュアルを使えることをご存知でしょうか。
テキストボックスビジュアルは少し他のビジュアルとは異色なもので、分析結果を可視化するためのものではなく、分析やダッシュボードを補足するためのものとして使われます。
類似のビジュアルとしてはカスタムビジュアルコンテンツがあります。
テキストボックスビジュアルは一年近く前に登場しました。
データの可視化を行うためのビジュアルではないですが、他の分析ビジュアルでサポートされていない装飾など細かい表現が可能で、可視化ビジュアルの横やあるいは重ねて配置することで活用します。
通常のビジュアルと比較するとかなり柔軟なのですが、昨今のアップデートでタイトルなどの装飾機能も充実してきたことでテキストボックスビジュアルを装飾用途として活用するには優位性があまり無くなっていました。
本日、非常に小さなアップデートではありますがテキストボックスビジュアルのオプションが強化・追加されました。
テキスト装飾ボックスが変更されていた
変更前後を比較してみたところ、具体的には次のように入力文字列の装飾ボックスでフォントサイズがこれまでは小・中・大などの中から選択する形だったのですが、今回のアップデートでフォントサイズを入力出来るようになっていました。
また、従来は文字色のみ変更が可能でしたが、こちらは今回のアップデートで文字背景色も設定出来るようになりました。
変更前
変更後
フォントサイズ変更
フォントサイズは従来のサイズ設定と基本的な使い方は同じです。文字単位でテキスト選択してサイズを設定することが出来ます。
変更点としてはより細かい粒度でサイズが設定出来るようになったという点と、フォントサイズを直接数値で入力出来るようになったという点でしょうか。
ドロップダウンから選択する場合は最小が 10 から、最大が 128 まで設定が可能です。
ただし、直接入力した場合はより小さい(or 大きい)サイズを設定することが出来ました。
直接入力した場合の最小は 6 でした。6 未満のフォントサイズを入力しても 6 が自動で設定されます。
また、同様に直接入力した場合の最大は 400 でした。
背景色設定
背景色も文字色と同じようにテキストを選択して色を選択します。
おなじみのカラーピッカーが表示されます。
次は適当な背景色を部分的に選択した状態です。
ハイライト的に使うことが出来そうなので、こちらは結構活用ケースが多そうです。
なおこちらの背景色ですが、既存のインサイトビジュアルでは既に使うことが出来たようです。知らなかった。
さいごに
本日は Amazon QuickSight のテキストボックスビジュアルでより細かいフォントサイズが設定出来るようになり、文字背景色も設定出来るようになったので実際に確認してみました。
まぁ出来るようになったというだけですが、こういった細かい機能でも QuickSight は頻繁に改良されてるのですが、地味にありがたいです。
フォントサイズは割り切って使ってた人が多かったかもしれないですけど、テキストボックスビジュアルをダッシュボードの説明として使っているのを見たことがあるので、テキストハイライトは結構嬉しいんじゃないかなと思いました。